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更新日:2023年3月23日

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障害者雇用優良企業インタビュー(株式会社横浜リテラ)[No.67]

かながわ障害者雇用優良企業である株式会社横浜リテラの障がい者雇用取り組み事例です。

横浜市戸塚区上矢部1965-4

http://www.yokohamalitera.com/

横浜リテラ 星野社長

星野代表取締役社長に聞きました

今回は、株式会社横浜リテラ星野代表取締役社長にお聞きしました。

障がい者雇用のきっかけについて教えてください

社会貢献活動の一環としてB型就労のハートフルリテラを始めて、その中で養護学校の先生方と交流ができるようになったことがきっかけです。養護学校とのつながりを持てたことが大きかったと思います。そこで新卒の方でも当社の一般就労志望の方もいらっしゃったので、受け入れすることになりました。

障がい者の方は何名いらっしゃいますか?

 今(平成29年6月現在)5名働いています。身体障がいのある方が2名、知的障がいのある方が3名です。

障がい者の方はどのような仕事をなさってますか?

身体障がいのある方はアッセンブリ係に所属して、包装機を動かしています。もう一人の方は生産管理部門で事務の仕事をしています。知的障がいのある方はアッセンブリ係で梱包の仕事ですとか、お菓子の箱詰めの仕事をしています。箱を組んで包装して出荷をするという、かなり手間のかかる仕事かつ品質管理も厳しいレベルの高い仕事になるのですが、そういったこともやっていただいています。

障がい者の方の職場での様子はいかかがですか?

 職場とのマッチングが良かったためか、安定して働いています。特にアッセンブリ係はパートタイマーの方が多くて、皆さん親切にしてくれています。皆さん母親でもありますから、我が子を見るような気持ちなのだと思います。また家庭的な社風も良い影響を与えていると考えています。

-安定して働くことができるポイントは?

 それぞれ適材適所に配置しているから、長く継続もするのだと思います。そして当社の場合、製造メーカーなので、いろいろな仕事があることも働く上で大切です。事務能力のある方は事務をやっていただく、機械を動かすことが好きな人は、機械をやっていただいく、細かい作業が得意な方はアッセンブリ係で箱詰めをしていただくなどです。そのように適材適所に配置することが生き生きと働く秘訣だと思います。

-いろいろな仕事があるのは、障がい者の雇用にとってとてもいいのですね

そこはこれまで障がい者の方を雇ってきた中で気が付いたことでもあります。

元々の御社の障がい者雇用に対するお考えがとてもいい影響を与えているように思います

私たちが障がい者に対する認識をどうするかが大切だと思います。例えばコミュニケーションは苦手でも、黙々と作業することは一生懸命できますという方もいます。その方たちにあったやり方であり、場所を見つけてあげるのが一番です。その中で当社にはいろいろなセクションがありますから、それぞれの方を適材適所に配置しています。それは当社の社員誰もが同じですが。

-障がいの有無にかかわらず、自分の力が発揮できる所にということですね 

なかなか自分に合ったところはないとは思います。しかし、やはり職場に入って違和感なく仕事ができ、無理なく継続できるのが一番いいのではないかと思っています。そのために新卒の採用と教育にも一生懸命取り組んでます。現在、教育は経営のメインテーマになってきました。採用も通年で活動していて、いい人材を確保するようにしています。

-その中で障がいがある方でもいい人材がいれば積極的に採用するという方針でしょうか?

 そうです。年々、お客様からの品質要求が高まる中でその要求水準に応えるために、人の強化と最新鋭の設備への投資を同時にやっています。また幸いお取引先や行政、銀行にも御理解いただいて設備投資もできている状況です。

人の力の強化をする中で、障がい者も含めた社員の力をどう引き出す取り組みをなさってますか?

まずはモチベーションの喚起、これに尽きると思います。各社員がいかにモチベーションを高いまま維持できているかということです。明るく楽しい職場づくりがそれには欠かせないと思っています。各管理職には再三、部下のモチベーション喚起が管理職の一番の仕事ですよとお願いしています。それは障がい者の方が働く職場も全く同じです。

最後にこれから障がい者雇用を考えている会社にメッセージをお願いします

まず何より会社は社会の公器だという意識が必要だと思います。使命感といったら大げさですが、やれることをやる、適材適所を心がけることです。そしてそれがお客様や地域の金融機関など、当社にかかわる人たちの信頼につながっていると思います。

訪問を終えて

星野社長の障がい者の社員の方を含めた人に対する熱意がとても印象的でした。適材適所を心がければ、

障がい者雇用のフィールドはより広がっていくと感じました。

(平成29年6月22日取材)

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