ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教養・文化施設 > 芸術文化施設 > 県立青少年センター 文化事業のご案内 > 伝統芸能(かながわ伝統芸能祭) > 令和7年度(2025年度)神奈川県歌舞伎鑑賞教室
更新日:2025年5月13日
ここから本文です。
令和7年度(2025年度)神奈川県歌舞伎鑑賞教室のご案内
土屋主税(中村扇雀)
400年以上の歴史を持つ歌舞伎の魅力を、より多くの方々に気軽に楽しんでいただけるよう、人気の演目を充実した俳優陣でご覧いただきます。歌舞伎俳優がみどころなどを分かりやすく解説する「歌舞伎のみかた」もご好評をいただいております。歌舞伎の歴史や演技の様式などについて小冊子にまとめた鑑賞の手引きやプログラムの無料配布、竹本の詞章の字幕表示もあり、歌舞伎を初めてご覧になる方にも最適な公演です。
令和7年(2025年)
6月25日(水曜日)、26日(木曜日)
両日とも 午前11時/午後2時30分開演(計4回公演)
※受付は開演の60分前、開場は30分前の予定です。
解説 歌舞伎のみかた
解説 |
市川 青 虎 |
渡辺霞亭=作
玩辞楼十二曲の内
土屋主税 一幕二場
(つちやちから)
国立劇場美術係=美術
第一場 向島晋其角寓居の場
第二場 土屋邸奥座敷の場
【主な配役】
土屋主税 | 中村 扇 雀 |
侍女お園 | 坂東 新 悟 |
落合其月 |
市川 青 虎 |
晋其角 | 嵐 橘三郎 |
大高源吾 | 中村 錦之助 |
ほ か |
制作=国立劇場
【あらすじ】
赤穂の大名・浅野内匠頭は、江戸城内で儀式の指導役だった吉良上野介に斬りつけたため、幕府の命令で切腹となり、浅野家は断絶します。残された赤穂浅野家の浪士たちは、家老・大石内蔵助に率いられ、苦労の末に主君の仇・上野介を討ち取りました。江戸の世を揺るがしたこの「赤穂事件」は、『仮名手本忠臣蔵』をはじめとする数多くの作品に描かれ、日本人の心を魅了し続けてきました。今回上演する『土屋主税』は赤穂浪士や周辺の人物にまつわるエピソードを描いた〈忠臣蔵外伝〉の一つです。 この物語は、赤穂浪士の一人、大高源吾が俳諧師・晋其角の家に別れの挨拶に来るところから始まります。別の大名家に仕官することになったと語る源吾に、来合わせた武士・落合其月は、主君の仇を討たないことを罵ります。別れに際し、其角が源吾に「年の瀬や水の流れも人の身も」という句を贈ると、源吾は「明日待たるるその宝船」と下の句を付けて去ります。 その夜、吉良家の隣に住む旗本(将軍直属の家臣)土屋主税は、浪士の一人を兄に持つ侍女お園に、浪士たちの仇討ちを待ち望む心境を語っていました。そこへ其角が訪れ、源吾の一件を語ると、主税は源吾の句に隠された真意を見抜きます。仇討ちをしない兄たちを恥じて自害しようとするお園を主税が止めたその時、吉良邸から刀の音が響いてきます。自らが察した通りだったと歓喜する主税。「明日待たるる…」の句に込められていた源吾の思いとは……。
【みどころ】
主税は身分の高い武士らしい悠然とした中に剛毅な様子を見せます。源吾たちが本望を遂げたと知った時には嬉しさをほとばしらせ、その思いが舞台一杯に広がります。また、源吾が本望を遂げた浪士一同の潔い覚悟を物語るくだりには、歌舞伎ならではの力強い台詞の魅力が溢れています。 中村扇雀の主税、中村錦之助の源吾など魅力ある顔ぶれで、熱い思いがたぎる名作をお楽しみください。また、『土屋主税』の前には市川青虎による『解説 歌舞伎のみかた』で皆様をお芝居の世界へご案内します。
※学校等の団体を先行してお受けしています。ご了承ください。
※未就学児入場不可
※障がい者割引は設けておりませんが、車椅子用スペースがございます。詳細は県立青少年センターホール運営課までお問い合わせください。
※神奈川県民ホールは休館中です。
当日受付窓口での発券はできませんので、必ず事前にチケットかながわ窓口もしくはお近くのセブンイレブンで発券を済ませてからご来場ください。
団体申込用紙をお送りしますので、5月20日(火曜)までに県立青少年センターホール運営課までお電話ください。
〈申込用紙提出締切〉2025年5月31日(土曜)必着
※席数に限りがあるため、定員になり次第締め切る場合がございます。←6月26日(木曜)11時の回の団体受付は停止しております。ご了承ください。
※日時を分けて合計10名以上の申込みも可能です。
電話:045-263-4475(午前9時から午後5時まで)
【同時解説イヤホンガイドとは】
音声の「同時解説」で舞台の進行に合わせて、あらすじ・配役・衣裳・道具・お芝居の独特な約束事などをタイミングよく、楽しくご説明いたします。
イヤホンガイドは当日ロビーで貸出を行います。
当日専用レンタル商品です。
終演後はお忘れのないようご返却をお願いいたします。
・受信器単品 1台 500円(税込)
※神奈川歌舞伎鑑賞教室では、英語のイヤホンガイドの実施はありません。
独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)
かながわ伝統芸能祭実行委員会(神奈川県)
このページの所管所属は文化スポーツ観光局 文化課です。