初期公開日:2025年11月20日更新日:2025年11月20日
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5事業者で取組む「水道システム再構築」の概要について紹介します。
5事業者は、人口減少に伴う水需要の減少や水道施設の老朽化、自然災害や水質事故への対応、脱炭素化などの共通の課題に直面しており、将来にわたり水道を持続していくためには、5事業者の更なる連携を図っていく必要があります。

5事業者が取り組む「水道システム再構築」は、「効率化」、「強靭化」、「脱炭素化」を目指して、水道施設の更なる機能強化を図り、給水の安定性確保と持続可能な事業運営に努めるもので、「水道施設の再構築」、「上流取水の優先的利用」、「取水・浄水の一体的運用」を取組の方向性として定め、各々の取組に目標を設定しています。
5事業者の「水道システム再構築」の目標(令和5年1月)

水需要に見合った水道施設となるよう適切な規模に浄水場を統廃合し、加えて、送水管路ネットワークを整備し、水道施設の強靭化を図っていきます。
なお、施設整備の工程は、水道事業者の3浄水場の廃止時期と、それに伴う企業団の3浄水場の増強時期、送水管路等の整備によるバックアップ機能の発揮時期を踏まえ、令和9年度から事業着手し、令和37年度に完了予定としています。

※画像をクリックすると、各水道事業者の浄水場紹介ページが開きます。
※画像をクリックすると、企業団の浄水場紹介ページが開きます。
取水位置を下流から中流や上流に移転することで、高低差を利用してポンプ設備などの電力消費を抑え、効率化を図っていきます。

取水から浄水までの運用面においても、相互に水を融通するなど連携を強化し、大規模工事や水質事故等が発生した場合にも、安定的に水道水を供給する仕組みを構築していきます。
5事業者は、浄水場の統廃合などに取組む「水道システムの再構築」を着実に推し進めるため、覚書を締結するとともに、令和5年5月の中間とりまとめ(「5事業者の『施設整備の概要』」(PDF:3,419KB))を経て、必要な施設整備の内容や費用などを明確にした「5事業者の『施設整備計画』」を策定しました。

このページの所管所属は企業局 水道部計画課です。