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更新日:2022年12月23日

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令和3年度における県内の高齢者虐待の状況について

2022年12月23日
記者発表資料

高齢者虐待防止法に基づき、県内市町村における令和3年度の高齢者虐待状況を取りまとめましたので公表します。

1 養介護施設従事者等による高齢者虐待(詳細は別紙1のとおり)

【通報件数等】
 市町村への相談通報件数は201件、そのうち虐待の事実が認められた件数は66件でした。

【虐待内容別高齢者数】(1人が複数の虐待を受けた場合があるため延べ人数)
 身体的虐待が62人と最も多く、次いで心理的虐待が53人、介護等の放棄(ネグレクト)48人、性的虐待が7人、経済的虐待が3人の順でした。

【虐待を受けた高齢者の人数】
 120人のうち、女性が76人、男性44人でした。

【対応】
 これらの虐待案件に対し、市町村では、調査を実施して事実の確認を行い、施設等に対して改善計画の提出を求め、指導を行いました。

 

2 家族等の養護者による高齢者虐待(詳細は別紙2のとおり)

通報件数等】
 市町村への相談通報件数は2,596件、そのうち虐待の事実が認められた件数は813件でした。

【虐待内容別高齢者数】(1人が複数の虐待を受けた場合があるため延べ人数)
 身体的虐待が539人と最も多く、次いで心理的虐待が340人、介護等の放棄(ネグレクト)が206人、経済的虐待が115人、性的虐待が2人の順でした。

【虐待を受けた高齢者の人数】
 840人のうち、女性623人、男性217人でした。

【虐待者の続柄】
 息子が370人と最も多く、次いで夫と娘がそれぞれ184人で同数の順でした。

【対応】
 これらの虐待案件に対し、市町村では、高齢者を虐待者から分離して施設に保護したり、介護保険サービス等の利用などにより、高齢者及び養護者の支援を行いました。

 

3 県の取組

【施設従事者等による虐待防止の取組】
 ・「施設職員のための高齢者虐待防止の手引き」を活用した研修プログラムの作成と周知
 ・介護職員や看護師等の施設従事者に対する研修の実施
 ・施設の運営や体制等に問題がある場合は、介護保険法に基づく指導・監査の実施
 ・「高齢者施設における虐待防止に係る一斉点検」の実施
【市町村支援】
 ・市町村職員等に対する研修の実施、相談・助言及び「高齢者虐待防止マニュアル」の作成と周知
【県民に対する広報普及】
 ・高齢者虐待に関するリーフレットの作成と周知及び「認知症サポーター養成講座」の実施

【家族等の養護者支援の取組】

 ・電話とLINEによるケアラー相談窓口の設置
 ・ケアラー支援専門員の設置による支援機関同士のネットワーク作り、研修等

(注記)本日、厚生労働省から、全国の状況について公表されますので、これに合わせて、神奈川県内の状況を公表するものです。

 参考:関係法令(別紙3のとおり)

 

ともに生きる

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福祉子どもみらい局福祉部高齢福祉課ともに生きる

課長 垣中
電話045-210-4830

高齢福祉グループ 笠原
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