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更新日:2023年12月18日

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雇用事例:障がい種別 知的障がい         社会福祉法人絆会 特別養護老人ホームリアメゾン戸塚

障がい者雇用の事例を紹介しています。

企業紹介

住所:横浜市戸塚区原宿5-46-1
事業内容:介護老人福祉施設・短期入所生活介護
常用雇用労働者数※:68人(令和5年6月1日時点)

※常用雇用労働者数とは、1週間の所定労働時間が30時間以上の方の数と1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の方の数を0.5倍した数を合算した数をいいます。(いずれも1年を超えて雇用される見込みがあることまたは1年を超えて雇用されていることが必要です。)

 

企業への質問

Q1 求人はどのようにされましたか。また、採用する決め手はどのようなことでしたか。

A1 ハローワークの一般求人で介護職員を募集しました。採用要件としては、一般の方と同様に介護職員の「初任者研修」を終えられていれば可としました。いろいろな障がいの方がいらっしゃると思いますが、当施設は対人援助業務なので、面接させていただいてサービス利用者にとって無理のない方で、人柄が良ければ採用しています。

Q2 障がいのある方の担当業務・業務分担上の配慮について。

A2 食事・排泄・入浴などサービス利用者への直接介護を担当されています。介護職員として10年以上のキヤリアを持ち、一般職員と変わらずに働け、しっかりとした国家資格をもっていらっしゃるので、一般職員と区別なく通常の業務を担当してもらっています。4交代制の変則勤務ですが、日中は1ユニット3名~4名の職員体制、夜勤は1名でシフトを組んでいます。聴覚障がいのある方とは入職時に話をさせていただき、電話対応が心配とのことでしたので夜勤は外させてもらいました。障がいのあるなしにかかわらず、職員から「不安がある・心配がある」と聞いた内容については配慮しています。

Q3 職場定着のために取り組まれていることはどのようなことでしょうか。

A3 「障がいのある方だから」といって特別意識した配慮はしていません。職員間で最低限の会話をするときはマスクを外してもらって口唇の動きが見えるようにするなど、「職員一人ひとり異なる個性」として捉えて対応しています。また、変則勤務は生活リズムの調整が難しいので、夜勤の後は休日にするなどの配慮は、全ての職員に対して行っています。相談事があればいつでも話せる職場になるよう心がけています。

Q4 職場体験実習の受け入れなどはされましたか。

A4 この2年間で特別支援学校の高等部の体験実習の受け入れをしました。間接的な援助を体験してもらいましたが、せっかく介護の仕事に興味を持たれたのなら、介護の仕事についてしっかり勉強して、資格をとって正規職員として就労されることをお勧めしています。


企業からのメッセージ

全ての職員が長く働き続けられるように

(施設長Aさん)

「全ての職員が長く働き続けてほしい」という思いの一環として、障がいのある方も一人の職員として見て、職場全体が働きやすい・話しやすい職場環境づくりをしていくことが大切だと思います。
また、どういった仕事が適しているかは、障がいのない方と同様に、応募された方一人ひとりの適性の見極めが重要だと思います。

本人からのメッセージ

無理はせず、自分のペースで

(Bさん)

介護職員としてサービス利用者の身体介護をしています。勤務時間はフルタイムで、夜勤を含めた4交代制で勤務しています。介護福祉士の資格を持っており、こちらで働く前から高齢者のデイサービス事業所での就労経験があります。少し人見知りがあったのですが、前職での経験から、サービス利用者のご家族との日常的なコミュニケーションもとれるようになりました。
夜勤が多いので、夜勤に入る前には日勤の職員に業務の変更はないか、サービス利用者の体調等変化がないかなど確認しています。感染症の流行期には職員も罹患し、勤務の調整が難しいことも多くありましたが、サービス利用者から「この施設で働いてくれてありがとう」、「あなたの顔をみることができて嬉しい」などの言葉をいただけるのが嬉しいです。
慢性的な腰痛はありますが、介護の仕事は天職だと思っています。将来的には認知症ケア専門士の資格取得を目標としています。介護は「人対人」の仕事なので、相手の気持ちもありますが自分の気持ちもありますので、時には落ち込むこともあると思います。そんな時は寄り添ってくれる仲間がいれば乗り越えられますので、無理せずに自分のペースで仕事をしていただきたいと、これから就職する方に伝えたいです。

リアメゾン戸塚Bさん

サービス利用者からの言葉が嬉しかった

(Cさん)

友人の紹介で入職し、介護職員としてサービス利用者の身体介護をしています。フルタイムの日勤で勤務し、介護福祉士・訪問介護員2級養成研修課程、手話検定の資格を持っています。子供が好きなので児童関係の仕事を希望していましたが、学校からの勧めで介護老人福祉施設での就労から始めて経験を積み、こちらで働くようになりました。聴覚障がいがあるため、口話ができるよう必要最低限の場面ではマスクを外してもらうように施設長から同僚の職員に伝えていただきました。前職から継続して気をつけていることは、「手洗い・うがいの励行」です。こちらで働き始めて間もないのですが、先輩職員からサービス利用者に紹介していただき、「あなたが来てくれて嬉しい」との言葉をいただいた時に、職員として認められていると感じ、嬉しかったです。

リアメゾン戸塚Cさん

このページの所管所属は 障害者雇用促進センターです。