ホーム > 産業・働く > 労働・雇用 > 雇用・就職支援 > 障害者雇用を進めるためのポータルサイト「ともに歩む」ナビ > ともに歩む(障がい者雇用に向けて) > 雇用事例:障がい種別 知的障がい         株式会社横浜食品サービス

更新日:2023年12月18日

ここから本文です。

雇用事例:障がい種別 知的障がい         株式会社横浜食品サービス

   

企業紹介

住所:横浜市金沢区鳥浜町1-1 南部ぺスカメルカード内
事業内容:水産加工の卸売業全般
常用雇用労働者数※:285人(令和4年6月1日時点)


※ 常用雇用労働者数とは、1週間の所定労働時間が30時間以上の方の数と1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の方の数を0.5倍した数を合算した数をいいます。(いずれも1年を超えて雇用される見込みがあることまたは1年を超えて雇用されていることが必要です。)

 

企業への質問

Q1 障がい者雇用に取り組むようになった「きっかけ」はどのようなことですか。

A1 障がい者の働く場ということを考えたときに、社会貢献として会社で行っていこうと、これまで35年以上、障がい者雇用を行ってきました。

Q2 障がい者の働いている部署、業務内容を教えてください。

A2 南部市場センターのセンター部加工課衛生班というところで、清掃および備品補充業務を担当しています。他に、加工現場での盛込み業務や機械の保守管理を行う業務についている方もいます。

Q3 社内(職場)の理解はどのように得られたのですか。

A3 特別支援学校の実習生や就労継続支援事業所からの受入れも行っているので、居ることが当たり前となり、自然に受け入れる体制ができていると感じます。

Q4 障がい者を雇用した経験から学んだことや良かったことはありますか。

A4 それぞれに得意なことがあり、優れた人材であるということを、障がい者と関わったことから、理解することができました。

Q5 ともに働くために、どのような配慮をされていますか。

A5 初めはひと通りの業務をしていただき、できるものできないもの(苦手なもの)の見極めをしています。小さなグループでの作業なので、苦手なものでもできるように、何度も繰り返し教えています。伝え方を工夫しながら、確実に理解できているかを確認しながら、躓いたら、またわかるところから、教えるということを根気よく繰り返しています。そのような積み重ねで、業務の幅を広げることができています。 

Q6 職場定着のために取り組まれていることはどのようなことでしょうか。

A6 初めは、業務一つひとつ指示をしなければできなかったのですが、自分の行う業務を自分で理解して自ら行うことができるように、見て理解できる日程表を作りました。それぞれが自立して業務を行うことができるように取り組んでいます。今ではそれぞれで確認し、業務を進めることができるようになりました。また、指示をしていない業務でも、やるべきことに自ら気が付き、行い、報告してくれるようにもなりました。

企業からのメッセージ

得るものも多くある

(取締役 南部市場センター長 三浦正樹さん)

初めは、障がいのある方にどんな業務ができるかわからないために、不安があると思います。性格もそれぞれで、色々なタイプの方がいます。とても活躍してくれる方もいます。実際に接してみると、得るものも多くありますので、よい最初の一歩を踏み出してください。

根気よく積み重ねることで活躍できる

(南部市場センター部 加工課 髙井潤一さん)

どの様に伝えれば理解しやすいのか、その業務ができるようになるのか試行錯誤しながら、繰り返し教えてきました。今では、60項目ほどの業務ができるまでになっています。根気よく教えて積み重ねていくと、とても活躍できる方々です。

本人からのメッセージ

少し頑張って続ける

(新山昭子さん)
初めは、嫌だなと思うこともありますが、少し頑張って続けている間に、状況がよくなることもあるし、そのように続けていたら、35年もの間、続けることができました。今では、指導者の方へも色々なことを伝えることができるようになっています。

横浜食品新山さん

「やってみよう」という気持ちでチャレンジ

(小森雄輝さん)

入職時は不安もありましたが、「やってみよう」と思うことで、5年間続けてきました。これからも「やってみよう」という気持ちで、チャレンジしていきたいです。

横浜食品小森さん

このページの所管所属は 障害者雇用促進センターです。