更新日:2022年4月22日

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有機フッ素化合物に関するQ&A

有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について、県民の皆様の疑問にお答えします。 

1 有機フッ素化合物の性質など

質問 有機フッ素化合物とは何ですか
質問 何に使われていたのですか

2 有機フッ素化合物に関する規制など

質問 規制はされていますか
質問 要監視項目・暫定目標値とはどういうものですか
質問 水道水に規制はありますか

3 環境の状況 

質問 どうやって環境を監視しているのですか
質問 どこで検出されていますか
質問 どうして環境中で検出されるのですか
質問 暫定目標値を超えた場合はどうなるのですか
質問 浄化することはできないのですか

4 健康への影響など

質問

有機フッ素化合物を含む水を飲んでも大丈夫ですか

質問

人への健康影響についてどのようなことが知られていますか

5 家庭生活との関わりなど

質問

自宅の消火器にも有機フッ素化合物が使われているのですか

質問

フッ素樹脂加工のフライパンを使っても大丈夫ですか

質問

うちの井戸水は大丈夫ですか

質問

井戸水はどこで分析してもらえますか

6 泡消火薬剤関係

質問

含有泡消火薬剤の在庫はどうするのですか

1 有機フッ素化合物の性質など

質問 有機フッ素化合物とは何ですか
回答 有機フッ素化合物は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS:ピーフォス)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA:ピーフォア)などが知られていますが、これらの物質は環境中で分解されにくく、近年、環境残留性や蓄積性、長期毒性の疑いなどから国際的に製造等が禁止される動きがあります。
質問 何に使われていたのですか
回答

PFOSの主な用途は、半導体工業、金属メッキ、フォトマスク(半導体、液晶ディスプレイ)、写真工業、泡消火剤です。
PFOAの主な用途は、繊維、医療、電子基板、自動車、食品包装紙、石材、フローリング、皮革、防護服です。

2 有機フッ素化合物に関する規制など

質問 規制はされていますか
回答 PFOSは、平成21年の「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」の第4回締約国会議において、附属書B(制限)への追加掲載が決定されました。国内では平成22年に「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の第一種特定化学物質に指定され、製造・輸入が原則禁止されました。
PFOAは、令和元年のPOPs条約の第9回締約国会議において附属書A(廃絶)への追加が決定されました。国内では令和3年10月から化審法の第一種特定化学物質に指定され、製造・輸入が原則禁止されることになっています。
なお、水質汚濁防止法や県生活環境の保全等に関する条例において、排水基準は設定されていません。
質問 要監視項目・暫定目標値とはどういうものですか
回答 人の健康の保護に関する「要監視項目」とは、平成5年1月の中央公害対策審議会答申において「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として設定されたものです。
環境省は令和2年5月27日にPFOS及びPFOAを人の健康の保護に関する「要監視項目」に追加し、暫定的な目標値を50ng/L以下(PFOS及びPFOAの合計値)に設定しました。この目標値は、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値として設定されています。
質問 水道水に規制はありますか
回答 厚生労働省は令和2年4月1日からPFOS等を水質管理目標設定項目に追加し、暫定目標値を50ng/L以下(PFOS及びPFOAの合計値)に設定しました。

3 環境の状況

質問 どうやって環境を監視しているのですか
回答 県、国土交通省及び水質汚濁防止法政令市※では、同法第16条に基づく水質測定計画において、県内河川や地下水等の水質の状況の把握に努めています。

PFOS及びPFOAが要監視項目に追加されたことを受け、令和3年度から水質測定を行っており、令和4年度は河川17地点、海域3地点及び地下水19地点で測定を行う予定です。
また、暫定目標値の超過が認められた地点では、継続調査を行います。
※水質汚濁防止法政令市:横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、厚木市及び大和市

質問 どこで検出されていますか
回答

環境省の全国調査や県の調査において、引地川水系、鳩川水系の河川水等において暫定目標値を超えるPFOS及びPFOAが検出されています。県では、暫定目標値の超過が認められた地点で継続監視を行い、近隣で井戸水を飲用利用する方に対しては、市と連携して注意喚起を行っています。詳しくは次のホームページをご覧ください。

質問 どうして環境中で検出されるのですか
回答 自然環境中では分解しにくいため、過去に使用され環境中に排出されたものが土壌中に残存し、河川水や地下水に溶け出しているものと考えられます。
質問 暫定目標値を超えた場合はどうなるのですか
回答 環境省「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に従い、(1)ばく露防止の取組、(2)継続的な監視調査、及び(3)追加調査という3つの取り組みを地域の実情に応じて実施します。「ばく露」とは、「さらされる」つまり、私たちがその物質にさらされて、飲んだり、吸ったりしてしまうことです。「ばく露防止の取組」としては、例えば、超過井戸の周辺で地下水を利用する方に対し、市と連携して周知や助言をします。「継続的な監視調査」としては、例えば、超過地点における経年的な推移を把握します。「追加調査」としては、例えば、ばく露防止の取組を確実に実施するために汚染範囲把握の調査を行います。
質問 浄化することはできないのですか
回答 水道の原水や事業所の敷地内の地下水について、活性炭等を用いて水からPFOS及びPFOAを除去した例はありますが、広範囲に地下水の浄化を行った例はありません。今後、より効果的な浄化手法の情報収集に努めます。

4 健康への影響など

質問 有機フッ素化合物を含む水を飲んでも大丈夫ですか
回答

水道水に関しては、供給される水道水が水質管理目標値を満たすよう、水道事業者が水源の状況に応じて必要な項目の検査を実施し、水質の安全性を確認しています。

井戸水を飲用している方は、念のため水質を検査し、安全性を確認しましょう。
なお、暫定目標値の50ng/Lという値は、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値です。
したがって、仮に暫定目標値を多少超過している水を飲んだとしても、直ちに健康に影響が出るものではありませんので、通常の利用については、過度に心配する必要はないと考えられます。

質問 人への健康影響についてどのようなことが知られていますか
回答 PFOSについては、ヒトにおける生殖影響や高曝露後の急性毒性等に関するデータはありません。発がん性についても、国際的に主要な評価機関による評価がなされておらず、ヒトの疫学データから発がん性があるとのデータは得られていません。
PFOAについては、ヒトにおいて皮膚に付着すると発赤、痛みを、眼に入るとかすみ眼を、吸入すると咳や咽頭痛を、経口摂取すると腹痛や吐き気、嘔吐を生じるといった症状が報告されています。
なお、国ではPFOS及びPFOAについて、特にWHO等の動向に注意を払いつつ、情報収集を図る必要性があるとしています。

5 家庭生活とのかかわりなど

質問 自宅の消火器にも有機フッ素化合物が使われているのですか。
回答 家庭用として一般的な粉末消火器にはPFOS及びPFOAは使われていません。
その他、過去に製造された中性強化液消火器や機械泡消火器については、PFOS又はPFOAを含有している場合があります。御心配な方は、次のホームページで御確認下さい。
質問 フッ素樹脂コーティングのフライパンを使っても大丈夫ですか
回答

焦げ付きを防ぐため、いわゆるフッ素樹脂コーティングされたフライパンが市販されています。かつては、フッ素樹脂を製造する際の助剤にPFOAが使用されていましたが、日本弗素樹脂工業会によると、主要フッ素樹脂製造者は2015年までに自主的な環境対応を完了しており、現在は使用されていません。また、2015年以前に製造されたフライパンに関しても、PFOAはほとんど製品には残存していないことが明らかになっていますので、心配する必要はないと考えられます。

質問 うちの井戸水は大丈夫ですか
回答

井戸水を飲用する場合は、あらかじめ水質を検査し、安全性を確認しましょう。水質検査の項目には、水道水質基準が定められている51項目に加え、必要によりPFOS及びPFOAなど水質管理目標設定項目も対象にしましょう。

【井戸水の飲用に関する相談先】

〇横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市・藤沢市・茅ヶ崎市(寒川町を含む)に井戸がある場合

:当該市の保健所等
〇その他の市に井戸がある場合:各市役所
〇町(寒川町を除く)又は村に井戸がある場合:県の各保健福祉事務所

質問 井戸水はどこで分析してもらえますか
回答

厚生労働大臣の登録を受けた水質検査機関に依頼してください。

県内に事業所がある水質検査機関は、次のリーフレットにも掲載されています。

6 泡消火薬剤関係

質問 含有泡消火薬剤の在庫はどうするのですか
回答

平成22年4月に化審法により第一種特定化学物質に指定されたことから、PFOSを含む泡消火剤の製造は中止され、同年5月に輸入も禁止されています。しかしながら、PFOSを含む消火器や泡消火設備など既設の機器や設備等の使用につきましては、適切な取り扱いや表示を行うことで引き続き使用が認められています。
なお、全国の消防本部・消防署が保有しているPFOS含有泡消火薬剤については、消防庁通知に基づき、令和4度末までに計画的に廃棄することとされています。

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