更新日:2021年8月20日
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平成28年度の神奈川県内の水質事故発生件数は283件でした。なお、平成26年度は272件、平成27年度は250件でした。
内訳魚死亡 19件(6.7%)
油浮遊 122件(43.1%)
その他(着色・汚濁等) 142件(50.2%)
水系別では、境川水系が42件で最も多く、以下鶴見川水系が39件、相模川水系が28件となりました。
平成28年度の神奈川県内の水質事故283件のうち、事故原因が判明したものは112件で、全体の39.6%となっています。
内訳魚死亡 1件(5.3%)
油浮遊 55件(45.1%)
その他(着色・汚濁等) 56件(39.4%)
※割合はそれぞれの水質事故におけるものです。
原因が判明した112件のうち、工場など事業所によるものが72件(64.3%)と最も多く、工事によるものが14件(12.5%)、不法投棄によるものが1件(0.9%)、交通事故によるものが14件(12.5%)、一般家庭及びその他のものが原因であるものが11件(9.8%)でした。
※原因別の割合は事故原因が判明した水質事故におけるものです。
平成28年度の月別発生件数を見ると、6月が41件で最も多く、4月が最も少なく15件でした。
※横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及びその他県域では、それぞれ水質事故の集計方法が異なるため、合計数が異なる場合があります。
平成28年10月31日には、畜舎の排水処理施設において、畜舎汚泥の引抜を忘れ、畜舎排水が水路に流出したため、魚死亡事故が発生し、コイ10匹、小魚26匹を回収しました。現場付近等の水質分析では、現場付近の河川において、簡易検査ではCODが8mg/L以上、当該畜舎排水ではCODが500mg/L、SSが2,700mg/Lでした。原因事業所において、排水処理施設の稼働に問題ないことを確認し、原因者に対し、改善対策書を提出するよう指導しました。
他には、工事現場からの排水が原因となる事故も発生しています。
平成28年10月7日には、事業所において、軽油の移し替え作業中にその場を離れたことにより、軽油が漏れてもすぐに対処できず、雨水溝、水路を伝って、河川に流出した油流出事故が発生しました。原因者に対し、オイルフェンス等の回収、事故事故報告書の提出を指導しました。
他には、農業用ビニールハウスの加温機と燃料タンクを繋ぐ配管が破損して燃料である重油が河川へ流出した事故や、交通事故により油が河川へ流出した事故が発生しました。
平成28年6月3日には、工事業者が外装仕上げ剤の付着した一斗缶とコテを洗浄し、その洗浄水が側溝を通じ河川へ流出する河川の白濁事故が発生しました。原因者に対し、側溝の清掃、事故報告書を提出を指導しました
他には、工事現場で使用した器具の洗浄水の流出、事業所内に保管していた汚泥が雨水により水路に流出する事故も発生しました。
平成28年度に神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市を除く)で発生した水質事故の発生状況です。なお、横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市で発生した水質事故については、各市のホームページをご覧ください。
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