更新日:2021年8月20日
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平成26年度神奈川県下の水質事故発生状況について掲載しています。
平成26年度の神奈川県内の水質事故発生件数は272件でした。なお、平成25年度は268件、平成24年度は252件でした。
内訳魚死亡 40件(14.7%)
油浮遊 114件(41.9%)
その他(着色・汚濁等) 118件(43.4%)
水系別では、境川水系が52件で最も多く、以下鶴見川水系が38件、相模川水系が23件となりました。
平成26年度の神奈川県内の水質事故272件のうち、事故原因が判明したものは114件で、全体の41.9%となっています。
内訳魚死亡 7件(17.5%)
油浮遊 48件(42.1%)
その他(着色・汚濁等) 59件(50.0%)
※割合はそれぞれの水質事故におけるものです。
油浮遊事故及びその他(着色・汚濁等)事故については、原因判明率が4割から5割程度であったのに対し、魚死亡事故の判明率は17.5%となりました。
原因が判明した114件のうち、工場など事業所からの油や汚水などの流出によるものが50件(43.9%)と最も多く、工事によるものが27件(23.7%)、不法投棄によるものが4件(3.5%)交通事故によるものが9件(7.9%)、一般家庭及びその他のものが原因であるものが18件(15.8%)、自然現象によるものが6件(5.3%)でした。
※原因別の割合は事故原因が判明した水質事故におけるものです。
平成26年度の月別発生件数を見ると、10月が33件で最も多く、12月及び1月が最も少なく16件でした。
※横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及びその他県域では、それぞれ水質事故の集計方法が異なるため、合計数が異なる場合があります。
平成26年8月1日、工事業者が新築工事で使用した外装仕上げ剤のバケツと刷毛を洗浄し、その水を側溝に流したため、鎌倉市の滑川に白濁水が流入しました。原因者に対して、再発防止等の指導を行いました。
また平成26年度には、4月16日に工事業者によるアルカリ排水の流出で河川が白濁するなど、工事現場からの白濁水の流出事例が年間数件発生しています。
平成26年9月8日、東名高速山北バス停付近でトラックが横転する事故が発生し、軽油最大200L、エンジンオイル最大20Lが流出しました。高速道路会社、神奈川県及び山北町がオイルマット等を設置し、油の回収措置を行いました。また、飯泉取水管理事務所は活性炭注入の措置を行いました。
平成27年3月25日、伊勢原市の矢羽根排水路にてコイを含む魚数十匹が死亡しました。現場上流に位置する解体工事現場から、強アルカリの排水が排出されていることが判明しました。その後、原因者に対し再発防止を指導しました。
また、平成26年12月13日には寒川町の一之宮第二排水路においてフナ等の小魚が数百匹とナマズ数匹が死亡する事故や、9月19日に平塚でコイ・フナが大量に死亡する(回収量80kg)といった事故が発生している。
平成26年度に神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市を除く)で発生した水質事故の発生状況です。なお、横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市で発生した水質事故については、各市のホームページをご覧ください。
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