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更新日:2024年7月16日
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かながわ県のうつ病対策
過度なストレスなどが原因で、脳のはたらきが低下し、日常生活に支障をきたす状態が「うつ病」です。うつ病は、特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があり、特に40~50代に多く見られます。
うつ病などの精神疾患や心の不調に悩む人を支える「心のサポーター」を養成する「心のサポーター養成研修」を実施します。神奈川県電子申請システムにて、受講申込みを受け付ていますので、ぜひご参加ください。詳しくは次のページを御覧ください。
県では、メンタルヘルス(こころの健康)に対する関心を高め、偏見をなくし、正しい知識と理解を深めるため、12月22日(金曜日)から12月25日(月曜日)まで、神奈川県庁本庁舎をシルバーリボン運動のシンボルカラーにライトアップしました。詳しくは、次のページを御覧ください。
メンタルヘルスについて考えましょう!(PDF:609KB)(別ウィンドウで開きます)
脳や心に起因する疾患(障がい)及びメンタルヘルスへの理解促進を目的としたシルバーリボン運動があります。県では、神奈川県庁本庁舎をシルバーリボン運動のシンボルカラーにライトアップしました。詳しくは次のページを御覧ください。
「世界メンタルヘルスデー」に合わせて県庁本庁舎をシルバーにライトアップします!(PDF:998KB)(別ウィンドウで開きます)
神奈川県では、公益社団法人神奈川県薬剤師会及び武田薬品工業株式会社と協調し、薬局を通じたうつ病啓発活動を実施します。詳しくは次のページをご覧ください。
薬局を通じたうつ病啓発活動を実施します!(PDF:611KB)
協力薬局リスト(令和6年4月1日現在)(PDF:818KB)(公開の同意を得た薬局のみ掲載しております)
過労、育児、介護、パワハラ、セクハラ、借金、病気などが原因となり、ストレスが溜まっていきます。ストレスが溜まっているサイン、あなたはいくつ当てはまりますか?
生活上の大きな変化、時には喜ばしい出来事であっても、本人にはストレスとなることがあります。心身ともに症状が現れる病気です。
次のような症状が1日中、ほとんど毎日、2週間以上にわたり、悩まされ、日常生活に支障をきたします。
ワンポイント!
コロナ禍のいま、自粛による不調やストレスを解消しましょう
お風呂にゆっくり浸かる、など入浴やアロマなどでリラックスするのもおすすめです。
心と身体がリラックス状態になると癒され疲れをとることができます。
緊張を解きほぐす時間を持つことも大切です。
ワンポイント!
適度な運動はストレス解消だけでなく、「コロナ太り」防止や免疫力アップにも有効です
外出する機会が減るとこころの不調の原因にもなりますが、運動することでストレス解消だけでなく、物事を前向きに捉えやすくもなります。
「三密」に注意しながらウォーキングをしたり、ストレッチなどの屋内運動を習慣にするのもおすすめです。
ワンポイント!
不調や疲労を感じたときは、早めに休息をとり、ひとりで抱え込まずに、身近な人や適切な相談先に相談しましょう
誰にも会えず、ひとりでいる時間が長くなると、ストレスが溜まりやすくなっているかもしれません。
まずは近所の人へのあいさつや、電話・ビデオ通話などでお友達や遠方の家族とコミュニケーションをとるのもおすすめです。
人に話すだけで気持ちが楽になることもあります。
ワンポイント!
気晴らしに好きな音楽や芸術にふれたり、三密を避けて外出するのもおすすめです
テレワークや外出自粛で家にいる時間が多くなりますが、そのような中でも、プライベートな時間を持つことはストレス解消に効果的です。
自分が楽しいと思える工夫をしてみましょう。
㊟これは避けたい!ストレス解消法
ストレスを解消するために、お酒やタバコが増えたり、オンラインゲームに没頭する時間が延びていたら危険です。依存症という脳の病気を引き起こし、社会生活に支障をきたすようになります。「自分は大丈夫」と思わず、適切な量や時間を守って楽しみましょう。
更年期うつ病 |
ホルモンバランスが乱れる頃にストレスが加わると、うつ病を引き起こしやすくなります。 |
老年期うつ病 | 65歳以上の人がかかるうつ病です。「認知症」と症状が重なる部分が多いですが、治療法は異なります。 |
仮面うつ病 | 他の身体的な症状によって、うつ病の症状が見えにくくなった状態です。内科的治療をしても改善しにくい場合は、仮面うつ病の可能性があります。 |
季節性うつ病 | 冬場に元気がなくなり、甘いものばかり食べてしまう場合は、冬季うつ病からもしれません。 |
非定型うつ病 | 20~30代の若者に多く見られます。1日中眠い日があることや過食、手足に鉛がついてるように重く感じるなどの症状が強く出ますが、好きなことをしていると元気が出るため、誤解されることが多くあります。 |
うつ病の治療は、「十分な休養」、「薬物療法」、「精神療法」、「環境調整」が基本です。
うつ病の性質を理解して、早い時期に治療することが大切です。
まず、こころとからだをゆっくり休めて、十分にエネルギーをためることが大切な治療です。
うつ病は病気であって、怠けではありません。積極的な休養を取り、治療に専念できるよう、会社を休む、家事を誰かに手伝ってもらうなどの工夫が必要です。
うつ病治療の最も重要な柱です。「精神科にかかりたくない」、「薬に頼りたくない」と思う人もいるかもしれませんが、薬を適切に使用すれば、高い効果を上げることができます。
主治医とよく話し合い、療養のしかたについてアドバイスをもらったり、悩みを話したりします。
生活のことや現在抱えている悩み、考えなどを医師に話し、気持ちを楽に持てるようにしていきましょう。
家庭や職場の理解を得て、本人が安心して休めるようにするなど、環境への働きかけも大切です。
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このページの所管所属は健康医療局 保健医療部がん・疾病対策課です。