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更新日:2025年11月5日

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神奈川県は、犯罪や非行から立ち直ろうとする人を支援します

 

神奈川県は、犯罪や非行から立ち直ろうとする人を支援します

罪を犯した人であっても、その罪ときちんと向き合い、刑務所等で更生のための矯正教育を受け、社会復帰のために努力して再出発した人は、私たちと同じ社会の一員です。しかし、刑を終えて出所した人等やその家族に対する偏見や差別は根強く、就労や住居の確保が困難であるなど、社会復帰が極めて厳しい状況にあります。刑を終えて出所した人等の社会復帰のためには、自らの努力を促すだけでなく、社会において孤立しないよう、周囲の人々の理解と協力が必要です。

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支援の必要性について

犯罪や非行の背景には、虐待の被害者や貧困といった生育環境の問題や、障がいの特性による問題解決方法の不適切さ、認知のゆがみ等の影響があることが少なくありません。こうした問題を抱えて社会から孤立し、罪を犯してしまった人に対しては、刑罰を受けて終わりにするのではなく、必要な支援を通じて社会とのつながりを回復し、健全な社会生活を送れるようにすることが大切です。例えば、生活困窮や病気、障害などについて早期に必要な治療や支援を受けられれば、再び罪を犯す可能性を少なくすることができると考えられます。

罪を犯した人を支援することは、新たな被害者と加害者を生まないことにつながり、ひいては安全・安心な地域社会の実現につながります。

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神奈川県再犯防止推進計画

県では、「罪を犯した人が立ち直り、地域社会の一員として、ともに生き、支えあうことができる社会づくり」を基本目標として、平成31年3月に「神奈川県再犯防止推進計画」を策定しました。

令和6年4年に計画を改定し、次の6項目について施策を推進・展開しています。

(1)就労・住居の確保

(2)保健医療・福祉サービスの利用の促進kaigi

(3)非行の防止等

(4)犯罪をした者等の特性及び個々の課題に応じた効果的な支援

(5)民間協力者の活動の促進等

(6)市町村への支援とネットワークの構築

神奈川県再犯防止推進計画について

神奈川県再犯防止推進会議の概要

更生保護

犯罪や非行をした人を社会の中で適切に処遇し、地域社会の理解・協力を得て、自立に向けて働きかけることにより、安全安心な地域社会を作ることを、「更生保護」といいます。

更生保護を支える組織・団体(順不同)

横浜保護観察所

 専門的知識に基づいて指導や支援を行い、立ち直ろうとする人たちを支えています。

神奈川県地域生活定着支援センター

 福祉の支援が必要な刑務所等の矯正施設退所予定者が、退所後、円滑に福祉サービスを受けられるよう、地域における社会生活への移行、自立促進を図るための支援を保護観察所等と協働で進めています。

認定NPO法人神奈川県就労支援事業者機構

 刑務所出所者等を雇用する企業に対して、支援等を行っています。

かながわ更生保護ネットワークhellowork

 更生保護の活動を担う機関や団体が、地域の様々な方々と連携・協力しながら、

地域社会の一員として立ち直ろうとする人たちを見守り、支援しています。

神奈川県内の更生保護施設

 川崎自立会(川崎市川崎区浅田1丁目4-2)

 まこと寮(横浜市港南区日野中央1-3-32)

 報徳更生寮(小田原市扇町1丁目6-25)

 横浜力行舎(横浜市磯子区丸山1丁目19番20号)

 「更生保護施設」とは、刑務所や少年院を出所した人などで、住居がない、頼る人がいないなど自立が困難な人々に対し、一定期間、宿泊や食事を提供し、社会復帰に向けた就労支援や生活指導を行う民間の施設です。

更生保護を支えるボランティア(順不同)

神奈川県保護司会連合会(保護司)group

 保護司は、保護観察官と共に立ち直りを支える民間ボランティアです。保護司の活動についてはこちら(※現在準備中です)

神奈川県更生保護協会

神奈川県更生保護女性連盟

神奈川県BBS連盟


このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。