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更新日:2024年1月31日
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未病を考える高校生プロジェクト
プロジェクトの内容
「女性の未病について考えるアイデアワークショップ」を開催しています。
このワークショップでは、女性の未病について正しい知識を学び、世の中にどのような商品やサービスがあれば良いかを参加者同士グループを組んで考えます。
実施主体 神奈川県・花王株式会社
2021年12月9日 成果報告会の結果を更新しました New!
2021年10月29日 ホームぺージを更新しました
2021年8月19日 ホームぺージを更新しました
2021年7月9日 ホームページを更新しました
6月19日(土曜日)22名の参加者を迎え、アイデアワークショップを開催しました!
第1回は県立保健福祉大学(横須賀キャンパス)を会場にして、中村丁次学長より栄養学の視点で「10代からの栄養管理」についてお話しいただきました。
産婦人科医の吉田穂波教授からは、女性ホルモンとライフサイクルの変化をまじえ、女性の未病についてお話しいただき、高校生のみなさんが考える未病や身体の困りごとにまつわる課題について話し合いました。
6月26日(土曜日)第2回は参加者全員がZoomで参加しオンラインで開催しました。
最初に、花王(株)石田佳子ブランドマネジャーから生理用品の歴史、自分の身体へ意識を持つこと、セルフケアの大切さについてお話しいただきました。
次に、フェルマータ(株)中村寛子さんからは国内外の生物学的女性の身体に関する課題や、ご自身が起業した時のきっかけとなるエピソードをお話しいただきました。
7月17日(土曜日)第3回は横浜市内の会議室で開催しました。
これまでの2回のワークショップで女性の未病について学んだ参加者のみなさんですが、今回のワークショップで実際に取り組みたい未病に関する課題が段々はっきりしてきました。
そこで、みなさんの取り組みたい課題を基に4つのチームが編成されました!!
「生活習慣・栄養」の分野に取り組むチームが1つ、「生理」の分野に取り組むチームが3つです。
早速チーム名を決めて、それぞれのチームで「解決を目指す具体的な課題」を何にするか真剣に話し合いました。
8月2日(月曜日)第4回をオンラインで開催しました。
画面越しのチーム会議になったことで、顔を合わせて話すのとは異なり、話し合いが難しい場面もありましたが、さすがデジタルネイティブ世代!
情報収集や共有方法も工夫しながら、チームで選択した課題について、「あったらいいな」と思う「解決するためのアイデア」をたくさん考えました。
8月5日(木曜日)第5回をオンラインで開催しました。
前回に引き続きチームで話し合い、第4回で考えたアイデアが社会に存在していないか、存在していた場合、差別化できるかなどを考え、アイデアを絞り込んでいきました。
そして、大人顔負けの視点でそのアイデアが「どのような人の役に立つのか」「いつ」「どこで」利用され、人々の生活はどのように変わるのかなどを話し合い、「解決するためのアイデア」を具体化させていきました!
今後夏休み期間中にチームで話し合い、どんなワクワク・キラキラした未来を創るアイデアになるのか楽しみです。
9月18日(土曜日)第6回をオンラインで開催しました。
久しぶりの開催だったこともあり、まず、各チームから、それぞれが選択した課題とそれに対してどのように話し合いを進めているのか、状況報告が行われました。
自分たちが考える課題が他の高校生のニーズと一致しているかアンケートを用いて確認しようとするチームや自分たちの考えを企画書にまとめ、企業からアドバイスをもらえたチームもありました!お互いに進捗状況を聞くことで、刺激を受けた様子でした。
自分たちで、アイデアを形にする事に苦労している様子もありますが、皆さん一生懸命に調査や考察をして最終報告会に向けた資料を作成しています。
10月9日(土曜日)第7回を横浜市内の会議室で開催しました。
最初に、各チームが作成してきた提案資料をプロジェクターに投影し、プレ発表する時間を設けました。事務局を前にして本番さながらの雰囲気の中、各チームそれぞれで考えてきたアイデアを自分たちの言葉で提案してくれました。
その後、最終成果報告会に向けて各チームで話し合いを進め、「生理」の分野を課題に選んだチームの皆さんは、生理用ナプキンなどのフェムテック商品の実物を見ながら、フェルマータ(株)中村寛子さんに使い方やメリット・デメリットなどを積極的に質問をしていました。また、課題解決に向けたアイデアを出しながら同じ高校生にとって生理期間中を快適に過ごすためにどのような情報が役に立つのか活発に意見交換をするチーム、紙粘土を持ち込み試作品づくりを進めるチームなど、それぞれアイデアの具現化に向けて議論が進みました!
いよいよ次回が成果報告会です。
11月24日(水曜日)成果報告会を県庁の大会議場で開催しました。各チームから成果報告を行い、その後、黒岩知事及び花王(株)小泉篤執行役員らから表彰状が授与されました。表彰結果は、次のとおりです。
ぶどうチームは、「忙しいと食事の間隔が開き、体調不良など生活の質が下がってしまう」ことを課題にあげ、栄養補給を気軽にできる若い女性・学生に向けた栄養補助食品の開発をめざし、企業にプレゼンを行い、パッケージデザインや試作品を作成しました。
パッケージデザイン・試作品 | レシピ | |
ゴレンジャーチームは、「高校生が生理や健康について関心・興味が低い」ことを課題にあげ、未病改善を自分ごと化してもらうきっかけづくりのため、高校生に身近な疑問について対話形式の動画を自分たちで作成しました。
下の画像をクリックすると動画が再生されます。(YouTubeへ移動します)
生理をはじめとした健康管理編 | 生理の授業編 | 生理用品のあれこれ編 |
Verdeチームは、「生理に対する理解が浅い」ことを課題にあげ、生理をタブー視せず、10代の男女に理解を深めるために、生理中の過ごし方や生理前後の身体の状態などを紹介するミニブックを作成しました。
ポスター | ミニブック内容の例 |
レンジャーチームは、「自分に合った生理用品がわからない」ことを課題にあげ、どんな種類の生理用品があるのか、どういう場面で使うと良いのかを同世代に伝えるため、生理用品の標本や使用場面のチャート表を作成しました。
生理用品標本 |
ネットで見られる |
<未病とは>
健康と病気を2つの明確に分けられる概念として捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、このすべての変化の過程を表す概念です。https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/me-byokaizen/index.html?pk_campaign=top&pk_kwd=mebyo
※女性の未病について、詳しくは下記をご覧ください。
かながわ女性の健康サイト「未病女子Navi」https://joshi.me-byo.com/
活動内容
女性の未病に関する講義
女性の未病の課題やアイデアを考えるグループワーク・フィールドワーク
事業化(商品やサービスの開発)に向けたグループワーク・フィールドワーク
最終報告会(神奈川県知事へのプレゼンテーションと表彰状授与)
活動日時
2021年 6月19日(土曜日)、6月26日(土曜日)、7月17日(土曜日)、8月2日(月曜日)、8月5日(木曜日)、9月18日(土曜日)、10月9日(土曜日)、11月下旬(予定)、いずれも10時00分~12時30分※時間は変更する可能性があります。
開催場所
県立保健福祉大学(横須賀キャンパス)/神奈川県内の会議室(関内駅や横浜駅周辺)/神奈川県庁/花王の工場・研究所等/オンラインなど
※社会情勢を鑑みて随時検討いたします。参加者には別途、詳細ご連絡いたします。
※参加者の自宅から会場までの交通費(公共交通機関利用)は支給いたします。
対象者
神奈川県立高等学校または神奈川県立中等教育学校後期課程に在学する生徒
定員
15~20名程度 選考の上、参加者を決定します。
応募条件
1.期間中すべての日程に参加すること。
2.プロジェクトの広報に協力すること。※活動の様子を写真や動画で撮影し、撮影した動画や画像は、メディア(テレビ、新聞、WEB媒体、SNSなど)に使用します。
3.保護者および撮影の同意書を提出すること。
選定方法
選定委員会を設置して選定をおこなう。
注意事項
1.本プロジェクトを通じて創造された制作物やアイデア等の一切の著作権は神奈川県と花王株式会社に帰属します。
2.本プロジェクトで収集された個人情報は本プロジェクト以外の目的で使用いたしません。
本プロジェクトに関するQ&A
Q1学校の許可は必要ですか?
A1学校の許可は不要です。参加が確定したら、県から所属高校にご連絡します。なお、保護者の同意は必要です。
Q2部活などもあるので、全日程参加できるかわかりません。
A2基本的には全日程に参加いただくことが条件となりますが、参加後どうしても調整が難しい日が出てきた場合は都度相談させていただきます。
Q3オンライン開催となった場合、PCやインターネット環境が揃わないと参加できませんか。
A3PCがなくともスマホのみで参加できるようカリキュラムを提供する予定です。ただし、スマホなどの機器やインターネット環境は各ご家庭で用意くださいますようお願いいたします。
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。