更新日:2023年4月11日
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未病産業研究会について
エビデンスの構築のために、エビデンスレベルの高いランダム化比較試験(RCT)などの大規模な研究を始めることは、現実には非常に困難を極めます。そのような中、少数事例からでも研究を行える「少数事例研究デザイン」が注目を集めています。
多くの被験者を集めることが困難な場合や、集団の平均値では消されてしまう個人の変化を測定する場合に有効な、この「少数事例研究デザイン」について、基本的事項、効果判定に用いる手法、その留意点等を、実践に向けてわかりやすくご説明いたします。本講座が皆様のエビデンス構築の一助となれば幸いです。ぜひご視聴ください!
【開催概要】
◯テーマ:少数事例研究デザインの基本的発想とデータ解析
○方 法:Youtube視聴(オンデマンド)での開催
○視聴期間:2021年12月1日(水)~2022年3月31日(木)までYoutube限定公開
○講 師:古川 洋和氏(鳴門教育大学 人間教育専攻 講師)
○対 象:未病産業研究会会員企業
○受講料:無料
○お申込み締切:2022年3月31日(木)23:59
【プログラム】
①イントロダクション&ランダム化比較試験(RCT)と少数事例研究デザインの違い
②少数事例研究デザインとは???
・ABデザイン
・ABABデザイン
・少数事例研究の集団データへの適用
・N-of-1 trial
・グラフ作成の簡便化
③データ分析の方法
・目視分析(視覚的判断)と問題点
・効果量の判定と判断基準(PND、PAND、Tau-U)
④少数事例研究デザインのエビデンスとメタ分析
近年着目されているデザイン思考に代表されるイノベーション教育の多くは「原因と結果」に基づく仮説検証を基本原理としています。一方で、実際にイノベーションを創出した起業家の意思決定は必ずしもこうした明瞭な「原因と結果」の関係性のなかではなく、ときに限られた資源や不明瞭な関係性、あるいは偶発性のなかで意思決定を行っていることが知られています。
今回は、こうしたエフェクチュエ―ション(Effectuation)の知見もとに、従来の「原因と結果」型とは異なる形でデザインされたイノベーション教育のプログラムを未病産業研究会にご参加の皆様向けにご提供いたします。企業によるヘルスケア分野における新規事業の創出プロセスのうち、もっとも初期のフェーズにおいて、現在手元にある限られた資源を活用した事業化可能性を追求しつつ、特に担当者自身の緩やかな動機や野心(aspiration)の明確化、事業化に向けた自己効力感の醸成などを2日間の短期集中型のプログラムで体験していただきます。
【開催概要】
○日 時:2021年9月11日(土)および12日(日)の2日間
・第1回:9月11日(土)10:00~13:00
・第2回:9月12日(日)10:00~13:00
○方 法:オンラインでの開催 ※Zoomおよびホワイトボードアプリを使用予定
○講 師:樋原 伸彦氏(早稲田大学ビジネススクール准教授/早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所長)
○対 象:未病産業研究会会員企業
○参 加:事前申込制
○募集人数:上限50名 ※応募者多数の場合は先着順となります。
○受講料:無料
○共 催:早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所、神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター(CIP)
※詳細はこちら(PDF:443KB)をご覧ください。
【プログラム】
○事前準備
・オンラインホワイトボードツール「miro」に慣れる
・「自分(Who am I?)」の棚卸し 自分の経験や好き嫌いを棚卸しする
・自分のaspirationを明確化(「社会を〇〇に変えたい」等々)する
○第一回:9月11日(土)
・自分の経験や好き嫌いを棚卸ししたうえで、チームで「何ができるか」を考えてみよう
・外部を巻き込みながら磨き上げる喜びを体感しよう
1. イントロダクション
2. 講義:エフェクチュエ―ション概論:「許容可能な損失」(Affordable Loss)の原則ほか
3. グループワーク1:Aspirationと「手中の鳥」(Bird in Hand)の原則
4. グループワーク2:Ideation:棚卸しされた道具をチームとして統合して事業機会を探す
5. 発表
6. リフレクションとQ&A
○第二回:9月12日(日)
・事業を妨げることが起こってもそれを逆手に取ってステップアップするロジックを体感しよう
1. ワークショップ1:「クレイジーキルト」(Crazy-Quilt)の原則(ワールドカフェ方式)
2. ワークショップ2:「レモネード」(Lemonade)の原則
3. 発表
4. 総括講義
5. リフレクションとQ&A
未病産業という明確な立ち位置から、シーズン2では、フェムテック&フェムケアにアプローチしていきます。
【主担当講師】
株式会社ヘルスケア・ビジネスナレッジ 代表取締役社長
事業構想大学院大学 特任教授|千葉商科大学 特命教授
西根英一 氏
未病産業研究会では、会員の皆さまの未病(ヘルスケア)産業における事業活動を支援させていただくため、岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科が主宰する、ヘルスケア事業のアイデア創出を目的としたワークショップ「岡山リビングラボ」とこのたびコラボレーションさせていただきました。本ワークショップを通じて、新規事業分野での新たなサービス・商品アイデアや、既存のサービス・商品の高付加価値化アイデアなどを、参加する企業、大学関係者、スタートアップ等と共創することを目指して参ります。
※「岡山リビングラボ」の詳細につきましては、こちら(PDF:2,831KB)をご覧ください。
岡山大学大学院 ヘルスシステム統合科学研究科 准教授 志水 武史 氏
〇2021年10月28日(第14回)テーマ:自治体のヘルスケア・アプリの高付加価値化や、地域での普及に繋がるアイデア 共催:神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
〇2021年7月19日(第13回)テーマ:多様なニーズに対応するヘルスケアサービス・プラットフォームの構築に向けたアイデア 共催:日本電気株式会社
〇2021年6月28日(第12回)テーマ:「脳機能ドックサービス」を普及促進するアイデア、脳機能 ドックの受診促進につながる日常簡易チェックアプリの内容についてのアイデア、行動変容につながる介入サービス(の組み合わせ)についてのアイデア 共催:株式会社リコー
〇2021年4月20日(第11回)テーマ:働き盛り世代のための認知機能チェックサービスの普及に向けた取り組み 共催:株式会社ミレニア 参加者:48名
〇2021年3月25日(第10回)テーマ:新たな健康ポイントの仕組みの普及促進につながるアイデア 共催:グルーヴァース株式会社 参加者:19名
〇2020年11月20日(第9回)テーマ:ヘルスリテラシーの向上につながる健康教育サービス 共催:株式会社ベネッセコーポレーション 参加者:36名
〇2020年11月5日(第8回)テーマ:将来住み替えを検討しているシニア層にとって魅力ある住環境サービス 共催:積水ハウス株式会社 参加者:34名
〇2020年10月21日(第7回)テーマ:カラオケ・音楽による健康づくり(自治体向けサービス) 共催:株式会社第一興商 参加者:36名
〇2020年9月29日(第6回)テーマ:ヘルスケア・ビッグデータを活用したサービス 共催:株式会社JMDC 参加者:31名
〇2020年2月21日(第5回)テーマ:AI・IoTクラウドを利活用した生活/ヘルスケア関連サービス
共催:シャープ株式会社、株式会社AIoTクラウド 参加者:19名
〇2020年1月30日(第4回)テーマ:ウェルビーイングを実現するワークプレイス関連サービス 共催:株式会社イトーキ 参加者:59名
〇2019年12月10日(第3回)テーマ:食育普及に向けたサービス 共催:大塚製薬株式会社 参加者:70名
〇2019年11月14日(第2回)テーマ:女性の美と健康、運動の習慣化に向けたスポーツビジネス 共催:ロート製薬株式会社 参加者:32名
〇2019年10月15日(第1回)テーマ:災害時の生活支援サービス 共催:帝人株式会社 参加者:32名
このページに関するお問い合わせ先
未病産業グループ
電話 045-210-2715
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。