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更新日:2020年3月26日
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県西地区保健医療福祉推進会議地域医療構想調整部会の会議結果です。
次の会議を下記のとおり開催した。
審議会等名称 | 県西地区保健医療福祉推進会議 地域医療構想調整部会 |
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開催日時 |
平成29年3月10日(金曜日)13時00分から14時30分 |
開催場所 |
小田原合同庁舎2D会議室 |
出席者 (◎は部会長) |
横田俊一郎(小田原医師会会長) |
下欄に掲載するもの | 議事録 |
審議(会議)経過 |
1 開会 (事務局)(小田原保健福祉事務所) 定刻になりましたので、ただ今から県西地区保健医療福祉推進会議第7回地域医療構想調整部会を開催いたします。 冒頭に県医療課副課長から一言ご挨拶申し上げます。 (医療課高橋副課長) 神奈川県医療課副課長の高橋です。 県医療課でこのたびリーフレット「どうなる?将来の神奈川の医療」を作成し本日お配りをしております。これは、神奈川県の将来の医療を取り巻く環境はどう変化するのか、県や地域ではどう対応するのか、私達が知っておくべきことは何かなどについて、一般の方向けにまとめたものでございます。ご覧いただければと思います。 それでは、本日は、どうぞよろしくお願いいたします。 (事務局)(小田原保健福祉事務所) 議事に入ります前に、本日の委員の出欠につきましてご報告いたします。 本日の出席者は委員名簿、座席表のとおりでございますが、開成町保健福祉部長の田辺委員、箱根町福祉部長の内田委員は都合により欠席です。また、健康保険組合連合会神奈川連合会副会長の篠原委員に代わり田中様に、小田原市理事・福祉健康部長兼福祉事務所長の日比谷委員に代わり杉山様に、南足柄市福祉健康部長兼福祉事務所長の前澤委員に代わり鈴木様に、中井町健康課長の森委員に代わり大島様に、山北町保険健康課長の佐藤委員に代わり岩本様に、ご出席いただいております。 配布資料につきましては、次第に記載のとおりでございます。 不足等ございましたらお気づきの時点でお知らせくださいますようお願いいたします。 次に、会議の公開について確認させていただきます。 本日の会議につきましては公開とさせていただいており、開催予定を周知いたしましたところ、傍聴の方が1名お見えになっておりますので、傍聴を認め、入室を許可していただいてよろしいでしょうか。(了承) ありがとうございます。(傍聴者入室) また、これまでの6回の会議記録につきましては、地域医療構想策定過程での議論をそのままお伝えするため、発言のとおり公表しておりましたが、地域医療構想の策定が一段落いたしましたことから、今後は「議事概要」という形で公表したいと考えております。 皆様方のご了承をお願いしたいと思います。 ご了承いただけますでしょうか。(異議なし) ありがとうございます。 それでは、本日の審議速報及び議事概要につきましては、これまでどおり、発言者の氏名を記載した上で公開させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、ここからの進行につきましては、横田部会長にお願いいたします。
2 報告 (横田部会長)(小田原医師会会長) 部会長の横田です。 昨年の9月に、地域医療構想(案)について、この部会として、最終のとりまとめをし、その場での議論も反映させた形で、10月に地域医療構想が策定されました。 本日は、来年度の保健医療計画改定にあたっての対応の方向性や改定のスケジュール、また、地域医療構想策定後の会議の運営方法やそのスケジュールについて、そのほか、病床整備に関する事前協議について議論を進めていくことになっております。 それでは、次第に基づき議事を進めさせていただきます。 はじめに、報告事項の「神奈川県保健医療計画の改定」について、事務局から報告をお願いします。 <事務局(医療課)説明> (横田部会長) ただ今の報告について、何かご質問がありましたらお願いします。(発言なし)
3 議題 (横田部会長) それでは議題(1)の「地域医療構想策定後の会議の運営方法について」、議題(2)「地域医療構想を踏まえた病床整備に関する事前協議」について、事務局から一括して説明をお願いします。 <事務局(医療課)説明> (横田部会長) 医療課から県全体の考え方を説明していただきました。 ただいまの事務局からの説明を踏まえますと、今回の議論のポイントはいろいろあるようですが、特に、資料5の(1)保健福祉事務所所管域については、保健医療福祉推進会議に地域医療構想調整部会を統合する。(2)委員構成も見直す。(3)必要に応じてワーキンググループを設置することも可能。ということが、まずは、この地域においても直接関わってくることかと思います。 また、資料2の(4)第7次保健医療計画改定に当たって、地域医療構想の第3章「各構想区域における将来の医療提供体制に関する構想」は、第7次保健医療計画における「各地域の課題と施策の方向性」を示すものとして位置づけることとする。というのも重要だと思います。 それでは、ただ今の医療課の説明について、ご質問・ご意見がありましたらお願いします。 (横田部会長) 各地域でも議論がされ、それぞれ了承されているということでよろしいでしょうか。 (事務局)(医療課) 各地域の地域医療構想調整会議でお諮りしています。各会議で了承されましたら、この方向で進めていきたいと考えております。 (横田部会長) 事前協議に関しては、何かございますか。 (玉井委員)(足柄上医師会理事) 事前協議は、今後計画で不足する所に対して協議を行うということだと思います。 県西地域では全体としては病床が不足している状況にはありませんが、例えば、急性期病床を慢性期病床に転換するような場合にも、この病床協議の対象となるのでしょうか。 今後、急性期病床を慢性期などの病床に転換していく病院は結構多いのではないかと思っています。急性期病床が少なくなっていくと、救急医療体制も崩壊してしまうのではないかと懸念されます。こういったことも事前協議の対象という理解でよろしいでしょうか。 (事務局)(医療課) お手元の資料7は、あくまでも全体の必要病床数に対して既存病床数が下回っている場合であり、地域医療構想で不足するとされる病床機能に変えることについては、各医療機関の自主的な判断と取組みによるとしており、事前協議の対象にはなりません。 (玉井委員) もう1つ、ワーキングの中身とスケジュールについてですが、特にスケジュールはタイトなスケジュールで動くと思われます。この地域で、どういうワーキングをどのように作り、メンバーをどうするのか、スケジュール感はどうか、お伺いしたいと思います。 (事務局)(医療課) この地域医療構想調整部会での議論が基本であると考えています。その上で、特定の課題が出て来た場合にはワーキングを立ち上げて議論を進めていくことになろうかと考えています。ですので、いつまでに立ち上げなければならないとか、こういうスケジュールでやらなければならないとかということではありません。 (事務局)(医療課) 厚生労働省では、地域医療構想の調整会議を平成29年度は4回ぐらい開催することを想定していたようです。 病床に関する議論で、県西地域では慢性期病床が多い、回復期病床が不足する、急性期医療も維持しなければならないなどの課題があり、一方で、自己完結率は高いという特性もあります。 こうした難しい問題を議論していくためにワーキングを立ち上げていく必要があれば、進めていかれるとよいと思います。 (横田部会長) ほかにはいかがでしょうか。 地域医療構想で推計された必要病床数と、医療計画で出てくる基準病床数とはどのような関係になり、それぞれの位置づけはどのようになるのでしょうか。 (事務局)(医療課) 現在、国において、必要病床数、基準病床数の関係を整理する必要があるとして、検討が進んでおります。基準病床数につきましては、今の計算式と変わらない、ただ数字の取り方を必要病床数との関係で見直しを行っております。試算した結果が手元にございませんが、必要病床数は2025年の人口予測に基づく将来推計、基準病床数は現在の人口に基づく推計ということで、数字として異なってくるだろうと思います。数字だけの議論をしても仕方がないのですが、平成30年度からの基準病床数、将来像としての必要病床数を見つつ、中身の議論をしていくような関係性になるのではないかと考えています。 (横田部会長) 基準病床数の算定式が少し変わるということによって、この地域の必要病床数が大きく変わるという可能性もあるのでしょうか。 (事務局)(医療課) それは、現在では、なんとも言えない状況でございます。 (横田部会長) ただいま、県全体についての説明があったわけですが、県西地域として何か検討していることはありますでしょうか。 (事務局)(小田原保健福祉事務所) 地域医療構想調整部会はこれまで7回開催いたしました。委員のみなさまはこの3月で任期となります。県西地域でも、保健医療福祉推進会議に地域医療構想調整部会を統合し、委員構成も見直すこととしたいと考えております。医療課作成の資料5に「地域医療構想調整部会委員に福祉関係者を加えることを基本とする。」とありますが、最終的な委員構成については地域の判断にゆだねるとあり、この考え方は3月3日の県保健医療福祉推進会議やこれまでの茅ケ崎・平塚・鎌倉の地域医療構想調整部会でも基本的に了承されていると聞いています。さて、小田原保健福祉事務所の会議でございますが、保健医療福祉推進会議委員が30名、地域医療構想調整部会委員が26名で、重複出席者も多い状況であることから、全委員を統合する形で新しい保健医療福祉推進会議を立ち上げ、全員に委員になっていただければと考えております。予算なども考慮し、必要に応じてワーキンググループを立ち上げるなど、会議のあり方についても検討していきたいと考えております。要綱や要領も、2つの会議を合わせる形で新要綱を作成したいと考えております。新しい会議も原則公開で、傍聴要領も定める必要があると考えております。 また、保健医療計画の指針(地域版)として地域医療構想の地域版を位置づけるということですので、必要に応じて、2年続けてということになりますが、見直しを行う必要も出てくるのではないかと考えており、具体的に進み始めましたら委員のみなさまにもご議論いただきながら改定してまいりたいと考えております。 (横田部会長) 県西地域の具体的な考え方を示していただきましたが、いかがでしょうか。 (南委員)(神奈川県病院協会常任理事) 2つの会議を統合し、その場で議論をしていくという提案ですが、会議は大きくなればなるほど本質的な議論ができにくくなると思います。とはいえ、会議の構成員をもう1度見直す、やり直さなければならないというのは大変です。 一方、現在の委員に、もう少しこういう人を、というのがあれば加えていく必要があるように思います。病床機能を検討する会議に、この地域の高度急性期から慢性期までの全ての病院関係者が入って議論していく必要があるのではないかと考えています。 高度急性期医療をどうしていくのかということも重要ですが、一方で慢性期病床がこの地域では多いと推計されています。県東部からの流入を加味しながら、この地域の慢性期医療をどうするのか、最終的にはこの地域の医療全体にかかわってくる重要な課題です。そうしますと、少なくとも慢性期医療を行っている病院の先生にも委員に入っていただけたらよいかと思います。 (横田部会長) 今いただいた意見も考慮していただけたらと思います。 来年度の第1回の会議はいつ頃開催を予定しているのですか。 (事務局)(医療課) 7月から8月には開催が出来るように準備をしていく予定です。 (南委員) 地域医療構想をまとめ上げた時、推進体制として、進行管理のために策定後は年2回程度会議を開催していくと記憶しています。 病床の転換については、例えば、急性期から回復期という流れ、あるいは慢性期から回復期という流れ、そういった転換の中身をどうするのか、かなり速いスピードで検討していかなければならない問題だろうと思います。 病床機能の転換は、病院単位での転換、あるいは病室単位の転換というのも有り得ます。 これらの詳細な議論を大勢の委員全体で行うには無駄も多く、時間的にあまりにタイトで、2回から3回の全体会議だけでは無理があるように思います。 (事務局)(小田原保健福祉事務所) 十分議論していかなければならないというのはそのとおりで、全体を議論する場はもちろん必要ですが、病院間で病床の機能の議論をする場も必要になってくるのではないかとも思います。 一方で、地域医療構想の柱の1つである地域包括ケアシステムの推進に絡んで、福祉関係の方にも入っていただき議論をする必要もあるかと思います。 (事務局)(医療課) 十分に議論をしていくというのはそのとおりだと思います。 なお、県の地域医療構想に2回とあり、国の年4回程度開催という通知との間をとって3回にしたわけではありません。 この資料6のスケジュール全体を見ながら、3回開催していくこととしたところでございます。 4月から6月にかけてデータの集計、7月から8月の第1回会議でデータの共有、課題の抽出など、9月から10月の第2回会議では基金活用事業検討、素案たたき台と方向性を出し、12月から1月の第3回で保健医療計画の素案をお示しし、議論をしていきたいと考えております。 (横田部会長) ほかには何かございますか。 (杉田委員)(小田原医師会病院会代表) 2025年のこの地域の病床を含めた医療をどうするのかこれまで議論してまいりました。その時に何度か話題に上がったことのうち、これからこの会議で何を議論していくのかということに関して言いますと、1つは、色々な状況を推計して2025年にはこうなるだろうと推計したが、状況は年々変わっていくので、それがその時点でも正しいかをもう一度議論していくということ、もう1つが、今話題に上っているように、この地域での2025年の医療提供体制が策定されているのだから、それに対してどのように対処していくのかということ、の2つの異なる内容があるかと思います。来年度始まる保健医療計画の見直しに際して、この調整部会で検討するのはこの2つのうちのどちらになるのでしょうか。 (事務局)(医療課) 今回進めようとしている作業は、7月から8月に予定をしています第1回の会議に、これまでの会議でもお示ししてきたような地域内のデータを更新し、その新しいデータを共有していきたいと考えております。そして、そういったデータを見て、この地域で議論していく必要があること、課題の抽出などを話し合っていけたらと思っております。ですから、今の委員のご質問については、おそらく両方を兼ねた作業をしていくことになるのではないかと思っております。 (杉田委員) ということになりますと、これまでかなりの回数の会議を重ねて議論してきましたが、それでも何かすっきりしないという評価が私たちの中に残っていて、いま南委員が発言されたように、3回の会議だけでできるのか、結論ありきの会議ならば別ですが、そうではないと信じますと、かなりハードなのかなという印象を持ちます。 (横田部会長) ワーキングを活用してということになるのでないかと思いますが、ほかには何かございますか。 (武田委員)(小田原歯科医師会会長) 資料1、6ページの1 基準病床数について「(3)入院入所需要率から療養病床入院受療率へ見直し」というのが良くわからないのですが、どういうことでしょうか。 (事務局)(医療課) 地域医療構想の療養病床の算出の仕方が変わりました。これまでは、どれだけ入院入所の需要があるか、そこから介護施設対応可能数を差し引いて療養病床の患者数を算出していましたが、基準病床数と病床の必要量の関係性の整理を行い、基準病床数の算定式について必要な見直しをおこなった結果、療養病床への入院受療率から在宅医療等対応可能数を差し引いた算定式に改めたものでございます。 (横田部会長) そろそろ終了の時間も迫ってまいりました。 本日、事務局から説明のありました保健医療福祉推進会議と地域医療構想調整部会を1つにすることについては、今出ました意見も踏まえて、基本的に、この調整部会として了承することとしてよいでしょうか。(了承) ありがとうございます。 それでは、事務局はそのように事務を進めて下さい。 次に議題(3)「その他」ですが、委員の皆様から何かございますでしょうか。(発言なし) 事務局からはいかがですか。 (事務局)(医療課・小田原保健福祉事務所) チラシの配布についてお知らせ ア 糖尿病セミナー イ ともに生きる (横田部会長) それでは、本日の議事については終了させていただき、進行を事務局に戻します。ご協力ありがとうございました。 (事務局)(小田原保健福祉事務所) 横田部会長、ありがとうございました。 委員の皆様におかれましても、ご協議、ご意見ありがとうございました。 以上をもって、本日の会議は終了とさせていただきます。ご多忙のところ、どうも有難うございました。
(以上) |
会議資料 |
資料1 医療計画の見直し等について[PDFファイル/2.78MB] 資料2 神奈川県保健医療計画改定にあたっての対応の方向性(案)[PDFファイル/195KB] 資料3 神奈川県保健医療計画の改定スケジュール(想定)[PDFファイル/102KB] 資料4 地域医療構想調整会議等で出た意見と検討事項[PDFファイル/160KB] 資料5 地域医療構想策定後の会議の運営方法(案)[PDFファイル/428KB] 資料6 地域医療構想策定後のスケジュール(案)[PDFファイル/187KB] 資料7 地域医療構想を踏まえた病床整備に関する事前協議について(案)[PDFファイル/144KB] |
問い合わせ先 |
小田原保健福祉事務所企画調整課 小峯 電話番号 0465-32-8000(代) 内線 3221 ファックス番号 0465-32-8138 |
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