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更新日:2023年12月21日

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令和5年度「黒岩知事と県民との”対話の広場”地域版 県西会場」実施結果

黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場

「黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場」は開会から閉会までの動画です。

黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場 実施結果概要(前半)

集会の概要

黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場

日時 令和5年11月13日(月曜日)18時30分~20時00分
会場 小田原市生涯学習センター けやき
地域テーマ かながわ西エリアの魅力をともに探す!
~地域資源にあふれた未病の戦略的エリア~
内容 1 知事のあいさつ
2 総合計画紹介

3 事例発表

  • 古川 達高(ふるかわ たつたか)氏(一般社団法人 かながわ西観光コンベンションビューロー 代表理事・株式会社エスアールシー 代表取締役社長)
  • 竹内 菫(たけうち すみれ)氏(一般社団法人 FROM PROJECT 代表理事)

4 会場の皆さんとのディスカッション(知事が進行役を務めました)

参加者数 153名

知事あいさつ

はい。こんばんは。
県民との対話の広場、ようこそお越しいただきました。神奈川県知事の黒岩祐治です。
この対話の広場は、非常に大事にしておりまして、12年半になるんですけどもね、ずっとこれまでやってきて、今まで大体延べ1万4000人近くの方と直接、対話をしてきました。
そこでいただいたお話はですね、もうそのまま、私が聞いているだけじゃなくて、県の幹部も聞いていますからね。これいいなと思ってすぐ政策に実行させようという、そういう体制をとっています。ですからどんどん、発言をしていただきたいと思いまして、その都度その都度、その地域に合わせたテーマを選んでいます。
実は県全体のですね、今、総合計画という、県は要するに、これから先どんなふうな政策をやっていくのかなという、大きな総合計画の今、改定作業に入っているところなんですね。ですから、今日いただいたご意見も、そこで反映できるなと思ったら、県の政策をぐっとこう、変えるぐらいのですね、インパクトを持って発言をしていただきたいなというふうに思っています。約束事として、今日のテーマに合わせた発言をぜひ、お願いをしたいと思いますね。
今日のテーマがここにありますね。「かながわ西エリアの魅力をともに探す。地域資源にあふれた未病の戦略的エリア」ということでありますけども、実は今日高校生がたくさん来てくださってると同時にですね、今日は、他の対話の広場の会場とは全然違った状況になってるんですね。この前にずらっとですね、この地域の市長さん、町長さんがそろってらっしゃるんですね。こんな光景あんまりなかったですけども。というのは、この直前にですね、県西地域の活性化プロジェクトという会議がありまして、ここの県西地域をもっともっと活性化していこうということで、皆さん責任者集まられて、今ちょうど議論をした、その流れなんで、皆さんそのままいていただきますからね。ですから県に対する要望は私が受けますけども、市町村に対する要望もですね、がんがんぶつけていただいたらもう、全部当てちゃいますからね。
今日はだから最初は、2人のゲストにですね、まずはお話をいただいて、そのあと皆さんと議論を進めていきたいと思います。
その先のシナリオはありません。皆さんとともに作っていきたいと思います。それでは、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。


(司会)
本日は、県西地域の市町から市長、町長がお見えになっていますのでご紹介いたします。
まずは、開催地である小田原市 守屋市長がご来場くださっています。また、中井町 戸村町長、大井町 小田町長、開成町 山神町長、箱根町 勝俣町長にもご来場いただいています。
そして南足柄市・足柄下郡選出の高橋県議会議員にもお越しいただいております。ご多忙のところお越しいただき、ありがとうございます。

それでは次に、県の総合計画についてご説明いたします。
今年度の“対話の広場”は、2040年の神奈川を展望する新たな「総合計画」の策定に向けて開催いたします。県の総合計画について神奈川県政策部長山崎よりご説明申し上げます。

総合計画紹介

(政策部長)
皆さんこんばんは。ご紹介いただきました、県の政策部長をしています山崎と申します。知事からもありましたけども、今県ではですね、総合計画の改定作業、新たな総合計画策定作業をしていますので、この対話の広場もその1つで、皆さんからいろいろ意見を聞こうという趣旨でやっておりますので、簡単に、どんなものかということをご紹介させていただきたいと思います。

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それと、今日のテーマでもあります県西地域の活性化ということについて、県がどんなことをしているのかということについても、少し触れさせていただきたいと思います。
新たな総合計画ですけど、県の総合計画、2つ、二階層に分かれておりまして、まず1つがこの基本構想ということですね。

これは基本構想ということで、中長期の方向性、県はどういうことをやっていくのかということの中長期の構想を示したものです。新しい総合計画では、基本理念として「いのち輝くマグネット神奈川」を実現するということで、これは今の基本理念と同じです。ここは変えずにいこうということです。それから、将来像として、2040年を見据えておりますけれども、3つ掲げております。誰もが安心して暮らせるやさしい神奈川。誰もが自らの力を発揮して活躍できる神奈川。変化に対応し、持続的に発展する神奈川。この3つの将来像を掲げております。sougoukeikaku2
それから、それの下にですね、実施計画というものがあります。これは今ご説明した基本構想をどうやって実現していくのかということで、当面4年間、どんなことをやっていくのかという具体的な政策の内容ですとか、目標値を掲げているものでございます。目指すべき4年後の姿として、県民目線のデジタル行政でやさしい社会の実現という姿を描いております。
それでですね、今日は本当にさわり部分だけです。今骨子をですね、作りまして、皆様からのパブリックコメントをしております。検索していただきますと出ますので、ぜひご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

次にですね、今日のテーマの県西地域の活性化について、少しお話をさせていただきます。
県では県西地域を未病の戦略エリアとして位置付けてまして、未病改善をキーワードに、県西地域の魅力を生かして、新たな活力を生み出すための取り組みを実施しております。
こちらはですね、大井町にある未病バレー「ビオトピア」でございます。sougoukeikaku3
県西地域をですね、今申し上げたように、未病の戦略的エリアとして位置付けておりまして、ブルックスホールディングスさん、それから大井町さんと基本協定を結んでこちらの、施設があるという状況でございます。
それから、こちらは未病バレー「ビオトピア」内の体験施設、me-byoエクスプラザです。楽しみながら、ライフスタイルを見直すきっかけとすることができる、いろんな体験ができる施設となっております。その他、こういった未病改善レッスンですとか、様々なプログラムがこの中で行われているということでございます。
それからですね、未病いやしの里の駅ということですけれども、県西地域を訪れた方が、未病改善取り組みを実感・実践できる観光施設等をですね、未病いやしの里の駅として登録をしております。
こちら南足柄市にありますモダン湯治おんりーゆーという施設の温泉施設ということで、この他、10月末現在で277施設が登録しているということですので、ぜひご利用いただければなというふうに思っております。
簡単ではございますけれども、私からの総合政策(総合計画)の話と、今日のテーマの県西地域の活性化についての少しお話をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

事例発表

(司会)
それでは続いて本日の地域テーマについて、活動されている方お2人に事例発表をしていただきます。
初めに、一般社団法人かながわ西観光コンベンションビューロー代表理事、並びに株式会社エスアールシー代表取締役社長古川達高様をご紹介します。
古川達高様は、広域連携観光コンベンションビューローの代表理事として、県西地域を一体とした活性化を常に考え、様々な取り組みを行われています。
例えば、今年1月に横浜そごうの小田原箱根フェアにご尽力いただきました。
また個人としても、松田町にブランコ「スカイスウィング」を寄贈するなど、精力的に活動されていらっしゃいます。
それでは古川様、よろしくお願いいたします。

古川 達高氏(一般社団法人かながわ西観光コンベンションビューロー 代表理事・株式会社エスアールシー代表取締役社長)

はい。大分緊張して参りましたけども、いつもラジオでしゃべってるんですけど、ラジオで1時間しゃべるのとここで10分しゃべるのはかなり緊張感が違うので、また今日これだけ高校生が多いっていうのは、ちょっと想定してなかったので、それと市町の首長さんがこれだけいらっしゃってるのも、想定外だったので、緊張してますので、お手やわらかにお願いしたいと思います。また本日はですねこの対話の広場にお招きいただきましてありがとうございます。gest11
私からは、かながわ西エリアの魅力を探すというテーマをいただきましたが、これまでどんなことを、どんな考え方でやってきたのかっていうことをお話しさせていただけたらというふうに思います。
初めに自己紹介ということで、皆さんお手元に資料があると思って細かくごちゃごちゃ書いてありますけど、ちょっと高校生いらっしゃるんであれですけど、僕、高校卒業して短大の建築学科に入りました。それで、自分で家を建てたいって、後で夢の話をしますけど、9ヶ月で辞めて、そこでぷらぷらするつもりでいたんですけど、地元のスーパーの社長に、若いもんがぶらぶらしてるんじゃないよということで、そこのスーパーに取り込まれたというか、入れさせられて、スーパーで25年やりました。当時はもうめちゃくちゃ小さかったんで、いろんな何でもやらされた時代で、あれやこれやいろいろやってきたら、最後は、専務まで行ってしまったんですけど、そのスーパーの創成期のいろんな取り組みを全部関わらせていただいたんで、やっぱり今あるのも、僕も勉強になりましたし、そのスーパーも今生き残って頑張って地域でやってますので、自分なりに自負してるところはあります。

そのたまたま代替わりで僕は46のときに、社長交代っていう話があって、そのときにどうするかっていうのがあったんで、僕にも社長やれって話もあったんですけど、お前じゃ無理だということもありまして、たまたまそこで子会社で、運送会社をやってたんで、その運送会社を引き受けることになりまして、買った形になったんですけども、そこから僕の人生が大分変わったということになっております。
その子会社を買って、独立したときに、その仲間がたまたま飲食店をやっていまして、僕も興味があったんで飲食店をやり、小田原の駅前でふらんす亭っていうお店をやったんですけど、その時にちょうど商店街に入ったんですね、その商店街のが入ったときにその地域の人たちと関わるきっかけになりました。
いろいろ商店街のイベントもやりました。いろんなことをやったんだけど、そんときいろんな小田原の市の方とか、また中心市街地活性化協議会というのが当時あって、そこのお前係りで行ってこいっていうことで、新参者だったんで、どんどん行かされていろんな市町の方と関わりができ、今日に至るっていうことになっております。そんなことで、僕の人生が大分変わったのが、その独立したときからということになります。
独立したときに、これも字がめちゃめちゃ小さいんであれなんですけど、僕は自分の約束ということで、その46のときに独立したときに、経営理念っていうのを書きました。これ、結構いいこと書いてあるんで、もし経営者の方いらっしゃったら、多少参考になる部分もあると思うので、活用していただけたらいいかなというふうに思っております。余計なことですけど。
それからですね。それで、そうこうしてるうちに、小田原市のそのHaRuNe(ハルネ)小田原っていうのをやるのにこの地下街の再開発っていう話が舞い込んできました。
僕は全く興味がなかったんですけど、たまたま僕が、ほとんど団体、その当時、団体とかっていうのは何も入ってない商工会議所も、青年部とかライオンズとかそういうことも一切やってなかったんで、お前、色がないからいいんじゃないのっていうことで、今日も専務理事も来てますけど、お前がやれということで、2016年に初代のこの観光コンベンションビューローっていうのを立ち上げることになって、そこの代表理事をやれっていうことで、やらされる羽目になりました。僕は観光にもあんまり興味がなかった人間なんで、何をやっていいかわかんなかったんですけど、ちょうど2020の、2020ですね、オリンピックの地域版で何をやったらいいのっていうことが話題になったときに、県西として、確か3つぐらいのブロックでDMOができたんですね。その時に、神奈川西でどんなことができるかっていうのはわかんなかったので、とにかくみんな集まってもらって、情報交換をまずしようということで、市町の、今日来ていらっしゃる、町長さんとかおられなかったですけど、観光協会とか、そういった方が皆集まってもらって、今こんなことやってるよ、こんなことができるのよっていうことで、みんなで話し合いながら、実はこれ、毎月っていうか、毎月1回ずつ第4金曜日に皆集まって、もう120回超えてます。コロナの時も3回ぐらい中止にしたことあるんですけど、その中でいろんな情報交換をしながら、どんなことができるかっていうのをずっと話し合いながら今日まできてます。その中の1つが、これです。この大人の遠足っていうことで、皆さん来てくださいっていうのもいいんですけど、来て、来ただけじゃつまんないんで僕らが行こうということで、マイクロバスを借りて、各市町村全部回りました。村じゃないな、全市町回りました。20人ぐらいの団体で、そこの地元の食事をしたり、隠れた、何ていうかな観光資源みたいなのを見ました。gest12
例えば開成町なんか行くと、あじさいまつりのね、人数少なくてやってるんで、あじさいまつりのテント張りながらのところを、テント貼る横っちょで説明聞いたり、例えば松田町の、ハーブガーデンに今電飾の、綺麗な電飾をやってるじゃないですか。あれも、外注に出すんじゃなくて、皆、大井町じゃない、松田町ですね。松田町の職員の皆さんがあの宵っ張りでみんなで集まって電飾の装置を作るとかね、そういう話を現地に行くといろんなことが聞かされて、ああなるほど皆苦労してるんだねって。また、僕たちは何ができるんだろうということを、この大人の遠足で感じたところです。
その中で僕は1人でできることと、それから仲間とできることと、行政とともにできること、この3つに分けて考えると、1人だとね、これ後で話しますけど今日高校生多いんであれですけど、僕高校3年のときに、3つの夢がありました。これは後で話しますので、その自分の夢の実現のためにやってきたっていうのが1つ。それから、商店街に入ったり、商店街に入ったときに、バンド再結成したりっていうことで、いろんな仲間ができました。その仲間と何ができるかっていうことを、取組みを始めました。そのやりながら思ったのが、この行政との関わりです。先ほども県の職員の方にも言ったんですけど、大体皆さん、皆さん方が関わってる人達が、県にしても、市町にしても、話すときに、皆さん補助金くれっていう話がほとんどなんですね。僕の周りの人で。僕は補助金くれっていう体質の人間じゃないんで、何でも自分のお金で解決するっていうタイプの人間なんで、補助金はいらないから、こういうことをやったら行政は何ができるのっていう相談をずっとしてきました。それが行政と共にできる僕の官民連携っていう考え方。その中でいろいろやらせてもらった事例を発表します。
それがこのHaRuNe(ハルネ)が1つの例で、これも過去に2年間失敗してきて、倒産してます。もう僕がこの係と話をしろって言われたときは、もうほとんど、埋めてしまえという意見がかなり多かったんですね。で、その時に、僕はニュートラルで参加しましたから、古川お前は賛成派か、みたいなね、なんかすごく敵に回してるみたいなところがあったんですけど、皆さんの話をいろいろ聞いてって、どうやったらここの資源が活かせるかっどうやったらここの資源が活かせるかっていう話をずっといろんな人と話しました。行政の人とも話しました。当時の市長とも話しました。こんなことをやったら、新しいものができるんじゃないの。だから三度目の正直でやるには、どんなことをやったらいいのっていうことを、行政もいろんなことを考えてもらいます。僕も自分でここでは例えば壁屋総本舗っつって、今、通路側の外側が、みんなこう暗いんですね。当時はそこに浮浪者がいたりしたところを、そこに壁屋総本舗ということで、幅40センチの、壁をえぐってもらって、そこに地域の人たちの趣味だったり、ホビーの品物だったりを展示するブースを220かな、作って、そうするとその220人がそこへ集まってくる。そこで商売が生まれるっていう形を、これ実は南足柄でも、活性化の中で提案して、一部やってもらったりなんかしてます。それとか、あと、階段アートやっぱり階段暗いんで、コンクリートですから、そこに地元の当事者と城東高校の生徒さんに絵を書いてもらって、階段アートやったり、そんなことを考えながら、活性化をこれも本当に市の人がね、小田原市の人がみんな協力してくれて、そういうならやってみようとか、実はそのさっきの壁屋なんかも後で聞いたら、本当に1500万ぐらいかかったって聞いてましたけど、そんなことをやらせてもらいました。
あとそのあとに今度、小田原城の活性化ということで、小田原城の誘客プロジェクトを作りました。さっき言った活性化の中で、これはJRの西口と東口に階段アートをやらせてもらいました。これは個人で絶対できないよね。やっぱりこれは、小田原市とJRさんとつなげてもらって、こんなものができたらいいねっていうことで、絵を描かせてもらいました。描いたわけじゃない、シールだったんですけど。それとか、これも結構話題になりましたけど、ガンダムマンホールということで、これも富野さんが小田原の出身ということで、日本のご当地マンホールを作りたいということで、これも富野さんとつなげてもらって、この活性化プロジェクトの誘客プロジェクトでやらしてもらう、ナンバープレートになったりしました。そのあとは、これも本丸にカートを入れたいということでこれも後で話します。
いろいろ言いましたけど、私も考え方の中で、このペイフォワードっていうのがあります。gest13これだけちょっと言わせてください。僕は高校の3年のときに、この3つの夢を持ちました。結婚したら赤いスポーツカーで奥さんに授業参観に行かせたい。自分の設計した家に住む。それと最後に、当時3年生の時考えたんですけど、1億円を貯めて、小田原市に寄付して劇場建てる資金にしたいというのは、これ一応全部、1億円はまだ実現してないんですけど。これが、この三の丸ホールの緞帳を寄付することで、やらせてもらったということで、桁はちょっと違いましたけど、協力させてもらいました。そのあとこのブランコを、真鶴町ですね。それから、松田町、あともう1つがこの小田原藩龍馬会ってことで、若いリーダーを育てるっていうことで、これの事務局長もやらせてもらって、ずっと今も活動さしてもらってます。今後の取り組みとしては、松田小学校の75周年で、金次郎像を寄付したりっていうことをやらせてもらってます。最後に、小田原に映画文化をっていうことで、今、来年の2月目指して、映画館を、今もう建て終わってるんだね、これから設備を今やらせてもらってます。私は、実際にその、ペイフォワードっていうのはね、恩送りですから、皆さんに、何とか自分がやってきたことを僕に何かをくれるんじゃなくて、皆さんに恩を受けたなと思う人が、次の人に譲ってあげるっていうことが、街が良くなるっていう、活性化していくっていうことで、思ってて、そのことをやらせてもらっていただいているということで、すみません大分時間がオーバーしましたけど、古川達高69歳、自分を必要としてくれる人がいる限り、これからも頑張りますので、よろしくお願いします。

 

(司会)
古川様、ありがとうございました。
続いて、一般社団法人FROM PROJECT(フロムプロジェクト)代表理事、竹内菫様をご紹介します。
竹内菫様は、中高校生掛ける地域を軸とした社会教育事業であるふろぷろという中学高校生が、大学生や地域の皆さんと力を合わせて、何かを初めて見る形にしてみるマイプロジェクトに伴走する100日間のプログラムをされており、小田原市のみならず、全国でも実施されていらっしゃいます。
それでは竹内様、よろしくお願いいたします。
皆様拍手をお願いします。

竹内 菫氏(一般社団法人 FROM PROJECT(フロムプロジェクト) 代表理事)

皆さん、はじめまして。一般社団法人FROM PROJECT(フロムプロジェクト)の竹内と申します。よろしくお願いいたします。
まずは自己紹介からさせていただきたいと思います。gest21
もう今、(午後)7時前なので、皆さんちょっとお腹がすいてる時間かなと。お仕事終わり、学校終わりで来てくださってるかなと思うんですけれども、ちょっと最後にですね私の方からもお話をさせていただいて、黒岩知事と皆様が楽しみにしている対話の時間がございますので、パパッとお話をさせていただこうと思います。
ではですね自己紹介としてまず2点、一般社団法人FROM PROJECT(フロムプロジェクト)という会社の代表理事をしております。これについては詳しく後程お話させていただきます。
もう1つ、このエリアではですね、小田原市の青少年未来会議というものがありまして、そこの委員も委嘱しております。小田原市の未来の教育指導方針であったりとか、そういったものを定めるところに一緒に入らせていただいております。あと、写真が今4枚ありまして、ちょっと気になっているかと思うんですけれども、一番左が私が生まれた地域、東京都の立川市です。その次が私が高校3年間単身留学をしていたグアムです。その隣が大学、日本に帰国した後、大学に進学したんですけれども、秋田県の山奥の、プリズンと呼ばれている監獄と学生たちが呼んでいる大学に通っておりまして。あれは秋田県ですね、その隣が小田原、皆さんがよくご存じかと思うんですけれども、私はこの小田原に2年半前に移住してきました。なのでまだまだこの地域では新参者なんですけれども、この小田原に移住して2年半、正直にこのエリアに来ての感想をお伝えしたいと思っております。
小田原最高と思ってます。県西最高とすごく気に入っていてですね、今本当に気に入っていていろんな人たちを案内したりとか、海外からのグアムに住んでいた時代の、友人だったりとか、いろんな友達をこっちに呼んで案内して、オリジナルツアーを20種類ほど組んでですね。いろんなところに連れて行っています。自宅にももう50人以上宿泊しに来ていてですね、友達がもう本当に気に入っています。このエリアを。
もう背景にある方々、特に本当にお世話になっていて私も大好きな方々なんですけれども、こういった方々の支えもあってすごく、この地域でいろんな魅力を感じているんですけれども、特に感じているのがこの2点です。多様な感性が共存すること。あとはもう1つは地域プレーヤーの層が厚いこと、この2点が特に感じているこの地域の魅力だなと私は思っています。
まず1つ目の多様な感性が共存するという点においては、海と山であったりとかいろんなことが言われますけれども、特に感じているのが伝統的な側面と、進化的な側面という両方あわせ持っているということと、地方的な側面と都会的な側面、これもまた両方合わせ持っているなと感じる点です。
なぜこれがいいと、魅力だと思うのかというと、こういったいろんな相反する、いろいろな側面を持っている地域というのは、それだけいろんな多様な方々が、それぞれの理由で集う場所だと感じるからです。なので、いろんな理由によってここに住んでいる方々がいて、それによってこの地域はすごく多様性に富んでいると感じています。
2点目の地域プレーヤーの層が厚いという点に関しては、もう移住してから一番に感じたことですね。まちづくりの、例えば市役所でまちづくりの課で働かれている方ですとか、そういったわけではなくても、まちづくりに関するイベントに出席をすると、工場でネジを作っているんですという方とお会いしたりするんです。すごいことだと思うんですね。もちろん皆さん関わってはいらっしゃいますし、間接的にはもちろん皆さん関係があるんですけれども、まちづくりに関するイベントに休日にいらっしゃっているいろんな方々がいるのに、もうすごく驚いて、出会ってすごく魅力だなと感じた点です。
そして、そんな方々と出会って、そんな魅力を感じて始めたのがふろぷろ小田原です。
もともといろんな地域でふろぷろをやらせていただいていたんですけれども、個人的な理由で、小田原に移住してきて、そこで感じた魅力をきっかけに、ここでもやりたいと、ここでやらせていただいております。
ふろぷろ小田原を実際にやる上で、もう本当に最初はですね、酒匂川すら私は読めなくて移住してきた当初、サケニオイガワと読んでいたくらい、この地域のことを全く知らず2年半前は知り合いが1人もいなかったんです、小田原市に。それぐらい全く知らない地域ではあったんですけれども、1人、また1人と紹介してくださったり、繋がっていく中でたくさんの協力者の方々と出会えまして、いろんな企業さんだったり、たくさん個人の方々にもご協力ご共感いただいて実施することができました。そんなふろぷろなんですけれども、ちょっと今まで割愛しておりましたので簡単にふろぷろの説明をさせていただきます。gest22

中高生に対して大学生がプロジェクトの立ち上げ方やまわし方を教える100日間の超実践型のプログラムです。小田原市含めこれまで24地域で3000人以上の学生たちが参加してきております。大学生たちがプロジェクトの立ち上げ方を教えるプログラムなので、私たちが主にやっていうことは、その教える大学生たちに対して研修を行うことです。あとは全体のプロジェクトのマネジメント等を実施しています。100日間の流れはざっくりこのような感じです。プロジェクト企画立案から始まり、企画したプロジェクトについて、検証したりその結果を元に修正して、本格的に実行して、そして最後に最終成果と振り返りをしています。
企画するプロジェクトについてですが、ふろぷろは個益と公益という2つの観点を持っています。個益はふろぷろの造語なんですけれども、個人の利益という形で、自分が幸せであること、自分に対してメリットがあることと、公の方は、自分以外の方々の幸せに繋がること。この2点を両立するプロジェクトを作るということを大切にしています。
そして最終発表会、最終報告会の場においては、一般の市民の方々、保護者など関係者さんだけではなくて、市民の方々に広く公開することを重視していまして、小田原市の方では、1期も2期も2年間やらせていただいていますが、ミナカの金次郎の広場、皆様行かれたことがあるかと思いますが、そちらで2期とも最終報告会をやらせていただいております。2期とも市長にもご協力いただいてありがとうございます。
そしてそのふろぷろが全員で大切にしている7つの心というものがあります。ザ・セブンハーツとふろぷろで呼んでいます。お手元の資料ご覧いただいても少し文字が小さくて細かい文字が読めないかなと思うんですけれども、もしご興味をお持ちいただいた方はパンフレットの準備がございますので、ぜひお手に取っていただければと思います。
簡単に読み上げますと、今この瞬間に100%、未来は自分で創る、行動至上主義で行こう、わくわくに任せる、すべてを糧にする、愛をもって人と協働する、半学半教の姿勢で向き合う。というこの7個を置いております。
例えば行動至上主義で行こうですと、行動の伴わないプロジェクトは存在せず、どんなにいいアイデアを思いついても頭の中にあるだけでは誰にも何の価値も生み出していない。圧倒的な行動量の人は圧倒的な経験と学びを得るというふうに定義しています。そういった7つの私たちが大切にする観点というものをここにまとめています。
さて、そんなふろぷろなんですけれども、実際小田原でやった例を少し紹介していきたいと思います。計21個2年間でプロジェクトがここから生まれまして、中高生たちがそれぞれ実施してきました。こういったようないろんな言葉をもらっていまして、まさにこの言葉を言ってくれた学生たちは今日、このうちの2人は、今日ですねここに同席していますので、ぜひ後で紹介できたらと思うんですけれども、その中でも1つちょっと具体的に取り上げさせていただきます。ちょっと今日もいらっしゃってますね。よかったら少し立ってもらってもいいですか。2人もよかったら一緒に立ってもらってもいいですか。はい。ふろぷろの高校生たちですね、ふろぷろの卒業生たちです。
それぞれ本当に精力的にこの地域で活動していまして、もうTEDx(テデックス)に出たりとか、もう私逆にもう追いつけないなと思うぐらい、たくさんの活躍をされています。
そんな3人もそれぞれ何かお話できるように持ってきたそうなので、ぜひ興味関心のおありの方はお声掛けしていただければと思います。
彼女の例としては、ごみ問題について取り上げておりましてSDGsに関係してくるところなんですけれども、SDGsまさに黒岩知事が力を入れて取り組んでいらっしゃったということで、今回はこちらの例を取り上げさせていただいております。
ごみ問題に関して、お菓子のごみパッケージのゴミというものを再利用してポーチを作っていくというような、そういった活動を中心にしております。
彼女はもう今小田原を出て、小田原市には住んでますけれども小田原の外にも出ていって、鎌倉などでもイベントをして活躍しています。
そのFROM PROJECT(フロムプロジェクト)を実施するふろぷろ小田原なんですけれども、次、第3期を予定しています。来年また引き続きしていこうと考えています。先ほど冒頭の挨拶にですね、黒岩知事が今回は県の幹部の方々がいらっしゃってますと、そして、いろいろなお話の中でおっと思ったものは実際に実行していきますというお話があったので、ぜひ小田原市だけではなくて県西地域全体で、こういった活動的な、中高生10代20代のまちづくりのプレーヤーを増やしていくというところに、一緒gest23に取り組んでいけたらすごく嬉しいなと思っております。
以上でFROM PROJECT(フロムプロジェクト)の私からの発表終了とさせていただきます。本日はありがとうございました。

 

 

 

(司会)
竹内様、ありがとうございました。皆様、拍手をお願いします。
これより意見交換となりますが、その前に舞台転換を行います。会場の皆様、そのままでしばらくお待ちください。

 

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