ホーム > 電子県庁・県政運営・県勢 > 県域・県勢情報 > 地域の総合案内 > 県西地域県政総合センター > 令和5年度「黒岩知事と県民との”対話の広場”地域版 県西会場」実施結果(後半)

更新日:2023年12月21日

ここから本文です。

令和5年度「黒岩知事と県民との”対話の広場”地域版 県西会場」実施結果(後半)

黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場

「黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場」は開会から閉会までの動画です。

黒岩知事と県民との“対話の広場”地域版 県西会場 実施結果概要(後半)

意見交換

(司会)
それでは、ここからは、黒岩知事に進行をお任せいたします。知事、よろしくお願いいたします。

 

(知事)
ありがとうございました。古川さんのお話をもっと聞きたかったんだけど、なんか全然時間の感覚ないですね。このままいったらどんだけかかってしまうと思いましたけど、残念ながら途中でありましたけど。トークの中でいろいろ話をしていただければと思いますので、とても魅力的なお話を2ついただきました。これを基に議論していきたいと思います。
ちょっとその前に、私から言っとかなきゃいけないなと思ったことがあって、未病の戦略的エリアとさりげなく使っていますけど、ちゃんと説明しておきますね。
未病って何かというと、真っ白な健康があって真っ赤な病気がある。健康か病気か普通は考えがちですよ。でも、健康と病気の間に線はないですよ。自分から見ると。これグラデーションなんです。白から赤、連続で繋がっている。これが未病。病気になってから、赤いところに行ってから治すのではなくて、グラデーションのどこにいても少しでも健康の白い方に持っていくことが大事。そのためには、未病コンセプトと言っています。食・運動・社会参加。これが大事だというふうに言ってきているんですね。超高齢社会が圧倒的なスピードで進んでいくという中で、病気になってから治すってことをやっていると、もうとてもとてもみんなを未病の世界に持ってくことできなくなりますから、だからみんなが一人一人自分で自覚して、自分のその生活スタイル、食生活・運動習慣・社会参加といったようなもので、みんなが1人ずつ健康になっていこうということをやろうというときに、この県西部というのを見たときに、その資源に溢れているということですね。食の資源、とても魅力的な食の資源がいっぱいありますよね。そして運動。いろんな体を動かしていくためにもいろんなものがありますよね。そして社会参加。この中でも例えばその、温泉とかね、いろんな魅力的なものがいっぱいありますよね。これをうまくつなげていくことによって、みんなが元気になっていく。こういったことに最もふさわしいのは、神奈川県の中で県西エリアだということで、未病の戦略エリアというふうに言って、位置付けでずっとやってきたんですね。
その中で、未病サミットという国際会議をずっとやっているのですけれども、これは箱根限定でずっと続けてやっていまして、世界中から、箱根、箱根と、未病改善のために箱根、県西部とやってくる。そういう流れを作ってきているという延長線上の中で、地域資源がもっともっとあるよねと。それをもっともっと繋ぎ合わせていったならば、もっと活性化するんじゃないのかなというところで、今日お2人のお話をしていただいたということでありました。
お2人の違いというのは、古川さんは小田原で生まれて、ちょっと東京行ってらっしゃったときもあったけど、小田原はずっといらっしゃっていましたよね。竹内さんは来てまだ2年ちょっと。今日実は、県西部の活性化プロジェクトで議論していた一番の大きなテーマは、「移住者をどうやって増やすか」というテーマです。模範の人が出てきましたね。模範の人から見たら、面白いのが、地元の人から見ている目とよそから来た人の見ている目と、またこれが違うんですよね。だから、竹内さんは物凄いいっぱい発見があって、嬉しいことを言ってくれましたね。県西最高だと言ってくれましたね。この魅力をもう1回これから、解きほぐしていきたいと思いますけども、せっかく、ふろぷろの参加してた方がいらっしゃるということなので、具体的にどんなことをやったのかちょっと教えてもらえませんか。まずは、私から皆さんが手挙げて、どんどん当てて行きたいんですけど、まずはせっかくふろぷろの当事者から、どんなことをやっていらしたのかちょっと、お話しいただけますか。

 

(FROM PROJECT・女性)
ふろぷろの活動の報告と一緒に、県知事さん聞きたいことがあるのですが、それもお話ししていいですか。ありがとうございます。FROM PROJECT(フロムプロジェクト)の小田原の1期生で参加しました。FROM PROJECT(フロムプロジェクト)には中学3年生の終わりから高校1年生の初めまで参加していました。
FROM PROJECT(フロムプロジェクト)では、私はお菓子の袋を使ってポーチ作りというイベントを開催しました。そこでは、大学生の方に背中を押していただきながら小学校の学童保育の方に連絡をして、パッケージ関連をネスレ日本株式会社さんにご連絡をして協賛をいただき、イベントを開催しました。計20名の小学生と一緒に行いました。そのイベントが実は今、2年たった今でもずっと続いていて、今は地域菓子のパッケージで、イベントを行っています。地域菓子のパッケージというのがお土産だったり、小田原でいう食品パッケージ、鈴廣かまぼこさんであったりだとか、ういろうさんであったりだとか、菜の花さんであったり、私はそれを今、地域資源ととらえて、ずっと活動を行っています。
なぜ地域資源なのかというと、地域菓子のパッケージって地域内で愛されていて地域外にも届きます。そのデザインが時に、地域の看板のような存在になることもあると思っています。
私は地域菓子パッケージを、こんなふうに活用しています。実際に作った小田原の二宮のきんじろうカフェさんのパッケージで作ったポーチです。最近これでイベントを開催しました。
こんなふうにイベントを行っていって、来年には、今までは教育関連だったり、環境だったりに顔を出していたのですが、来年には観光にも顔を出したいと思っています。
そこで、県知事さんに、行政からの目線で観光の方に行くとしたらどんなふうにいけばいいのかだったり、アイデアや意見などが欲しいと思っています。


(知事)
地域のお菓子パッケージと観光ということですか。

 

(FROM PROJECT・女性)
はい、そうです。

 

(知事)
それをどうつなげるか。観光というのは、要するに、僕はマグネットという言葉を使ってるんですね。マグネット神奈川。いのち輝くマグネット神奈川とずっと言っているんですけど、マグネット神奈川はどういう意味かというと、マグネットは磁石ですね。磁石のように引きつける力。だから、行ってみたいって思わせる力。住んでみたいと思わせる力。磁石のように。これをマグネットと言っている。
観光ということを考えるときに、地元の目線で考えちゃ駄目だとずっと言い続けてるんです。地元の人って意外に自分たちの魅力をわかってないことがあるんです。当たり前の景色。自分が見て当たり前の景色がよその人から見たらすごい魅力的に見える。気づかない人ってすごく多い。だから、自分の目線で考えるのではなくて、外の目線で考えようというのを、基本的にずっとマグネットと言っているんですね。だから、県西部の中で竹内さんのように、外から見て、こんな面白いところがあるじゃない、こんなすごい所があるじゃないと言って皆をつなげていって、発信したならば、それが引きつける力になって人が来る可能性もあるかなとは思っていますね。ですから、地域のお菓子のパッケージで、そういったものがあったらあれなんだろうと、地域の外の人が見て、面白そうだなと思ってくれれば、そこに行ってみようかなっていうきっかけになるかもしれないと思っていますね。ですから、とても素晴らしい活動だと思いますね。

 

(FROM PROJECT・女性)
ありがとうございます。

 

(知事)
大丈夫ですか。

(FROM PROJECT・女性)
はい。

 

(知事)
はい。ありがとうございました。みなさん大きな拍手を。素晴らしい高校生。
竹内さん、そもそもこういうアイデアというか、どこから出てきたんですか。
 

(事例発表者・竹内菫氏)
彼女のプロジェクトのアイデア。

 

(知事)
ふろぷろの。

 

(事例発表者・竹内菫氏)
ふろぷろ全体のですね。ふろぷろは、元々実は、慶應義塾大学のゼミから始まった活動でして、その活動が1回なくなったんですね。ほぼ私1人以外は全員いなくなってしまったのが2018年で、そこから作り直したという形でして、ゼロから私が始めたものでは実はないのですが、最初始まったのは復興支援の文脈で、中高生たちがもっと社会の復興に関わっていけるようにというところだったんですけれども、2018年に作り直した時には、まちづくりにもっと10代、20代がもっとリーダーシップを持って参画していけるようにという方向で始まったプログラムです。

 

(知事)
中高生がこう繋いでいくっていう、すごい具体のアクションとしてね。

 

(事例発表者・竹内菫氏)
そうですね。むしろ大人を巻き込んでいくという、中高生側が。

 

(知事)
すごいですね。せっかくだからもう2人もいらっしゃって、ちょっとせっかくだから、どうですか。ふろぷろ、もうちょっと聞かせてください。

 

(FROM PROJECT・女性)
はい。私がふろぷろに参加したのは、高校1年生の冬頃でした。
プロジェクト名は「オダワラグビー」という名前で、私自身、大好きなスポーツであるラグビーを地域のいろんな方と盛り上がることができたらいいなと思い、ラグビーを広めるプロジェクトを行いました。具体的にはポスターを作成して、自分の高校に貼ってみたり、ふろぷろを通じて、すみれさんが「こんな格好いい大人の人いるよ」とか、様々な小田原の大人の人とお会いして、その人たちにポスターの写真撮影に写ってもらったり、対話などを通じて、地元にはこんなに面白くて生き生きとした大人の人がいるんだなというような発見を、ふろぷろでさせていただきました。
その後、また自分自身でも、ふろぷろのあとも活動を続けまして、今はオダワラグビーという名前で、小田原とラグビーをつなげると、オダワラグビーという名前になっておりまして、SNSで発信したり、地域交流イベントなどに参加して、自分自身、知見を広げたり、面白いなという毎日を高校生活で送っておりました。以上です。


(知事)
すごいですね。アクションに繋げるところがいいですね。ラグビーワールドカップもあったしね。盛り上がりましたね。あなたはどうやってるんですか。

 

(FROM PROJECT・男性)
はい。私がふろぷろでやってきたことは、主に2つあります。1つが、読書散歩っていう、読書と運動を掛け合わせたものです。イベントの内容を簡単に言いますと、すいませんちょっと緊張で言葉が出なくてすいません。
イベントを開催した目的が、コロナ禍で、私の祖父母がちょっと運動不足で体調を崩したのをきっかけに、老人の運動不足解決を目的として開催しました。読書と運動をどう繋げたかというと、まず、運動の方は、松田町にある矢倉沢往還というのがあって、矢倉沢往還をもとに歩いていく。歩いていって、そのポイントポイントで読書をするというのを計画しました。
2つ目に、「読書とコミュニケーションを」というイベントを開きました。こちらを開催した目的は、コロナ禍で人とのコミュニケーションがあまりなかったと自分が感じたので、もっともっと多くの人と関わりたいなと思い開催し、基本的には立花学園の学年関係なく誘ってみたりして開催しました。

 

(知事)
ありがとうございます。先ほど言ったように、未病改善のために食・運動・社会参加。運動というのはすごく大事。でも、運動と読書を組み合わせるという発想って、なかなか出てこないですよね。それをやることによってコミュニティというか、触れ合いとか出てくる。まさに未病改善のために、素晴らしい取組みですよね。いや、これはすごいですね。
大人から見てどうですか。古川さん。

 

(事例発表者・古川達高氏)
そういう発想をさせる竹内さんの指導力がすごいなというのを感じたのと、やっぱりそれに付いて来れて、また持続していくことが素晴らしいなというふうに思います。これ僕、竹内さんについていきたいと思っています。

 

(知事)
はい、それでは皆さん、こういった議論を踏まえながら、どんどん、どんなご意見でも結構です。このテーマに即した形だったら結構ですからね。どんどん自由に発表してください。はいどうぞ。

 

(開成町・男性)
知事、はじめまして。開成町在住の者です。温暖化対策の団体をやっていまして、地域のエリアの一番の魅力というか、魅力的なところというのは自然環境だと思うんですけど、そこで色々な活動して、色々な団体さんとお話を聞いていた中でやっぱりこう、山ですね。森林。本当に、そこが本当にうまく循環してないというか、循環型林業がなかなか確立できてないというところがありまして、それをちょっと知事に今日お伝えさせていただいて、是非、今後色々な形でご協力いただけたらと思って、今回参加させていただきました。
ちょっと具体的な話になってしまうと思うのですけども、横浜のSDGsデザインセンターさんの木のストロー。多分皆さんご存じだと思いますけど、それがすごいいいなと思っていまして、そこでちょうど各市町さんがいらっしゃるので、皆さんにご協力いただいて、例えば小学校のストローはプラスチックなので、それを木のストローに。なかなか大変だと思うんですけど、変えていただいて、地域の資源をうまく活性化してもらえるようなことをちょっと一緒にやっていただけたらと思って今日はお話ししに来ました。よろしくお願いします。


(知事)
(開成町長に向かって)どうぞ。

 

(開成町長)
山神です。お世話になっています。
町としてもそういうSDGsのゼロカーボンに向けて、できることはやっていきたいと思ってますので、ぜひ役場にお越しいただいて、具体的に進めさせていただければと思います。

 

(知事)
具体的に、木のストローはどうですか。

 

(開成町長)
木のストローはすいません。使ったことはないです。

 

(知事)
はい。今、使ってくださいという陳情がありました。

 

(開成町長)
しかと承りました。

 

(知事)
ありがとうございます。非常にそういうのは大事なことですね。SDGsで。神奈川はSDGs最先端の自治体として選ばれてますからね。これ、しっかり進めていきたいと思いますね。はい、どうぞ。

 

(立花学園高等学校・教員)
立花学園高等学校から来ました。今日は生徒が沢山来てまして、ありがとうございます。
私は教頭をやりながら釣り部の顧問を30年ほどしているんですけれども、未病という例えで言うならば、酒匂川という川が病気にかかっていませんかということを申し上げたいんですが、私が小学生のころは、6月1日になりますと、酒匂川のアユが解禁になって、隣の人と竿がぶつかるんじゃないかというぐらい釣り人が多かったんですね。それが、昨今はもう6月1日、本当に解禁になったのというぐらいに釣り人が少ないんです。それは、アユが上ってきませんし、アユが育たないっていうところですね。これは10年ほど前に大きな台風が来て、土砂が酒匂川に流れ込んで、それが大きな影響を与えていると思います。
県の方が今も酒匂川の山北地区で土砂を取り除く工事をしていただいているんですけれども、それを積極的に続けていただきたいということと、それともう1つは、魚は移動したがっているので、先日、滋賀県の琵琶湖にビワマスという魚が生息するようですけれども、そのビワマスが琵琶湖から川を登れるように、琵琶湖に流入する河川のすべてに魚道をつけたというニュースを聞きました。酒匂川でも、ぜひ魚道をつけていただいて、魚が自由に上ったり下りたりできるようにしていただきたいんですね。一番心配しているのは山北の一番奥、あまりこう皆さん行くところではないんですが、三保ダムという、丹沢湖というダム湖があります。そこに中川、玄倉川、世附川という3つの川が流れ込んでいるんですけども、どの河川にも砂防堰堤があって、三保ダムに落ちてしまう。私は漁協にも、酒匂漁協にも所属してるんですが、漁協が放したヤマメが、みんな三保ダムに落ちてしまうんですね。大雨が降ると。そうすると、砂防堰堤があって、今度は三保ダムから川に上っていくことができないんです。魚がいなくなっちゃいますから漁協は一生懸命魚を放しますけれども、またそれが三保ダムに落ちてしまう。今この時期三保ダムに行くと、各川の河口のところには、ヤマメが多くなって、40センチ50センチになって、サクラマスになって、上れるときを待ってるんですね。ですが、魚道がないので川を上れません。魚が自然に再生産してくれれば、漁協も助かりますし、釣り人もたくさん集まってくると思います。それから、数十年前になるんでしょうかね。玄倉川でちょっと痛ましい事故がありました。あのときも、あそこにもしも魚道があれば、そこを伝って降りることもできたので、魚道はもちろん魚が通る道なんですけども、そういう事故防止のためにも役立つのではないかと思って、それをお願いできればと思って発言をさせていただきました。

 

(知事)
この件について、うちの県の職員で誰か喋れる人いますか。魚道と酒匂川のそういう問題とかというのは、誰か県の職員、政策局長。

 

(政策局長)
政策局長の中谷でございます。今日はありがとうございます。
今、魚道のお話がありましたけども、やはり河川を整備する上で、魚道というのは非常に重要になっているという認識を持っています。なので、以前に整備した川についてはそういった、魚道を整備するということはあんまりされてなかったんですけれども、今現在はそういった魚道に配慮したような河川づくりをしているという風に認識しております。全ての川がどうかというのはちょっとわかりかねるのですが、魚道に配慮した整備を進めているということなので、今お話があったことを踏まえて部局の方に伝えさせていただき、より一層魚道に配慮した整備が進むようにさせて頂けたらなと思います。

 

(知事)
川底を一生懸命掘削するというのはよく一生懸命やってるんですけどね。大きな雨が降ったら、ダーッとそこはもう土砂で埋まっちゃって、川底が浅くなるとあふれる可能性が高くなります。危険ですよね。その作業をずっとやってるんですけど、今の気候変動の状況の中で非常に難しい課題であることは間違いないですね。今のお話をしっかり受けとめていきたいと思います。ありがとうございました。


(男性)
私はもと橘町でひっそりと小さな直売所をやっております。これはたまたま、私が会社を引退しまして、地域を見ますと、農家だけで食べていけないという実感を見ました。そうした中で、やはり何か若い者が、これからも農業をやっていきたいという気持ちにならなきゃいけないということで直売所を開いたのですが、やはり、野菜なり何なりが高いときには、高い高いと。世間でおっしゃる人が多い。ただし、農家が安くなったときには、野菜とか果物が安くなったら何も言わない。これはですね非常にバランスが悪い。私は以前高校時代勉強したものに、フランスで農家の方が困ったとき、凱旋門、ご存じだと思いますが、そこへ牛乳を、農家の人がぶちまけた。こうして、政府に対して抗議をして、農家が食べていくにはどうしたらいいかということをみんなで話したときに、保険、農民と行政と、保険を作ってですね、価格の安定を図るという。こういう1つ目標をフランスで、やり遂げたと。
そういう面から見て、若い者が安心して農業を継いでいける。そういうことを、行政も農民もそうですけど、一緒になって考えていく。そういう神奈川方式を、県知事にお願いしたい。

 

(知事)
ありがとうございます。はい。ありがとう。神奈川の農業というのは、割と都市型農業という感じなんですね。都市型農業の大きなメリットというのは、消費地に近いということですね。すぐにお届けできる。そうすると新鮮なものを届けられる、こういうメリットもあります。その中で一生懸命やっていらっしゃる農業の関係者もいらっしゃる。創意工夫しながらね。大規模なのはなかなかできないけども、産地と消費者が近い、この都市農業の魅力をこれからもしっかりと支えていきたいなというふうに思っています。
ありがとうございました。

 

(男性)
ちょっとすいません。実は、20年、25年前に橘地区で大型の開発が住宅公団と一緒になって開発をしようということで、プロジェクトができたわけなんです。ところが、ある時期に人口が減ったということで、その8割県が買収した土地を放棄してしまった。でも、設計は全部できた中でストップしてしまった。オオダイ開発っていうんですが、やはりですね。長期的に見て。

 

(知事)
先ほど農業のお話をお伺いしたので、皆さんの方からお伺いしたいので、ちょっとその話は後で職員が承ります。ありがとうございます。はい、どうぞ。

 

(立花学園高等学校・生徒)
立花学園高等学校に所属している者です。
今、新松田の学校に通っているんですけど、町のために何かしたいなと思っていて、今の高校生のうちに、町のために何かできることってありますか。

 

(知事)
それをあなたが考えるんですよ。
僕らがこうだっていうんじゃなくて、あなたが発見して欲しい。ふろぷろ、そうじゃないですか。アドバイスを。

 

(事例発表者・竹内菫氏)
まさにあなたのような中高生たちがふろぷろに参加してくれて、一緒に何をしようかと探していくんですけど、やっぱり町のためにという思いがあるのはとても素晴らしくて、一方で、町のためにだけで進めてプロジェクトを考えるとなかなか継続しなかったりもするので、ご自身が好きなものをしっかり組み合わせて、自分の好きなものと周りの人も幸せになるものというのをやっぱり重視していくと、継続的にできたり、社会にいい影響を与えられるプロジェクトになるんじゃないかなと思います。詳細はふろぷろ第3期でお越しください。

 

(知事)
何かしたいって思ってるというのはすごいですよ。これすごいですよ。だから今日ここに来てるわけでしょう。それがすごいですよ。だから、そうすると何か得るもの、出会いが。ふろぷろにこういう人がいるんだ、ちょっと聞いてみようかな、やってみようかな、やった人たちもいる。交流してみたら、こんなことがあるんだって発見する。それはいいんですよ。分からなくてもいい。何かしなきゃいけないって思いはすごく大事。素晴らしいと思いますよ。頑張って見つけて、成果発表してほしいぐらいですよ。

 

(知事)
他の方どうぞ。

 

(立花学園高等学校・生徒)
立花学園高等学校に所属している者です。
私は食べることが好きで、県民の皆様にも、食に関して、何かできることがあればと思いまして、質問、提案があります。まず、県西地域では、県東とは違い工業地域自体がないため、豊富な漁業が盛んであります。漁業をもっと、県全体に広めて、皆、大切な県西の海を守っていこうという取り組み、そしてそれをもっと若い人に知らせるために、神奈川県では、公立高校で定時制の高校には学食が設置されていると聞きましたが、全日制の高校にはあまりないと聞きまして、若い人たちにも、県西の食事の、食材のよさを知らせるためには、やっぱり、学食を通したりして、若い人たちも簡単に知れるようにしたいので、県立高校の全日制の高校にも、学食を通して。

 

(知事)
県の水産物を提供するという流れを作っていいんじゃないかという。

 

(立花学園高等学校・生徒)
若いもの達にも、大切な水産物を守るために海を守っていこうという動きをつくれたらいいなと思ってます。

 

(知事)
はい。学食は今ないんですか。

 

(参加者)
調べたところによると、定時制にはあるところと学食がないところとあります。

 

(知事)
県立高校の人。学食ない。ないですか。お弁当売りにきて。そういう状況。
ありがとうございました。
学食はすぐ作るのはなかなか難しいかもしれないけれど、まさに県西部の水産物の魅力をもっともっと広げていくことはとても大事なことですよね。大きなかまぼこ屋さんもありますからね。そういった形の加工品もあるし、やはりそういうイメージは基本的に小田原にはあるんですよね。それをもっと発信するのは大事なことですね。ありがとうございました。
はい、どうぞ。

 

(男性)
神奈川県在住の者です。本日はお時間ありがとうございます。
今のお話の中で、漁業とか、林業とか農業とか、若い人に知って欲しいっていう話があって、やはり西は東に比べて、1次産業とか、酒造屋さんがあったりとかそういう伝統な面とか、1次産業、西の魅力だと思うんですけども、やっぱ若い人にそういうのを知ってもらわないとそのうちの担い手はどんどん減ってくると思いますし、大人が今から林業やろう、農業やろうというよりも、小さいときからの意識づけって結構大事だと思うんです。やっぱ林業とかだと、北欧の方とかだと小さいときから、一番なりたい職業が林業みたいな。そういうのだと大人になってもそれに就く確率って高くなってくると思うんですけど、今、ふろぷろの話を聞いてすごくいいなと思ったんですけども、僕の経験談っていう感じなんですけども、全国とか東京都とか、聞き書き甲子園っていうのは、ご存じの方がいるかもしれないんですけども、全国の中高生や小学生を集めて、名人と呼ばれてる伝統とか林業の担い手、漁業の担い手さんのところに取材に行ってお話聞いて語り部のような感じで学んでいく。それを発信していくっていうプロジェクトをやってるところがあるんですけども。ぜひ、今日市町村の、市町の方も来てくださってるっていうところなんですけども、そのきっかけも東京都さん、広報部のところなんです、環境局がかんでやってくださったりしてるんで、ぜひ神奈川とか、神奈川の市町でもそういう方法としてやっていただければ若い子にも周知できるし、産業の活性化に繋がるのではないかと思うので、ぜひ検討していただけたらと思います。


(知事)
はい。ありがとうございます。具体的な提案ですけどこれ市町の、首長さんがいらっしゃいますけど、うちはやってるよというところはありますか。

 

(小田原市長)
小田原市長の守屋です。ずばりの回答ではないんですが、実は先日「木のまちサミット」っていうことで、木の、森林の多くある自治体が集まって意見交換したんですけど、その時にですね、川崎市さんも参加してもらいました。川崎市さんは、たくさんの山を持っている自治体ではないんですが、実はそういう自治体だからこそ、小田原の山に来て、山ってどういうふうになってるんだろうと。
実はその山がさっきの酒匂川を流れて、飯泉取水堰から通って、川崎の飲み水に送られてるから、そういう循環を我々川崎市民も理解しましょうね、なんていうのイベントをやってくださっているので、ずばりではないんですけど、そこには子供たちも参加していただいてですね、まさにその体験をしていただくということは、事例の1つとしてご紹介させていただきます。ありがとうございました。

 

(知事)
ありがとうございました。
古川さんも色んな仕事をされてきたってお話しありましたけどね、
これ、こういう人材不足、漁業、農業、林業、どうやってこれを補っていくべきだと考えますか。

 

(事例発表者・古川達高氏)
その1つのカテゴリーって結構大変で、僕は持続可能な社会っていうのを、いつも農業は農業でやってきているのか、例えば小田原でワインプロジェクトやったり、いろんな企画をやるのにやっぱり若い人が参加してくる企画って結構伸びているのは確かなので、やっぱり、若い子にどれだけこうアピールしていくかっていう機会を、どれだけ、行政も含め、さっきまさに官民連携で知らせていくかまず知ることから始まって、そこから知った次が体験、そして、学んだものを次どう生かしていくかって拾ってあげないと、やっぱりやりっ放しじゃ駄目だと思うので、その辺の拾い方が、僕ら大人の仕事なのかなというふうには思っていますけど。あれ、全然答えになってないですね。

 

(知事)
答えになっています。ありがとうございます。
竹内さんはね、こういう農業、林業、漁業、こういう人材、若い人にもっと入って欲しい、こういうのは、ふろぷろでやったことありますか。


(事例発表者・竹内菫氏)
そうですね。小田原市ではまだないんですけれども、ふろぷろ小田原ではないんですけれども、他の地域では結構例がありますね。
やっぱり若い子たちで、農業だったり林業だったりとか、漁業であったりに関連したプロジェクトを立ち上げたい子たちっていうのは、多くが両親であったりとか、身近にその産業に関わっている大人がいて、その人が苦しんでいる姿を見たりとか、そういったところが理由となって、広めるための活動をしている学生たちも他の地域とかに多くいらっしゃいます。

 

(事例発表者・古川達高氏)
先日、先ほどちょっとだけ紹介した龍馬塾の1つのイベントで、ワインプロジェクトの畑の草むしりをやらせたんですね。15人の子ども。その子たちが、こんな経験したことないと言って、あれが一番印象に残ってるという子もいたので、やっぱそういう体験させてあげるというのも1つの手なのかなと。そういう機会を僕らが作ってあげるのも大事かなというのは、ちょっと今感じました。

 

(知事)
県もですね森林再生プロジェクトっていうですね、森を守る。森を守るために何をするのかというとですね、森に入って、木を切らなきゃいけない。
森を守るために木を切るってどういうことかと思われるかもしれませんが、間伐をやらないと森っていうのはちゃんとこう自然の森にならないですね。だからそこに行って、その寄付をしていただいた不思議な構図なんですけど、寄付をしてくださった会社の社員の皆さんが、森に行って、一緒にその間伐と伐採っていうのを、やるんです。そしたら、自然というのは、自然にほっといたら自然が守られるって思っちゃうかもしれないけども、そういうものじゃなくて、ちゃんと手入れをするということによって守られているんだということを、みんな行って、実際、木を切って体感するという。そういう風なことをやって、そういうときにこうやって森を守る仕事ってすごく大事な仕事なんだなということを、社員で共有したり、家族と一緒に行ったりしますから、そこでそういうものを知ってくるという、そういう機会を作ってるということもありますね。
でも、とっても、1次産業の担い手を確保していくっていう、とても大事なことというふうに思いますね。ありがとうございました。
はい、どうぞ。

 

(立花学園高等学校・生徒)
私は立花学園高等学校に所属している者です。
私は、前に、学校の近くにあるひょうたんの形をした池に訪れたことがあります。
ひょうたんの形をした池を見て、気になって調べてみたんですけど、神奈川の中でも、百選に選ばれる景色っていうものが書いてありまして、さらに調べてみますと、前は釣りができたらしいんですね。見に行ったときは、川底が割れてしまったり、草がいっぱい生えていて、前のような景色は見れなかったんですけども、こういうことから、新しいものを見つけて開発していくっていうよりも、私としては、前々からあるものを復活・開発して、魅力にしていくこともまた大切なんじゃないかなと思いました。

 

(知事)
それはとても大事なことですね。このひょうたんの池のことを知っている人いますか。どうぞ。

 

(大井町長)
はい。そのひょうたん池があるのは大井町であります。富士100選(関東の富士見100景)という看板が立っていましてね。ちょっと前、私が知る限りでは大変綺麗に整理されておりました。私もあそこに立ちますとね、開成町さんいらっしゃるのであれなんですけど、ビルがあって、富士山があまりよく見えない状況も、場所によってはありまして、そういう訳もありますけど、あのひょうたん池。地元の人の好意で、自分の力で、自分の田んぼか分かりません、詳しいのはこっちの方にいますが、作ったひょうたん池は、逆さ富士が映って松並木があって、非常に綺麗です。雪が降ったりするとかなり綺麗です。
今しがたちょっと指摘されましたけれども、あれを保存して一生懸命やってる人って、これも高齢化のせいにしては何ですが、一生懸命やっていた人が年をとってなかなかできなくなってしまったという現状もあります。今後ちょっと気をつけて整理、今されてるかどうかわかりませんけど、私もここのところ見てないので、行ってきます。

 

(知事)
確かにそうですね。新しいものを探すだけじゃなくて古い、自分たちが持っているものをもう1回見直してみよう。それがうまくなってなかったら、ちゃんとそれをまた綺麗にするということで、やっぱり地域の資源の発掘という意味では、とても大事なことですね。はいありがとうございました。
はい、どうぞ。

 

(開成町長)
開成町の山神です。竹内さんに質問があります。竹内さんとは何年か前に、SNSで、県西地区でネットワークを広げようとして、あるワードで検索したら私が出てきて、はじめましてというようなご縁をいただいたこと。すごくアクティブな女性だなと思ってます。
様々な、ふろぷろで活動されていて素晴らしいと思います。それで、世のためとか人のためとかっていう風な、そういう近いところの目的はあると思うんですけどもその先の最終的な目的というのはどういうふうに描いてらっしゃるのかというのを教えていただきつつ、開成町でもぜひ、高校生の皆さんにご参加していただきたいなというお願いも込めて質問させていただきます。

 

(事例発表者・竹内菫氏)
ありがとうございます。私が答えて大丈夫ですか。ありがとうございます。実は彼女は開成町在住なんです。いや、ふろぷろ開成町ですね。はい。考えさせていただきます。ありがとうございます。
そうですね。いろいろな形でやらせていただいているんですけれども、ふろぷろの方で開成町に連絡をさせていただいたのは、小田原市で今のところやっているものの、この近隣にはふろぷろがないので、近隣在住の方々も、もし希望者がいれば参加できるようにという形で、そういった連絡をさせていただいたのと、あとプロジェクト。すみません、ちょっと確認させていただいたんですけれども、そういった近隣の方々も参加していただけるようにとやっているのと、あとは、今まさにそのふろぷろ小田原1期2期という形でやってきたんですけれども、ちょっとあわよくば、第3期、実際にエリアを広げてということも検討しているので、その際にはもしかするとふろぷろ県西だったりふろぷろ西湘であったり、そういった形でエリアを広げてやらせていただくかもしれないので、また伺わせていただければと思います。ありがとうございます。

 

(知事)
こういうふろぷろの動きがどんどん広がってくるといいですよね。はい。どうぞ。

 

(男性)
お世話になります。お二方、ご講演ありがとうございます。知事が言っておられます、県西地域は未病の戦略的エリアという形でございまして、このことに関して竹内菫様へお聞きしたいことがございます。
あちこちの地域を回られて、いろいろと紹介なさっていらっしゃる。特に県西地域は温泉とか、特に足湯っていうのがございます。足湯っていうのは、特に女性とっては嬉しい効果、冷え性改善とか、リラックス効果とかあるんですが、こういったことを取り入れる。いわゆる足湯っていうのは、休憩施設にもなりますし、皆さんと人の触れ合いができるところである。
こういったような活動っていうのは、今後やっていくような考え方はあるんでしょうか。

 

(事例発表者・竹内菫氏)
ありがとうございます。
そうですね。足湯、私自身もとても好きで、それこそ、ミナカさんの屋上にある足湯とかももう何十回も友達を案内しつつ、行かせていただいていたり、箱根の方の温泉もしょっちゅう通っているんですけれども、ふろぷろとして足湯事業を、というのは現状は考えていないんですけれども、そうですねふろぷろから生まれていくプロジェクトというのは、ここはちょっとふろぷろのこだわりとして、こういうプログラムをやってくださいとか、これに関してのプロジェクトをやってくださいという指示は、ふろぷろから一切実は出していないんです。
あくまで中高生自身の興味関心に基づいて自分たちの課題意識を持って、地域に対する視点で作り上げていくというプロジェクトを重視しているので、現状足湯のプロジェクトやる予定がありますとは、お答えはできないんですけれども、私自身も冷え性で大変好きな場所ではあるので足湯も温泉も、また出てきたときに積極的に活動を推進したりとか、サポートしたりとかは引き続き、他の学生と同じようにさせていただきたいと思っています。

 

(知事)
はい、ありがとうございます。ふろぷろの新しいテーマになるかもしれないですね。はい、どうぞ。

 

(小田原市・男性)
古川さん、竹内さん先ほどはお話ありがとうございました。小田原市在住の者です。よろしくお願いします。
コロナがこの3年間ぐらい続いてですね、コロナもようやく下火になって、一時、観光客が、非常に苦しんでましたけど、これでようやく復活の兆しが見えてきたなと思っています。
県西の小田原箱根という地域は、やっぱり横浜、鎌倉なんかと並んで、神奈川県でやっぱりインバウンドが非常に多い地域だと思っております。神奈川県のコロナ明けのインバウンド向けの政策として、新たな政策みたいなものを持っておられるかどうかっていうのを知事にお聞きしたい。
あともう1つ、古川さんもいろいろ海外とか行かれると思うんですけど、例えば自分が海外に行ったときに、外国でこういう不便な思いをした、あるいはこういう便利な思いをしたっていうことがあると思うんです。
この県西地域もそのインバウンド対策として、例えばアピールから誘客から、もてなしっていうことで、まだまだこういうところを工夫した方がいいんじゃないかとかですね、そういう具体的なところがあったらちょっとお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。

 

(知事)
先にお答えいただいていいですか。

 

(事例発表者・古川達高氏)
はい、ありがとうございます。僕も海外によく行くんですけど、まず1つは距離感なんですね。小田原に住んでると、小田原だと、箱根とかそういう距離感でも動くんですけど、例えば箱根の温泉入って今日どこ行っていたのって外国人とか聞くと、今日鎌倉行ってきました。鎌倉で箱根の温泉入りました。これ50キロぐらい、50キロないかな、ぐらいの距離感ですね。で、海外行くと、バスで4時間5時間当たり前で移動していって、いろんなものを見るっていう感覚なので、僕ら県西の、今、コンベンションビューローでもいろいろ話ししてるのは、その距離感を埋めようと。小田原来た人が箱根だけじゃなくて南足柄行ったり山北行ったり、それなりのコンテンツがたくさんあるっていうことをどれだけ表現していけるかっていうのは、僕らの仕事だというふうに思ってますので、海外行って僕が感じるのは、その距離感をどう詰めて、どうその魅力をアピールしていくかっていうのは、僕らの仕事だと思ってますので、それをまた市町の連携で行きやすくする。キンタロウロード(はこね金太郎ライン)なんかまさにそうなんですけど、その距離感をどう埋めてって、海外から来た人も、その距離感を感じないですから彼らは。その辺を僕らが知った上で、その遠いから隣だからっていう垣根を作るんじゃなくて、やれたらいいなっていうふうには思っています。

 

(知事)
はい。インバウンド、復活してきてますから、これがもっともっとね、増えてきますね。どうしていくのかっていう1つの県の取り組みでお話をしたいと思いますけど、今、オーバーツーリズムという逆に問題出てきてですね、聞いたことあるでしょう。ある1ヶ所にブワーッと人が来るんですね。もう鎌倉とかもうぐちゃぐちゃになって、箱根もそういうところがあるかもしれない。それをどう解決するか。住民の皆さんが、もう来ないでくださいみたいな状態になったら、これはまずいですよね。周遊観光という、回っていってもらいましょうというのを、これを今考えてますね。だからここだけじゃなくて、鎌倉に来た人はこっちもここに行ったらいいですよ、こっちもこういったらいいですよっていう周遊していく流れを作ろうと。
そのためにですね、デジタルラリーなんていうのをやってるんですね、デジタルのサンプルラリーみたいなものですね。それを取ってくると次行ったらあそこ、こっちいこうこっちいこうと。例えば鎌倉殿の13人のときに、13人のゆかりの地があっちこっちにありましたよね。だから、鎌倉に例えば来た人でも、あっちに行ったらもっとあの武将のあれがあるんだって行ってみたりとか、そういうところに誘導していって、分散化していく。その代わり逆に言うと、神奈川のいろんな今まで知らなかったところの魅力を発見してもらおう、こういう仕掛けを今やってるんですね。それと同時に、今日実は県西地域活性化プロジェクトの中でもちょっとご紹介をしたんですけど、皆さんは発想ががらっと引っくり返すような話なんですけど、海。海で巡っていこうという発想ですね。これ、ついこの間、湘南国際芸術祭っていったものが開かれたんですね。これは逗子マリーナで開かれましたけど。それはね、リビエラさんの提案なんですけども、湘南国際芸術祭、これからやっていきましょうという話なんです。それは海で、この神奈川の海を巡ってくる。それぞれのところに、その拠点があって、文化の拠点がある。だからここに行ったら何か彫刻の面白いものがあるぞとか、ここに行ったら、何か音楽のなんかすごいのやってるぞとか、ここに行ったらもっと面白いいろんなものがあるぞとかってこういう海で回っていく、そういう芸術祭をやっていこうみたいな、そういう発想も出てきてですね、これも非常に面白いな。だから今回この県西部を生かしていくためにもね、海をもっともっと活用すべきだという、こういう話も出てきましたけども、これ、新しい神奈川の魅力を作っていけるね、大きなきっかけになるかなと思っています。例えばそういうときにですね、じゃ何が障害なるのかっていう時に、小田原の港、小田原の港は漁港なんですよね。だから、船で回っていこうとするときに、今、停まれないですよね。緊急事態は別だけども、このあたり小田原市長、どうですかね、ここちゃんと普通のクルーザーとか言わなくても、いろんな船が停まれるようになると海のツアーはうまくいくんですけど、どうですか。

 

(小田原市長)
これ一切仕込みなしでやってますのでね。あの、本当にそれができたらいいなという風に思います。小田原市が今進めている総合計画でも、海を生かしたまちづくりっていうのをやっておりまして、海、いろんな海岸線とか磯とかありますけど、今、知事のお話にあったように、小田原漁港っていうのは、最大のコンテンツだと思うんですね。ただいま知事の話ですけど、これ漁港なので、いろんなルールがあります。実はそのルールを作ってるのは神奈川県なので、これは小田原市と神奈川県が一緒になってですね、取り組んでいく課題かというふうに思います。是非、一緒に取り組みましょう。

 

(知事)
投げたら返ってきましたね。こういうのはやっぱりね、どこかいろんな規制があったりするんだけどやっぱり、そういった魅力は、それによって発信できるんだったら、いろんな形でこれを工夫してね、やっていきたいなというふうに思いますけども。いよいよ時間も迫って参りましたけども、最後1人どうですか。

 

(山北町・男性)
山北町立山北診療所で医師をやってます。
今日はこのタイトルで、未病ということが分かるかなということで来たんですけど、結局、よくわかんないんですけど。
ただ、未病の改善というところで、社会活動ということと、あと、今、観光の周遊化っていう話があって、神奈川県にはもうダム湖が、宮ヶ瀬湖と三保の丹沢湖とあるんですけど、僕どっちも行ったことあるんですけど、回遊性っていうところで見ると、大きな差があるんですね。宮ヶ瀬湖は厚木にも抜けられる。道志みちにも抜けられる、愛川の方にも抜けられるんですけど、丹沢湖に関しては、国道の246号から入っていくと、どん詰まりなんです。あとは湯河原の方にも箱根のターンパイクから抜ける道とかあるんですけど、その辺、かなり県道が占めてます。特に丹沢湖の奥は、県道山北藤野線ってあるんですけど、全然通れない。そういうところを県が頑張って整備してくれたら、そういった社会活動の一助になると思っているので、ぜひやっていただきたいと思います。

 

(知事)
はい、わかりました。
ありがとうございます。この道路の問題というのは、あちこちから聞いておりまして、これ各地域別にやる首長の懇談会とかもやっていてですね、その中で、この道路はこうやってくれ、この道路はこうやってくれって、全部受けています。それを順番にこうやっているところでありますので、今の話をちゃんと県の幹部も聞いてますから、しっかり対応していきたいと思います。
このお話しをしている中で、時間が過ぎてしまいましたけども、私はやっぱりこの県西部の、本当の魅力ってまだまだこれからだなと思っていますし、今日とても嬉しかったのは、これだけ若い世代の皆さんがこの時間にわざわざ来てくれて、そして俺たちこんなことやってんだ、こんなことやりたいんだと言ってくれたっていうことは非常に大きな可能性、期待感を感じますよね。
この県民との対話の広場、私が大好きなのは、だって皆さん高校生と一緒に議論するってことは普通ないでしょう。これが面白いところですね。それによって皆さん何かこう刺激されるっていうか。高校生でもああやって考えているのなら、俺も何かやんなきゃいけないと、これが大事なとこだなと思います。
我々行政、行政に何かやってくれと言われたことに対してしっかりやらなきゃいけないなと思うけどやはり、行政だけでやるのはなかなかそういう大きな力にはならないですよね。
皆さんお一人お一人がその気になって、ふろぷろが面白いなと思ったのはアクションだよね。ごちゃごちゃで言ってるんじゃなくて、アクションだっていうところは、やっぱりすごいなと思いますね。このふろぷろのパワーをですね、この県西部全体に広げていって、みんなで私がこれを、アクションだ、という形になってきたら本当に活性化していくんじゃないかなと思った次第でありました。
今日はどうも、お付き合いいただきましてありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ先

企画調整部企画調整課(小田原合同庁舎)
電話 0465-32-8903

このページの所管所属は 県西地域県政総合センターです。