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更新日:2024年9月17日
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神奈川県横浜川崎治水事務所
鶴見川本川は、東京都町田市の北部を水源とし、他に恩田川・早淵川・大熊川などの支川(枝分かれしている河川)と合流した後、横浜市や川崎市の市街地、京浜工業地帯を流れた後、東京湾に注ぐ一級河川で、延長は約42.5km、流域面積は235k平方メートルです。
鶴見川水系の河川は、国土交通省、神奈川県、東京都、横浜市でそれぞれ分担して管理しており、神奈川の管理区間は、鶴見川本川では約32km、流域面積で約184k平方メートルとなっています。
流域内の人口密度は全国の一級河川109水系中第1位の8,000人/k平方メートルとなっており(2004年(平成16年)調査)、流域内の土地利用は、宅地等の市街地が約85%、森林や農地等が約15%で、戦後の高度成長期において、急激に市街化された地域です。
鶴見川流域は、人口増加や資産の集中など急速な都市化に伴い、雨水を浸透させたり一時的に保水する機能が減少し、洪水被害の安全性の確保が難しくなってきているため、昭和55(1980)年に、保水・遊水機能の確保などを流域全体で進めていく「総合治水対策」の対象河川となり、緑地の保全や調整池の設置など、雨を一気に川へ流さないための流域対策と、ポンプ場の整備などの下水道対策と一体となって河川の整備を進めてきました。
現在、平成19(2007)年に策定した「鶴見川水系河川整備計画」に基づき、流域の保水対策を行う事を前提として、河道の整備と、河道沿いに洪水調節施設を設けることによって、約60mm/hr(約10年に1回規模)の降雨にも対応できる総合的な治水対策を進めています。
治水対策の一つとして、横浜市営地下鉄グリーンライン川和車両基地の地下を遊水地として利用することにより、河川環境への影響を最小限にとどめ、また、事業効果の早期実現を図ることができる川和遊水地の整備を行い、平成20年3月に完成しました。
洪水調整の仕組みは、大雨により鶴見川の水位が高くなると、遊水地上流側にある、堤防より一段低い「越流堤」から流水が流れ込みます。流れ込んだ水を遊水地内部に貯留することにより、鶴見川の流量を低減させ、周辺地域や下流域を洪水の危険から守ります。
降雨後、鶴見川の水位が低下し、再び水位が上昇する恐れがないと判断した時に、遊水地下流側の排水樋管のゲートを開き、少しずつ河川に流していきます。
横浜川崎治水事務所では、河川や水害に対する県民の皆様の理解を深めることを目的として、鶴見川川和遊水地の施設見学を受け付けています。
見学をご希望の方は、あらかじめ、当事務所河川第一課までお問い合わせいただくか、川和遊水地管理棟で係員にご相談ください。
遊水地内部
川和遊水地管理棟
施設見学申込書[Wordファイル/40KB](ワード:42KB)
施設見学申込書は、当ホームページでダウンロードしていただく他に、川和遊水地管理棟にて配布しております。
神奈川県で初めて「遊水地カード」を作成しました。
カードには、遊水地の写真や概要、こだわり技術などの情報が記載してあり、川和遊水地管理棟において、配布しています。
ぜひ、現地に来ていただき「川和遊水地カード」を受け取って、施設も見学してください。
施設名称 | 配布場所 | 住所 | 配布日時 |
鶴見川川和遊水地 | 管理棟 |
横浜市都筑区川和町252 |
午前10時から午後4時
休館日には配布していません |
なお、県内の他の「遊水地カード」や「分水路カード」については、こちらを参照してください。
川和遊水地が、神奈川県公式動画「かなチャンTV」で紹介されました。
動画のご視聴は下記リンク先をご覧ください。
河川第一課
電話 045(411)2515
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