更新日:2023年8月2日

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川崎県民センター情報アーカイブ 2022-1

川崎県民センター主催のかわさきFM放送「川崎県民センター情報」の放送アーカイブスです。

令和4年5月27日(金曜日)の放送 

パーソナリティ・ポマーレ反町(ぽまーれ・そりまち)氏

ものづくりギャラリー展示「読んで発掘! 神奈川県」について

出演者:川崎図書館 司書 堀田 桃香(ほった・ももか)

(反町)
『川崎県民センター情報』です。この番組は神奈川県川崎県民センターの提供でお送りいたします。
さて、今日はふたつの話題をご紹介いただきたいと思います。早速ですが、ひとつめは企画展示が行われるということです。
ものづくりギャラリー展『読んで発掘!神奈川県』」のお知らせということで、県立川崎図書館の堀田桃香(ほったももか)さんとお電話をつないで、お話を伺っていきたいと思います。堀田さん、よろしくお願いします。
(堀田)
よろしくお願いします。

(反町)
早速ですが、県立川崎図書館についてすこし教えてください。こちらは神奈川県立の図書館ということですけど、川崎市には市営図書館、市立の図書館がありますよね。それとはまた別に自治体ごとの公共図書館があるのには理由があるのでしょうか。なぜ県立図書館、県立のものがあるのか、それぞれに役割などがあったりするのでしょうか。
(堀田)
はい。県立川崎図書館は、昭和34年に、工業専門図書館としての機能を持った神奈川県の第二の県立図書館として、川崎市川崎区に開館しました。平成7年の川崎市立川崎図書館開館まで、川崎区に市立図書館が無かったことから、当時は地域の公共図書館としての役割も担っていました。
平成30年に高津区のかながわサイエンスパーク内へと移転し、ものづくり技術の支援に特化した「ものづくり情報ライブラリー」として全国的にも珍しい公共図書館となりました。

(反町)
そういうことだったんですね。そして、ものづくり情報ライブラリー。わくわくする響きですが、具体的にはどのような資料があるのか教えてもらえますか。
(堀田)
理工学系の図書や雑誌などの他に、JISのような産業規格や、特許をはじめとする知的財産に関する資料が豊富です。また、国内外の論文を図書館内の端末で閲覧することもできますし、検索ツールであるオンラインデータベースを利用することもできます。企業の技術者や研究者をはじめ、理系の分野に興味のある皆様にご利用いただいています。
また会社の歴史が書かれた「社史」のコレクションが、国内でも有数と言われています。

(反町)
「社史」、そういったものもあるんですね。かなり専門特化しているということがよくわかりました。図書館というと「人文系」の書籍を扱っているイメージがありましたが、いま言ったように、川崎図書館はものづくりのそういった技術の支援に特化しているということですね。
では、今日この後実際ご紹介してもらえるイベントについてもお知らせ頂きたいと思います。お願いします。
(堀田)
はい。県立川崎図書館のものづくりギャラリー展示「読んで発掘!神奈川県」について今日はご紹介させていただきたいと思います。

(反町)
すごく興味深いなと思うんですけども、具体的にはどんな展示なのでしょうか。
(堀田)
はい。今回の展示は、神奈川県の魅力を当館の所蔵資料で「読んで」発掘してもらおうという趣旨のもと、神奈川県の地下、“地面の下”に焦点を当てています。 

(反町)
神奈川県の地下。地面の下、地面ですか。文字通りの“発掘”なんですね。「神奈川県の地下」というと、どういったテーマを扱っているのですか。
(堀田)
はい。4月15日から11月9日までの展示期間を2期に分けて、2つのテーマで展示を行います。第1期は「温泉」について、をテーマに7月13日まで展示し、7月15日からの第2期は「神奈川県という土地ができるまで」をテーマとして、地層や火山活動などについて扱う予定です。

(反町)
なんというか、神奈川県という大きなエリアであるからこそ、面白そうだな、興味深いな、なんて思いますよね。地層や火山活動といわれると随分規模が大きいという印象を受けますけども、“温泉”といわれると、川崎ではあまり聞くことのないことばではありますが、我々でもよく行く場所というか、身近に感じることができますよね。
今回このテーマになった「神奈川を発掘」というか、所謂この「掘る」っていう部分でいうと、なんでこういうテーマを選ばれたのでしょうか。
(堀田)
そうですね。神奈川県は1つの県といっても、山に海に、そして都市にと、場所によってさまざまな魅力があるという大きな特徴があります。
その一方で、県全体を見渡す機会が少なく、県民であっても神奈川県についてまだまだ知らないことがたくさんあるのではないかと考えていました。そこで県立図書館である当館が、収集している分野の中で改めて県について知ってもらう機会を作れないかと思い、このテーマを選びました。

(反町)
確かに。当然のことながら川崎も神奈川県の一部ですから、神奈川全体を見るにはいいきっかけになるかもしれませんよね。僕なんかも川崎からほとんど出たことがなくて、川崎以外は知らない人間なのでそうなんですが、自分が住んでいる場所や通勤、通学先、観光地として有名な場所は知っていても、県全体について意識する機会はあまりないですよね。特にいま自分たちが立っている地面そのものについてというのは、ほんとうに考えたことなかったです。
さて、今回の展示、ここが県立川崎図書館ならでは、といった魅力などありますでしょうか。
(堀田)
はい。現在展示中の第1期では、温泉に焦点を当てているんですが、温泉そのものだけではなくて、その掘削技術についても取り扱っているのは当館ならではの展示だと思います。

(反町)
掘削、掘る? 掘る技術ですか。確かに、温泉は地中にあるものを掘り起こして楽しむもので、それがなくては温泉が湧かないっていう技術ですもんね。しかし、普段温泉につかっているときに「この温泉はどうやって誕生したんだろう?」なんて考えたことはなかったです。今回の展示はテーマにしろ、内容にしろ、かなり楽しめそうな、新鮮な着眼点ですね。
(堀田)
ありがとうございます。私自身も、当館の資料に触れ「ものづくり」を意識するうちに様々な日常の背景にある「どうやってできたのか」という部分に着目するようになりました。今回の展示でも、温泉という身近なテーマからそういったものづくりの世界に目を向ける機会になってほしいというのも狙いの一つです。

(反町)
もしかしたら、これから「この温泉はどういうふうに掘られているんだろう?」なんて考えながら温泉地に行くようになるかもしれませんね。
お話を聞いていて、初めに説明を聞いた時よりも「ものづくり情報ライブラリー」が身近になったような気がしてきました。今回の展示には、ほかの県機関との連携とかもあったりするんですか。
(堀田)
そうなんです。第1期では温泉地学研究所の、第2期では生命の星・地球博物館の協力をいただいています。それぞれ温泉水のサンプルや実際の掘削機器、鉱物などをお借りして、当館の関連資料とともに展示を行います。

(反町)
実際にそういった機器もお借りして、展示を行うのですね。
そして、そうやってものを見て、我々がさらにまた学ぶことができる、という。
(堀田)
はい。展示について興味を持っていただくとともに、県内の研究機関の紹介にもなればと思っています。

(反町)
この先、たとえばこどもたちとか学生さんには夏休みの宿題、自由研究とかそういったものにも役立ちそうだなと感じるんですけども。資料も充実しているわけですよね。
(堀田)
そうですね。来館いただく皆さんにたのしんで頂くのはもちろん、学生の皆さんの勉強の一助となれば幸いです。
また展示についての理解や関心をさらに深めて貰いたい、ということで関連講演会なども企画しています。6月25日(土曜日)には「温泉という地下水」というテーマで講演会を行う予定です。

(反町)
6月25日(土曜日)には「温泉という地下水」というテーマで講演会を予定している、ということですね。どういったお話が聞けるんですか?
(堀田)
はい。温泉地学研究所の所長、板寺一洋氏をお招きして、県内の主な温泉はどのようにしてできあがったか、 温泉を保全するために必要な事柄についてお話ししていただく予定です。

(反町)
まさに第一線で研究を続けている現役の方から直接お話を聞けるなんて、大変貴重な機会ですね。
さて、そんなものづくりギャラリー展示「読んで発掘!神奈川県」を見るにはどうやって会場に行けばいいのでしょうか。県立川崎図書館への行き方や開館時間についても教えてください。
(堀田)
はい。当館のものづくりギャラリー展示「読んで発掘!神奈川県」は溝の口の「かながわサイエンスパーク」・通称KSPの西棟2階にある県立川崎図書館内「ものづくりギャラリー」で開催中です。「かながわサイエンスパーク」へは、JR南武線武蔵溝ノ口駅または、東急田園都市線・大井町線溝の口駅より徒歩で約15分です。また、溝の口駅北口バスターミナル9番乗り場から「KSP行き」の循環シャトルバスが運行されています。シャトルバスですが、休日は終日・平日は午前10時以降にご利用いただくことができまして、5分ほどでかながわサイエンスパークに到着します。
県立川崎図書館の開館時間は、月曜日から金曜日は午前9時半から午後7時半まで、土曜日、祝日は午前9時半から午後5時半までです。休館日は日曜日と毎月第2木曜日ですが、臨時に変更となる場合がありますので、ご来館前には当館ホームページをご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください。

(反町)
わかりました。では、ものづくりギャラリー展示「読んで発掘!神奈川県」について、詳しく知りたいときや開館状況の問い合わせ先、番号を教えてください。
(堀田)
はい。お問い合わせは、神奈川県立川崎図書館、電話番号は044-299-7825(繰り返し)までお願いいたします。また、当館のホームページにも掲載して
いますので、そちらもご覧ください。

(反町)
それでは最後に、堀田さんからリスナーの方へメッセージをお願いします。
(堀田)
この展示をきっかけに、普段何気なく過ごしている神奈川県の地下について、またものづくりの世界に関心をもっていただければ幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。

(反町)
わかりました。ものづくりギャラリー展示「読んで発掘!神奈川県」について県立川崎図書館の堀田桃香さんにお話を伺いました。堀田さん、ありがとうございました。
(堀田)
ありがとうございました。

 

土砂災害防止月間について

出演者:横浜川崎治水事務所川崎治水センター 副技幹 若狭 桂樹(わかさ・けいじゅ)

(反町)
引き続きまして、土砂災害防止月間のお知らせということで、神奈川県横浜川崎治水事務所川崎治水センターの若狭(わかさ)さんと電話がつながっています。若狭さん、よろしくお願いします。
(若狭)
よろしくお願いします。

(反町) 
毎年6月は「土砂災害防止月間」となっていますが、若狭さん、川崎治水センターの紹介とこの「土砂災害防止月間」がどのような趣旨のものなのか、教えていただけますでしょうか。
(若狭)
川崎治水センターは、川崎市多摩区生田にある神奈川県の出先事務所で、川崎市内の河川や急傾斜地(崖地)、県立公園の整備や維持管理などを行っています。
国土交通省と県では、防災・減災の取組の一環として毎年6月を「土砂災害防止月間」として定めています。台風や大雨のシーズンを迎える前に、皆さん一人ひとりに崖崩れなどの土砂災害の防止及び被害の軽減の重要性について認識し、理解を深めていただけるよう、様々な取組を実施しています。

(反町)
はい。6月は「土砂災害防止月間」ということで、これは全国的な行事のようですが、神奈川県ではどのような取り組みを行う予定なんですか?
(若狭)
例年、土砂災害防止月間に先立つ5月下旬に、川崎市役所と共催で「土砂災害防止パトロール」を実施しています。これは、川崎治水センター、警察及び市の防災関係、消防などの職員が合同で土砂災害の危険個所の点検を行うものです。今年度は、5月30日から6月6日の間で実施する予定です。

(反町)
土砂災害を防止するための法律や制度があるそうですね。これはどのようなものがあるのでしょうか。
(若狭)
まず、主な法律は2つあります。1つ目は通称「急傾斜地法」と呼ばれている法律です。
崖崩れの対策は本来、土地所有者自らが取り組むことが原則ですが、土地所有者等の地権者や住民の皆さまの要望を受け、一定の要件を満たす場合には、急傾斜地崩壊対策事業として、県が対策工事を実施することができます。この事業を行うためには、県が「急傾斜地法」に基づいて、「急傾斜地崩壊危険区域」を指定する必要があります。
2つ目は、通称「土砂災害防止法」と呼ばれている法律です。平成12年に成立した法律で、土砂災害から住民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域についての周知、警戒避難体制の整備、一定の開発行為の制限等の対策を推進するものです。
簡単に言いますと、「急傾斜地法」はハード面の整備対策、「土砂災害防止法」はソフト対策を進めるための法律です。

(反町)
ハード面、ソフト面の双方から土砂災害を防止する制度がある訳ですね。
ところで、私たちの住んでいるこの川崎市内にも土砂災害のおそれのある区域ってあると思うんですけど、どのくらいあるのでしょうね。
(若狭)
はい。令和4年1月時点で、川崎市内には「急傾斜地法」に基づく「急傾斜地崩壊危険区域」が102箇所指定されています。その内訳は幸区2、中原区2、高津区48、宮前区11、多摩区16、麻生区23です。
「急傾斜地崩壊危険区域」に指定され、県による防災工事完成後にこの区域内で掘削工事や盛土工事などを行う場合には、がけ崩れを起こすことのないように事前に県の許可が必要になります。

(反町)
それでは、ソフト面の対策の法律である「土砂災害防止法」の対象となる区域はどのくらいあるのでしょうか。
(若狭)
「土砂災害防止法」には通称イエローゾーンと呼ばれる「土砂災害警戒区域」と、イエローゾーンの中でも土砂災害のおそれがより著しい区域を指定する通称レッドゾーンと呼ばれる「土砂災害特別警戒区域」の2種類の区域があります。この区域は「急傾斜地崩壊危険区域」とは違って、ご要望に基づいて指定するものではなく、法律に基づき高さや傾斜度の条件を満たすところを一律に指定するものです。
川崎市内ではイエローゾーンが令和4年1月時点で751箇所指定されており、その内訳は幸区7、中原区7、高津区97、宮前区165、多摩区171、麻生区304です。また、レッドゾーンは553箇所指定されており、その内訳は幸区5、中原区6、高津区72、宮前区100、多摩区136、麻生区234です。昨年度に川崎市内のレッドゾーン指定が完了しています。
ちなみに川崎区においては「急傾斜地崩壊危険区域」、「土砂災害警戒区域」とも指定はありません。

(反町)
なんか川崎市内でもやっぱり区の地形の特色が出てるのがこの数字に現れてるのかなって思いましたね。ちょっとこのイエローゾーンとかレッドゾーンと聞くとどきっとしてしまうんですけども、昨年度にレッドゾーンの指定が完了したとのことですが、どこにレッドゾーンがあるのか、私たちは知ることができるのでしょうか。
(若狭)
そうですね。神奈川県のホームページの中の「神奈川県土砂災害情報ポータル」というサイトで確認することができます。
また、「急傾斜地崩壊危険区域」と「土砂災害警戒区域」などの位置については、川崎市が区毎に発行している「土砂災害ハザードマップ」に掲載されており、川崎市のホームページにも掲載されておりますのでご覧になってください。

(反町)
イエローゾーン、レッドゾーンとは、それぞれどのような位置付けのものなのか、もう少し詳しく教えてください。
(若狭)
イエローゾーン、レッドゾーンのどちらに指定された場合でも、引き続き、現在の建物にはそのままお住いになることができます。
イエローゾーンは土砂災害のおそれのある区域、ということをお示しするもので、特に土地利用上の規制は発生しません。
一方、レッドゾーンに指定された区域においては、建物の建替え、増築にあたっては、想定される崖崩れに対して建物の構造が安全であるかの確認が必要になります。安全ではないと判断された場合、防護壁をつくるか、建物の壁を鉄筋構造にするなどして建築するなどの対応が取られることが一般的です。

(反町)
川崎というと大きな都市というイメージが強いんですけども、土砂災害が想定されるところが多いのに驚かされました。土砂災害を予測することは難しいと思いますが、普段の生活の中でどのようなことに注意すべきなのか、教えていただけますか。
(若狭)
崖崩れには「小石がパラパラ落ちてくる、斜面に割れ目ができる、斜面から水が湧き出す」などの前兆現象が見られることがあります。崖のそばにお住いの皆様は、普段から崖をよく観察して、危険を感じたら、すばやく避難することが大切です。

(反町)
あとこれから台風とか大雨のシーズンがやってくると思うんですが、大雨が続いたりすると土砂災害警戒情報が発表されますが、これが発表された時、私たちは何に注意したらよいのでしょうか。
(若狭)
大雨等により、土砂災害の危険性が高まったとき、県と気象台が共同で「土砂災害警戒情報」を発表します。これはテレビ番組の最中でも、テロップを出してお知らせすることになっておりますので、ご覧になったことがある方も多いと思います。これと併せて、市役所からは防災行政無線などにより「避難準備」「避難勧告」「避難指示」といった段階分けで避難の呼び掛けが発令されることになります。この呼びかけは「イエローゾーン・レッドゾーン」にお住いの皆様が対象となります。「土砂災害警戒情報」が発表された時は、いつ土砂災害が起きてもおかしくない、非常に危険な状態になっておりますので、特に注意してください。
幸い、川崎市内ではここしばらくは大きな土砂災害は発生していませんが、記憶に新しいところでは、令和元年10月の台風19号においては、神奈川県内でも多くの土砂災害が発生し、尊い人命が失われることとなりました。命を守るためには情報の収集に努めて、すばやい避難行動につなげることが重要です。

(反町)
そうですよね。ただ避難するといっても、被害状況とか災害状況によってはスムーズにいかないこともあったり、また夜遅くとか、夜でも避難したほうがよいのか、必ずしも避難した方がいいとかあるのでしょうか。
(若狭)
特にご高齢の方などは、大雨の最中や夜暗くなってからの避難は危険が伴いますので、家の中に留まらざるを得ない場合もあるかと思われます。そのような時には、家の中でも崖から遠い部屋に移ること、これを「通称:水平避難」と言います、また、2階建ての家であれば1階よりも2階に移ること、これを「通称:垂直避難」と言いますが、この2つの方法で対応することが安全と言われています。

(反町)
土砂災害の危険が予測される時は避難するとのことですが、地域の避難施設の情報などはどこで入手することができるのでしょうか。
(若狭)
先ほども申し上げた「土砂災害ハザードマップ」は、市役所が警戒避難体制の整備の一環として各区役所別に作成しているもので、イエローゾーン・レッドゾーンの位置に加えて、地域の避難施設等の情報、土砂災害への注意に関する情報なども掲載されております。ハザードマップは市役所及び各区役所で配布されているとともに、市役所のホームページにも掲載されておりますので是非一度ご覧になってください。

(反町)
今日は、土砂災害対策に関していろいろなお話が伺えました。特に大事なことは、事前にどこに、どんな危険があるかを我々が知っておくことが、減災、災害による被害を減らすということにつながるのではないかということだと思います。最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
(若狭)
今日お話しさせていただいた、土砂災害関係の情報は、川崎市が区毎に発行しているハザードマップや神奈川県のホームページの「神奈川県土砂災害情報ポータル」というサイトにまとまっておりますので、これから台風や大雨のシーズンを迎える前に、一度これらの情報に目を通していただきたいと思います。
川崎治水センターでは土砂災害対策とともに洪水対策も行っております。崖崩れをはじめとする土砂災害や洪水から身を守るためには、日ごろの備えと早めの避難が重要です。いざというときに慌てずに行動できるように、日ごろから備えていただくことをお願いします。

(反町)
はい。よく言ったり聞いたりする言葉の中に、「災害は忘れたころにやってくる」なんてことも聞きますけども、我々としては常に準備、備えをしておくっていうことが災害を減らす、ひとつのきっかけになりますよね。
(若狭)
そうですね。

(反町)
わかりました。ということで、この時間は神奈川県横浜川崎治水事務所川崎治水センターの若狭桂樹さんにお話を伺いました。若狭さん、ありがとうございました。
(若狭)
ありがとうございました。

(反町)
さあ、ということでここまで『川崎県民センター情報』をお送りしました。
『川崎県民センター情報』、この番組は神奈川県川崎県民センターの提供でお送りいたしました。

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