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初期公開日:2025年7月5日更新日:2025年7月5日

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平塚保健福祉事務所管内における麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について(第2報)

2025年07月05日
記者発表資料
(県政・平塚記者クラブ・大阪府・大阪市同時発表)

本件は、7月4日発表の「平塚保健福祉事務所管内における麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について(第1報)」に引き続く続報となります。
令和7年7月3日木曜日に平塚市内の医療機関から麻しん(はしか)の発生届が平塚保健福祉事務所にあった件で、同事務所が当該患者の行動や接触者について調査を進めたところ、不特定多数の方と接触した可能性がある施設等が新たに判明したため、当該施設等を同じ時間帯に利用された方は健康状態にご注意いただくとともに、麻しんの症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。
第1報において調査中であった「2 麻しん患者が不特定多数の方と接触した可能性のある施設」について新たに判明した内容を公表します。

1 麻しん患者の利用した公共交通機関(令和7年7月4日11時30分時点判明分)

公共交通機関 利用日時
JR東海道線

令和7年6月20日 金曜日
8時30分頃 平塚駅発 → 9時40分頃 新橋駅着

東京メトロ銀座線

令和7年6月20日 金曜日
9時40分頃 新橋駅発 → 9時45分頃 溜池山王駅着

東京メトロ南北線

令和7年6月20日 金曜日
9時45分頃 溜池山王駅発 → 9時50分頃 六本木一丁目駅着
13時00分頃 六本木一丁目駅発 → 13時10分頃 飯田橋駅着

東京メトロ東西線 令和7年6月20日 金曜日
13時20分頃 飯田橋発 →13時25分頃 早稲田駅着
14時40分頃 早稲田駅発 →14時50分頃 中野駅着

2 麻しん患者が不特定多数の方と接触した可能性のある施設等

感染の可能性
のある日時
施設名・場所 所在地

令和7年6月21日土曜日
8時00分から9時30分頃
(実際の滞在時間は、
8時00分から8時30分頃)

大阪・関西万博シャトルバス
(堺万博P&R駐車場Bから万博会場まで)

 

大阪府堺市堺区築港八幡町1
令和7年6月21日土曜日
大阪万博滞在時間
9時00分から16時00分頃
(実際の滞在時間は、
9時00分から15時00分頃)
2025年大阪・関西万博
利用が判明しているパビリオン
(1)よしもとwaraii myraii 館
(2)飯田グループ×大阪公立大学共同出展館
(3)ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」
(4)欧州連合(EU)パビリオン
(5)アルジェリアパビリオン
(6)カンボジアパビリオン
(7)チリパビリオン
(8)チュニジア共和国パビリオン
<位置情報>
(1)西ゲートゾーンW10
(2)西ゲートゾーンW04
(3)西ゲートゾーンW05
(4)セービングゾーンS07
(5)セービングゾーンS05
(6)セービングゾーンS04
(7)セービングゾーンS02
(8)セービングゾーンS03
令和7年6月21日土曜日
15時00分から16時30分頃
(実際の滞在時間は、
15時00分から15時30分頃)
大阪・関西万博シャトルバス
(万博会場から堺万博P&R駐車場Bまで)
大阪府堺市堺区築港八幡町1
  • 公共交通機関及び施設へのお問合せはご遠慮ください。
  • 現時点において麻しん患者が利用した施設を利用されても、感染の心配はありません。
  • 保健所等の調査により既に特定できている接触者に対しては個別に連絡済みです。

 

当該公共交通機関及び当該施設を同じ時間帯に利用された方は、利用後、21日間は、麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。
なお、麻しんの症状(注記参照)が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。
受診時は、周囲への感染を防ぐために、可能な限り公共交通機関の利用を避けてください。

 
(注記)発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2日から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。

3 患者の概要

(1)基本情報

平塚市在住、10代・男性、ワクチン接種歴2回、海外渡航歴なし、麻しん患者との接触歴不明

(2)症状

発熱、鼻水、発疹、頭痛

(3)経過等
  • 6月21日 発熱、鼻水、頭痛(発症日)
  • 6月25日 いったん解熱したが発疹出現し医療機関受診
  • 6月27日 発疹広がり再受診
  • 7月3日 県衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しん陽性と確定

患者及び患者家族等のプライバシー保護の観点から、本人等が特定されることのないよう、格段の御配慮をお願いいたします。

県民の皆様へ

主な症状

感染すると10日から12日の潜伏期間を経て、発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2日から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。

症状が出現する1日前から解熱後3日くらいまで周りの人に感染させる力があります。

感染経路

麻しんの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染です。咳やくしゃみ等の飛沫からでなく、麻しん患者と同じ空間にいるだけで感染します。

麻しん患者と接触したら

麻しん患者と最後に接触した日から21日間は毎日体温を測り、健康観察をしましょう。

麻しんかなと思ったら

麻しんと思われる症状が見られたら、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従い、マスクを着用して受診しましょう。

受診時は、周囲への感染を防ぐために、公共交通機関の利用を避けてください。

麻しんにかからないために

麻しんウイルスは感染力が強く、空気感染するので、手洗い、マスクのみで予防できません。予防接種が最も有効な予防法です。

我が国では、1歳時及び5歳時(小学校入学前の1年間)に定期接種として麻しんの予防接種を行っています。ご自身の予防接種歴をご確認いただき、まだ接種されていない場合は、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種をご検討ください。

麻しんが流行している地域へ渡航される方は、麻しんの予防接種歴を確認し、予防接種を検討してください。

【参考ホームページ】

疾患別情報麻しん(神奈川県衛生研究所感染症情報センター)https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0307_shikkan/files/131025_measles.htm

【各自治体等記者発表ホームページ】

大阪府
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100030/prs_51102.html

大阪市
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000657216.html

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250705-01/

問合せ先

神奈川県健康医療局保健医療部
感染症対策担当課長 由利 電話045-285-0848

健康危機・感染症対策課感染症対策連携グループ 横山 電話045-285-0776

神奈川県平塚保健福祉事務所
保健福祉部保健予防課長 田中 電話0463-32-0130 内線270

神奈川県衛生研究所
企画情報部長 関戸 電話 0467-83-4400 内線2100

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。