ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について

初期公開日:2025年5月19日更新日:2025年5月19日

ここから本文です。

麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について

2025年05月19日
記者発表資料
(県政・平塚記者クラブ同時発表)

平塚市内の医療機関から麻しん(はしか)を疑う患者について連絡があり、県衛生研究所で遺伝子検査を実施したところ、麻しん患者であることが確定しました。
当該患者の行動や接触者について調査したところ、不特定多数の方と接触した可能性があるため、該当する方は健康状態にご注意いただくとともに、麻しんの症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。

1 麻しん患者が不特定多数の方と接触した可能性のある日時・施設

感染の可能性のある日時

令和7年5月16日(金曜日)9時10分から10時30分
(実際の滞在時間は、9時10分から9時30分頃)

施設名・場所

国家公務員共済組合連合会
平塚共済病院
1階エントランスホール

所在地

平塚市追分9-11

施設へのお問合せはご遠慮ください。
現時点において麻しん患者が利用した施設を利用されても、感染の心配はありません。

 

当該施設を同じ時間帯に利用された方は、利用後、21日間(6月6日(金曜日)まで)は、麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。

なお、麻しんの症状(注記参照)が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。
(注記)発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。

2 患者の概要

(1)基本情報

平塚市在住、1歳・男児、予防接種歴なし、海外渡航歴あり

(2)症状

発熱、せき、鼻汁、コプリック斑(口腔内粘膜の白い斑点)、発疹

(3)経過等
  • 5月14日 発熱、せき(発症日)
  • 5月15日 発疹
  • 5月16日 医療機関を受診したところ、コプリック斑が出現していることが判明。同日、県衛生研究所における遺伝子検査の結果、麻しんの陽性が確定

患者及び患者家族等のプライバシー保護の観点から、本人等が特定されることのないよう、格段の御配慮をお願いいたします。

県民の皆様へ

主な症状

感染すると10から12日の潜伏期間を経て、発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。

症状が出現する1日前から解熱後3日くらいまで周りの人に感染させる力があります。

感染経路

麻しんの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染です。咳やくしゃみ等の飛沫からでなく、麻しん患者と同じ空間にいるだけで感染します。

麻しん患者と接触したら

麻しん患者と最後に接触した日から21日間は毎日体温を測り、健康観察をしましょう。

麻しんかなと思ったら

麻しんと思われる症状が見られたら、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従い、マスクを着用して受診しましょう。

受診時は、周囲への感染を防ぐために、公共交通機関の利用を避けてください。

麻しんにかからないために

麻しんウイルスは感染力が強く、空気感染するので、手洗い、マスクのみで予防できません。予防接種が最も有効な予防法です。

我が国では、1歳時及び5歳時(小学校入学前の1年間)に定期接種として麻しんの予防接種を行っています。ご自身の予防接種歴をご確認いただき、まだ接種されていない場合は、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種をご検討ください。

麻しんが流行している地域へ渡航される方は、麻しんの予防接種歴を確認し、予防接種を検討してください。

【参考ホームページ】

疾患別情報麻しん(神奈川県衛生研究所感染症情報センター)https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0307_shikkan/files/131025_measles.htm

問合せ先

神奈川県健康医療局保健医療部健康危機・感染症対策課

課長 中山 電話045-285-0654

感染症対策連携グループ 横山 電話045-285-0776

神奈川県平塚保健福祉事務所

保健福祉部保健予防課長 田中 電話0463-32-0130 内線270

神奈川県衛生研究所

企画情報部長 関戸 電話 0467-83-4400 内線2100

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。