ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について
初期公開日:2025年7月3日更新日:2025年7月3日
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令和7年7月2日水曜日に鎌倉市内の医療機関から麻しん(はしか)の発生届が鎌倉保健福祉事務所にありました。
同保健福祉事務所が当該患者の行動や接触者について調査したところ、不特定多数の方と接触した可能性があるため、該当する方は健康状態にご注意いただくとともに、麻しんの症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。
感染の可能性 のある日時 |
施設名・場所 | 所在地 |
令和7年6月29日 日曜日 |
たまや |
鎌倉市笛田1-2-10 |
令和7年6月30日 月曜日 8時から9時30分 (実際の滞在時間は、 8時から8時30分) |
そうてつローゼン 鎌倉深沢店 |
鎌倉市笛田3-16-1 |
当該施設を同じ時間帯に利用された方は、利用後、21日間は、麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。
なお、麻しんの症状(注記参照)が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診してください。
(注記)発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2日から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。
鎌倉市在住、30歳代・男性、予防接種歴2回(接種時期詳細不明)、海外渡航歴なし、麻しん患者との接触歴あり
発熱、発疹、頭痛、倦怠感
患者及び患者家族等のプライバシー保護の観点から、本人等が特定されることのないよう、格段の御配慮をお願いいたします。
感染すると10日から12日の潜伏期間を経て、発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れ、2日から3日発熱が続いた後に、39度以上の高熱と全身に赤い発疹が出ます。
症状が出現する1日前から解熱後3日くらいまで周りの人に感染させる力があります。
麻しんの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染です。咳やくしゃみ等の飛沫からでなく、麻しん患者と同じ空間にいるだけで感染します。
麻しん患者と最後に接触した日から21日間は毎日体温を測り、健康観察をしましょう。
麻しんと思われる症状が見られたら、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従い、マスクを着用して受診しましょう。
受診時は、周囲への感染を防ぐために、公共交通機関の利用を避けてください。
麻しんウイルスは感染力が強く、空気感染するので、手洗い、マスクのみで予防できません。予防接種が最も有効な予防法です。
我が国では、1歳時及び5歳時(小学校入学前の1年間)に定期接種として麻しんの予防接種を行っています。ご自身の予防接種歴をご確認いただき、まだ接種されていない場合は、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種をご検討ください。
麻しんが流行している地域へ渡航される方は、麻しんの予防接種歴を確認し、予防接種を検討してください。
疾患別情報麻しん(神奈川県衛生研究所感染症情報センター)https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0307_shikkan/files/131025_measles.htm
神奈川県健康医療局保健医療部
感染症対策担当課長 由利 電話045-285-0848
健康危機・感染症対策課感染症対策連携グループ 横山 電話045-285-0776
神奈川県鎌倉保健福祉事務所
保健福祉部長 村岡 電話0467-24-3900 内線203
神奈川県衛生研究所
企画情報部長 関戸 電話 0467-83-4400 内線2100
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。