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更新日:2021年4月20日
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平成27年の水防法改正により、高潮に対する避難体制の充実・強化のため、想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域を指定・公表する制度が創設されました。
この水防法の規定に基づき、本県では、想定し得る最大規模の高潮による浸水の危険性を県民の皆様にお知らせし、対策を講じるために「高潮浸水想定区域図」を作成し、浸水が想定される区域を「高潮浸水想定区域」として指定しました。
「高潮浸水想定区域図」の作成にあたっては、国が作成した「高潮浸水想定区域図作成の手引き(Ver.1.00)」に準拠するとともに、学識経験者等からなる「東京湾沿岸高潮浸水想定検討会」を設置し、技術的な助言をいただきながら検討を進めました。
東京湾沿岸高潮浸水想定検討会について
(基本的な設定条件)
(1)我が国既往最大規模の台風(室戸台風の中心気圧と伊勢湾台風の移動速度、暴風半径)を想定
(2)東京湾(神奈川県区間)に最大規模の高潮を発生させる台風経路を設定
(3)高潮と同時に河川での洪水を考慮
(4)最悪の事態を想定し、堤防等の決壊を見込む
(高潮浸水想定区域図)
本県の高潮浸水想定区域図は、以下でご覧になれます。
高潮浸水想定区域図
高潮浸水想定区域図の概要(PDF:560KB)
高潮浸水想定区域図について(解説)(PDF:4,689KB)
平成27年の水防法改正により、高潮により相当な損害が生じるおそれがあるとして指定した海岸について、避難の判断に資するよう、海岸の水位を周知する制度が創設されました。これに伴い、高潮による災害の発生を特に警戒すべき水位として「高潮氾濫危険水位」を設定し、県は、海岸の水位が「高潮氾濫危険水位」に達した場合に、「高潮氾濫危険情報」を発表することとされました。
本県では、県民の皆様の避難に資する情報を的確に提供するため、高潮による浸水の危険があり、特に警戒が必要となる水位として「高潮氾濫危険水位」を設定しました。
なお、海岸の水位が「高潮氾濫危険水位」に達した場合は、いつ浸水が発生してもおかしくない状況であることから、堅牢な建築物内の浸水が及ばない、高い場所で安全を確保するなど、適切な避難行動をとってください。
高潮氾濫危険情報について(PDF:189KB)
今後は、「高潮浸水想定区域図」を踏まえ、県と市が連携して、高潮による災害から県民のいのちを守るための対策に取り組んでいきます。
このページに関するお問い合わせ先
このページの所管所属は県土整備局 河川下水道部河港課です。