ホーム > 健康・福祉・子育て > 未病改善・心身の健康 > 未病改善・健康づくり > 高校における健康・未病学習 > コラム4「循環器病」を知っていますか?
更新日:2025年4月15日
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神奈川県『健康・未病学習教材(高校生用副教材)』第四版
心臓や血管などの血液が循環する器官を循環器といい、脳や心臓などの血管が詰まったり、破れたり、機能が低下することによって発症する病気を循環器病といいます。
循環器病は急死や重い障害につながる病気であり、令和4年における心疾患の死者数の割合はがんに次いで2番目に多く、脳卒中と心疾患を合わせると介護が必要になった原因の1位となっており、私たちにとって非常に身近な病気であるといえます。 注意:本文中の「脳卒中」は、右の図表では「脳血管疾患」に該当します。 |
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出典:厚生労働省「令和4年人口動態統計」
がん・疾病対策課作図
主な循環器病としては次のようなものがあります。
脳の血管が破れる(脳出血、くも膜下出血)
狭心症:プラークがたまり血管が狭まり血流が悪くなる
心筋梗塞:プラークが壊れ血栓ができ血管が詰まり血流が途絶える
循環器病を防ぐためには、生活習慣の改善がかかせません。この教材で紹介されているような生活習慣、食事、運動、睡眠などに気を付けることが大切です。 |
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循環器病は初期症状がみられた際に、1秒でも早く治療を行うことで死亡率を下げ、後遺症を少なくできることがわかっています。初期症状は、脳卒中であれば、顔のゆがみ、腕が上がらない、ろれつが回らないなどの症状が、心疾患は締め付けるような胸の痛みなどの症状がみられます。
初期症状の疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診するか119番通報をしましょう。
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康増進課です。