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更新日:2024年1月19日

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農産物の上手な利用法(摘果ミカンジュース/作り方)

「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。

作り方

 

(1)ミカンをきれいに洗い、水を切る。

写真:ミカンをきれいに洗う写真:水を切る。

(2)ミカンを横半分に切る。

写真1:ミカンを横半分に切る。写真2:ミカンを横半分に切る。

(3)簡易搾り器で果汁を搾る。

写真1:簡易搾り器で果汁を搾る。写真2:簡易搾り器で果汁を搾る。

(4)搾った果汁を濾す。

写真1:搾った果汁を濾す。写真2:搾った果汁を濾す。

(5)果汁を入れるビンをきれいに洗って、煮沸殺菌する。

写真:果汁を入れるビンをきれいに洗って、煮沸殺菌する。

(6)果汁を鍋に入れて温める。

写真:果汁を鍋に入れて温める。

(7)果汁の3~7割(1リットルに300~700g)の砂糖を入れる。

写真:果汁の3~7割(1リットルに300~700g)の砂糖を入れる。

(8)80℃まで熱して、火を止める。
(9)熱いビンに80℃の果汁を入れて、栓をする。

写真:熱いビンに80℃の果汁を入れる写真:栓をする

(10)すぐに80~85℃の湯に20分間入れて、加熱する。

写真:すぐに80~85℃の湯に20分間入れて、加熱する

(11)加熱が終えたら、横に寝かせて放冷する。

写真:加熱が終えたら、横に寝かせて放冷する


作り方のアドバイス

★搾汁

摘果ミカンを搾るにはミカンを横(赤道面)で切って下さい。縦に切ってもミカンの袋が切れないので、果汁を搾ることは困難です。搾る道具はいろいろなものが利用できます。搾汁する量が少なければ、料理用のレモン搾り器が手軽に使えます。また、羽子板のような板2枚を丈夫な布でつなぎ、その間に半分に切った摘果ミカンを挟んで、果汁を搾ることもできます。写真:その間に半分に切った摘果ミカンを挟んで、果汁を搾ることもできます写真:羽子板のような板2枚を丈夫な布でつなぐ
果汁を搾るときに強く搾ると果皮に含まれる精油が果汁に入ります。精油はさわやかな香りを持っていますが、保存中に酸化され、色や香りが変化する原因となります。果汁を搾るとき、果汁に精油がわずかに入る程度に留める方が良いでしょう。

★裏ごし

裏ごしは搾汁のときに入った種を除くために行います。調理道具の1~1.5mm目のストレーナーが便利ですが、金ザルも利用できます。

★容器

摘果ミカンジュースの保存容器としてはビールビンが優れものです。大ビンですと600cc以上入りますし、小ビンも何種類かあります。ビールビンの栓は新しいものを使わなければなりませんが、最近は手作りビールの流行もあり、栓や打栓用の道具も比較的簡単に手に入ります。

★ビンに詰めた摘果ミカンジュースの管理

冷暗所に保存することが肝要です。またミカンの精油が表面に浮き、パルプが容器の底に沈みますので、飲む前にはビンの中身を攪拌して下さい。栓を開けなければ長期間の保存ができますが、開栓した摘果ミカンジュースは日持ちしません。残った場合には冷蔵庫に保管し、速やかに飲んでしまいましょう。

★飲み方

写真:飲むときに4~5倍に薄めて飲んで下さい 飲むときに4~5倍に薄めて飲んで下さい。

★無糖の摘果ミカンジュース

砂糖を入れない摘果ミカンジュースを作りたいときは、砂糖を加える項目を除いて作って下さい。
無糖の摘果ミカンジュースは調理素材としても利用できます。飲み物とするときは4~5倍に薄め、コップ1杯に砂糖15gくらい入れると飲みやすいでしょう。
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