淡水魚類図鑑 ニッコウイワナ

掲載日:2021年2月19日

ニッコウイワナ Salvelinus leucomaenis pluvius

レッドリスト 国カテゴリ:情報不足(DD)

サケ目サケ科

ニッコウイワナ1
 
分布 イワナは、ニッコウイワナ、ヤマトイワナアメマス、ゴギの4型に分けられています。分布は、ニッコウイワナが山梨県から鳥取県までの本州、ヤマトイワナは中部地方、琵琶湖流入河川、アメマスは北海道から東北地方、関東地方の一部、ゴギは中国地方の一部といわれています。しかし、近年放流が盛んになり地域ごとの分布は混乱し、斑紋などに中間型が見られるなど遺伝的にも混乱をきたしているようです。
形態 全長30から80cm。
体側の白斑ははっきりしていいます。腹びれや尻びれの棘条が白く、野外でよく目立ちます
生態 神奈川県では、現在、ニッコウイワナが一般的に見られます。
冷たい水を好み、標高2300m位まで分布し水生昆虫、落下昆虫(川に落ちてくる虫)や小魚を食し、全長35cm位まで成長します。
産卵期は10月頃で、流れの緩やかな浅いところで産卵します。卵は冬にふ化し、春になってから水中に泳ぎだします。
備考 神奈川県下のイワナの自然分布はよくわかっていませんが、酒匂川水系にはもともと生息していなかったと考えられています。相模川水系では、山梨県側の道志川に在来個体群が生息しています。
近年養殖が盛んに行われるようになり、人工種苗が各河川に放流されています。そのため、かつていなかった川でもイワナがとれるようになった反面、自然分布していた系統群や自然生態系への影響が懸念されています。

ニッコウイワナの画像です

ニッコウイワナ2 流下するエサを狙う
ニッコウイワナ3 稚魚

長野県千曲川にて 臼田氏撮影