平成27年6月19日発行
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神奈川県 レジオネラ症情報(1)
レジオネラ症はレジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することにより発症する感染症です。人から人への感染はありません。レジオネラ属菌は、土壌や水環境に普通に存在する菌で、エアロゾルを発生させる噴水・ジャグジー、加湿器や循環水を利用した風呂が多くなっていることなどが感染機会を増やしているものと考えられています。例年、5月から10月に報告数が多くなっていることから、今後の発生動向に注意しましょう。
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レジオネラ症はレジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することにより発症する感染症です。人から人への感染はありません。レジオネラ属菌は、土壌や水環境に普通に存在する菌で、エアロゾルを発生させる噴水・ジャグジー、加湿器や循環水を利用した風呂が多くなっていることなどが感染機会を増やしているものと考えられています。例年、5月から10月に報告数が多くなっていることから、今後の発生動向に注意しましょう。
2015年の第1週から第24週までの累積報告数は55例となっています。例年、5月から10月に報告数が多くなっています。今年もこれからピークを迎えますので、今後の発生動向に注意が必要です。
2012年から2015年24週までの病型別報告数は肺炎型281例、風邪症状に似た自然治癒型のポンティアック熱型20例、無症状病原体保有者2例となっています。
年齢別では、男性では60歳代、女性では80歳代にピークを認めました。性別では、男性が421名、女性が139名となっており、男性が75%を占めています。
年により異なりますが、県内の全地域より報告がありました。
レジオネラ症の報告数は、当該週の国からの還元データおよび各保健所からの報告をもとに集計しています。報告遅れ、修正等のため、報告数が前後することがあります。