平成26年9月2日更新

神奈川県衛生研究所

デング熱について

海外渡航歴のないデング熱の発生がみられています。(国内感染)
デング熱はデングウイルスを持つ蚊に刺されることで起こる急性熱性疾患です。
主な症状は、発熱、発疹、痛み(関節痛)で、重症化するのはまれで、多くは後遺症もなく回復します。予防接種はないため蚊に刺されない対策が必要となります。蚊に刺されて、3~7日後に高熱が出たら早めに医療機関を受診してください。
デング熱は、ヒトからヒトへの直接的な感染はなく、主として、ネッタイシマカやヒトスジシマカを介して、ヒト-蚊-ヒトという経路で感染が成立します。
当所では、「感染症媒介蚊の生息状況と防除に関する研究」(平成23~25年度)において、神奈川県域のヒトスジジマカ等の生態を調べており、現在のところデングウイルスの遺伝子は検出されておりません。ひきつづき、「ヒトスジシマカの生息状況と感染症対策に関する研究」(平成26~28年度)をすすめています。
海外の熱帯・亜熱帯に渡航される方はもちろん、国内でも蚊に刺されないように注意しましょう。

デング熱についての詳細は、以下のリンクを参考にしてください。

(参考リンク)