第29回(第4期第2回)水源環境保全・再生かながわ県民会議審議結果

掲載日:2015年4月1日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第29回(第4期第2回)水源環境保全・再生かながわ県民会議

開催日時

平成26年8月27日(水曜日) 18時00分から20時20分

開催場所

産業貿易センター地下1階 B102号室

出席者【座長・副座長等】

田中 充【座長】、淺枝 隆【副座長】

青砥 航次、金森 厳、北村 多津一、倉橋 満知子、坂井 マスミ、佐藤 恭平、篠本 幸彦、鈴木 雅一、滝澤 洋子、中門 吉松、長縄 今日子、西 寿子、林 義亮、前田 裕司、増田 清美、森本 正信

次回開催予定日

平成26年11月27日

所属名、担当者名

水源環境保全課調整グループ 担当者名 高乘、龍、葉山

電話番号 045-210-4352

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

1 議題

(1)市民事業専門委員会の検討状況について

(田中座長)

 ただいまから、第29回水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。

 それでは、議題に沿って進めてまいりたいと思いますが、議題1は市民事業専門委員会の検討状況についてでございますが、増田委員長からご説明をお願いいたします。

(資料1-1~1-5により増田委員長から報告)


(田中座長)

 ありがとうございました。8月7日に開かれました市民事業専門委員会の審議の状況をご報告いただきました。ご質問・ご意見がございましたらご発言ください。

(田中座長)

 市民事業専門委員会の委員の方から補足事項等がありましたら、どうぞご発言ください。

(田中座長)

 ありがとうございました。今年度も、市民事業専門委員会の審議、市民事業支援補助金の選考・採択、10月19日には市民事業交流会など企画が盛り沢山ございますが、どうぞよろしくお願いします。特に、ワールドカフェ方式による市民団体による意見交換会は、横浜で行われますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(2)県民意見の集約・県民への情報提供について

(田中座長)

 続いて議題2になりますが、県民意見の集約・県民への情報提供について各作業チームからご報告をいただき、ご質問・ご意見につきましては、各チームの説明が終わってから一括していただきたいと思います。それでは事業モニターチームについて北村委員からお願いします。

(資料2-1~2-5により北村委員より説明)

 

(田中座長)

 続いて県民フォーラムチーム、コミュニケーションチームの活動についてご報告をお願いします。両チームが合同で検討を行ったようですので、代表して森本委員からお願いします。

(資料3-1~3-2、資料4により森本委員より説明、坂井委員より補足)


(田中座長)

 ありがとうございました。それぞれのチームリーダーからご報告いただきました。事業モニターにつきましては、第1回目が昨日の予定でしたが、悪天候のため延期になり、再調整ということですが、是非現場へ出向いてください。また、県民フォーラムにつきましては8月2日に行われ、アンケートも316枚集まったということで、大変盛況だったようです。ここまでの内容について、ご質問やご意見をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(長縄委員)

 資料4の内容についてお聞きします。公募委員の長縄です。リーフレットの配布に、勤務している秦野ビジターセンターでも協力させていただいているのですが、今回、もり・みずカフェのチラシと、それから8月に実施された現地見学会のチラシを送っていただき配布いたしました。

 特に現地見学会のチラシのほうは、応募締め切りが1週間切るか切らないかくらいの時期に届きましたので、せっかくかなりの部数をお送りいただいたのですが、ほとんど受け取る方がいないまま廃棄処分をせざるを得ない状況でした。それで、せっかく限られた税金を使って作っているチラシですので、やはり締め切りのあるものは、せめて1カ月前には配布できるようにお届けいただきたい。

 もり・みずカフェのほうは、チラシ以外にポスターなども作られていらっしゃるのでしょうか。締め切りがないもので自由に参加できるようなものは、例えば駅に大きなポスターを貼ってはよいかと思います。興味がある方でないとチラシというのはお持ちにならないので、自由参加のものでしたら大きなポスターなどをつくって、開催する会場の近くの駅やいろいろな場所にチラシだけではなくポスター設置というようなことを御検討をいただければ、また効果があるのかなと思います。

(田中座長)

 ありがとうございます。事務局のほうのお考えもあるかもしれませんが、お答えはまとめていただくとして、ほかにいかがでしょうか。

 それでは倉橋委員、お願いします。

(倉橋委員)

 私は、8月2日の県民フォーラムに参加しての感想と意見です。場所は非常によかったと思います。今後もやることになると思いますが、この水源環境の話をリーフレットで話をするとき、相手の方はいろいろな方がいらして、ある程度知っている方もいらっしゃいました。感想としては、意外と小田原の場合、地元の水源環境保全のことを知ってらっしゃる方が比較的多く、意外に心配しているのだなということを改めて感じました。

 ですが、子供を連れたお母さん・お父さんたちが買い物ついでに立ち寄った際、こちらも、いろいろこういうグッズを差し上げますからアンケートに答えてくださいと宣伝して書いてもらいましたが、そのときのやり方を今後はもう少し工夫できないかと思いました。というのは、アンケートの内容が、意外と答えにくい内容だったのか皆さんがちょっと考えてしまい、途中で説明しないとよく理解できなかったという感じが見受けられました。

 今後は、質問事項をもうちょっと簡単にして、パネルみたいな形で一つ一つ答えていくようにし、そこの中で説明をする形にすれば、こちらも説明しやすいかなと思います。全部を説明しようとすると、何から説明すればよいかちょっとわかりにくいと思いました。

(田中座長)

 ほかにいかがでしょうか。北村委員。

(北村委員)

 先ほど坂井委員からお話がありました事業モニター結果の発信方法なのですけれども、以前はしずくちゃん便りですか、ニュースレターでやっているかと思うのですが、今、県のホームページでは何か発信しているのですか。もう少しわかりやすい発信方法があればよいと思います。例えばフォーラムでこういうことをやっていますというチラシや報告書のようなもので、我々のやっている活動を皆さんにわかりやすく説明する方法を検討しなければいけないのかなと思います。

(田中座長)

 ほかにいかがでしょうか。金森委員。

(金森委員)

 先ほどの長縄さんの意見ですか、例えばこのリーフレットを配布するときに、「県のたより」も活用していると思いますが、県下全域に配布され非常に有効的な手段だと思いますが、この掲載スケジュールは決まっているのですか。掲載スケジュールが分かればお伺いしたいです。あと、掲載する場合、締め切りはすごく早いと思います。もしその締め切りがわかっていれば、コミュニケーションチームで検討できないかと思いました。

(田中座長)

 これまで4人の方から御意見・御質問をいただきまして、ここで区切って委員の補足なり、あるいはお答えがあれば事務局からお伺いする、あるいは委員からお答えすることとします。1つ目は、長縄さんからチラシの配布がどうも遅過ぎるのではないかと。直前に来てもなかなか受け取れないので、せめてイベントの期日の1カ月くらい前に交付を願えないか。これについて解決できるところはぜひ解決していただければと思いますが、まずその点、事務局からの回答をお願いします。

 2つ目は、ポスターですね。チラシの配架だけではなく、一つの方法としてポスター形式もあるのではないでしょうか。これは予算のことがあってなかなか、あるいは掲示の依頼の仕方とかがあるのでしょうけれども。これはどうしましょうか、コミュニケーションチームで検討しますか。

(増田委員)

 ポスターのことですが、県民フォーラムを開催した西武小田原店のことを言ってらっしゃるのでしょうか。8月2日の西武小田原店での県民フォーラムのときは、実際にポスターをつくりまして、小田原駅と鴨宮駅に私のほうで貼りました。それは小田原市役所の許可を取ってそれを実施いたしましたので、一応、補足します。

(田中座長)

 そういう工夫もできたらどうかというのは、このお答えです。

 倉橋さんからはアンケートの件です。アンケートの設問項目を、もう少し一般の方にわかりやすく理解ができるような、きちんとお答えができるような、そういう項目を入れたらどうかということと思います。ただ、アンケートは今までやってきた方法を継続し、統一しなければいけない面もあると思いますので、なかなか切りかえるのは難しいのかもしれませんが、わかりにくい項目については、そういうふうにしていただきたければと思います。これはやはりコミュニケーションチームのほうで御検討いただければと思います。

 それから、北村さんから事業モニターの結果の発信がホームページでやってはどうかと。しかし、ホームページではなかなか難しいと坂井さんからお答えがあったことで、そういうときはもう少し仮段階で発信できることも何か考えてあげたらということですよね。

(田中座長)

 最後に金森さんの、これは事務局からお答えいただいたほうがいいと思いますが、「県のたより」ですか、神奈川県の県の広報というか、これは1月に掲載になるという予定が一応あるのだけれども、いつごろ締め切りになって、どのような情報提供を考えて掲載になるのか、これについて教えてくださいということです。大体、今、御発言いただいた方の御趣旨はそのようなことかなと思います。

 それでは事務局から、それから坂井さん、ちょっとお答えをお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。

(事務局)

 それでは、事務局のほうからお答えいたします。現地見学会のチラシ配布のタイミング・時期につきましては、長縄委員の御指摘のとおり、もう少し早い時期にお願いする、あるいはホームページに載せるなど、今後改善をしたいと思っております。

 あと、県民フォーラムのポスターのお話もございました。増田委員から御説明いただきましたけれども、例えばそのほかに今回、西武小田原店で開催しましたので、西武さんの御協力により、そごう・西武の新聞折り込みチラシなどにも県民フォーラムの案内を掲載していただき、できる範囲で周知はさせていただいているところです。

 それから、「県のたより」でございますけれども、お手元の資料の資料4をごらんください。資料中ほどに水源課広報ということで、「県のたより」の6月のところに(1)、それから年明けの1月のところに「(2)(予定)」とございます。今のところ年明けの1月の「県のたより」で企画記事をエントリーしている状況でございます。以上です。

(田中座長)

 その場合の締め切りは、どのような予定となっているのですか。

(事務局)

 おおむね2カ月くらい前が、締め切りとなっています。例えばイベントのお知らせということですと、そこまでに内容を固めておく必要があります。

(田中座長)

 1月の場合は、締め切りは11月上旬くらいですか。

(事務局)

 そうです。2カ月前くらいです。詳しいことは確認の上、チームのほうにもお話をさせていただきたいと思います。

(田中座長)

 このときの県のたよりの掲載記事は決まっていますか。

(事務局)

 ちょうど市民事業補助金の来年度の募集がその時期にございますので、その案内と、あと市民団体さんの活動の紹介を、今のところは予定しています。

(田中座長)

 坂井さん、少し補足があれば。

(坂井委員)

 先ほど北村さんがおっしゃっていた事業モニターの結果の件としずくちゃん便りの件の関係ですが、フェイスブックに一度だけ「事業モニターをやりました」というのを出して、そこから事業モニターの結果のところに飛べるようにリンクになっていました。それが1回だけで、その後はつながっていません。今の段階では印刷物以前に、ホームページの中に事業モニターにどうやったらたどりつけるかという手がかりがありません。

 どうやったら見られるかというと、ホームページの会議録を全部開いて、そこについている資料をあけると初めてそこで結果が見られるという状況です。ですから、会議録を全部あけて見る人でないと、事業モニターの結果を知ることができないというのが現状です。ですから、ホームページの表紙をまず改善する必要があります。そこで事業モニターについてまとめて見られるように入り口がわかれば、あとは、そこからかなり見てくださる人が出てきます。

 「森は水のふるさと」は特に、次のアクションとしてホームページを見てくださいと案内がされています。「森は水のふるさと」を見た方がホームページをあけると、よくわからないものが出てくると、これは一生懸命、情熱を持って読んでくださった方の志をくじくことになってしまいます。ですから、「森は水のふるさと」を見て「そうか」と思って、一生懸命この後を見ようとした方が、「ああ、そうか。見てよかった」という結果になるようなホームページにしていくことが必要です。

 印刷物については、それが届かない場所があるようであれば、そこに対して情報提供をしていくことは、追加して必要かと思っています。

(田中座長)

 県のほうでこのホームページの掲載方法を工夫していただきたいというのが、今の御趣旨ですよね。

(事務局)

 ホームページにつきましては、以前から、県民会議から御意見をいただいておりますので改善をしていく予定でおります。もうしばらくお待ちいただければと思います。

 先ほどのニュースレターについて、事業モニターの結果を第1期はしずくちゃん便りでお知らせをしていたという話があったかと思います。その印刷物については、行政機関へ配布を行っていたのですが、そういう配架方法ですと手にとっていただく方がどうしても少なく、やはり残ってしまって廃棄処分という課題がある中で、県民会議のチームのほうで検討していただきまして、その結果としてわかりやすいリーフレットをつくっていこうという形にシフトし、今に至っているという状況がございます。

(田中座長)

 それでは、大変活発な御意見をいただきまして、また指摘も抽出されて、よかったかなと思います。

(中門委員)

 一つ、配布の件に関連して発言します。

 1つ目の内容は、前回の県民フォーラムのことです。私が初めて経験して感じたのは、リーフレットを使ったやり方が非常にやりやすかったと思います。ただ、やり方として、一人の委員が、歩いている方に声をかけて、さらにテーブルについて説明するのは、ちょっと非効率だと思いました。歩いている方に声をかける人と説明する人を分ければ、もう少し多くの方にPRができたのかなとも思います。それが一点。

 それからもう一つ、フェイスブックについて坂井委員からお話がありましたけれども、私は個人的にフェイスブックをやっています。それで、県民フォーラムと、それから8月8日に「森は水のふるさと」というリーフレットを持って、丹沢に行ったのですが、これは委員としてではなくて「こういうところに同行しました」という形でPRを少し入れてフェイスブックに載せたことがあります。そういうことを個人的に委員としてやっていいのかどうかということをお聞きしたいです。

 また、「「支えよう! 森と水」という、こういうリーフレットでいいものがありますよ」ということを載せたら、早速「いいね!」というものと、「それはどういうものですか」と問い合わせが来たことがあります。それは、個人的に持っているフェイスブックに先行して載せたものですが、その辺はどうなのかお聞きします。

(田中座長)

 今の最後の件ですが、これはなかなか情報管理の面もあって微妙なところもあるかと思いますが、事務局からその点について、お考えはありますか。

(中門委員)

 情報管理の点で何か難しいことがあればよくないと思うのですが、「同行しました」と提案するだけならいいかなと思っています。ちょっと微妙なところがあったので、友達の範囲におさめたのですけど。

(事務局)

 内容を整理して、次回お答えいたします。

(田中座長)

 少なくとも個人のホームページに載せるとかブログに載せるとかですね、いろいろ個人がお持ちの情報媒体があります。そういうところに何かリンクを貼るとか、あるいはそこからコピーをしてきたものを載せてしまうとか、どこまでそれが許されるかということがあるかもしれません。

(中門委員)

 今回のデータは、あまり人が写っていないような写真です。

(田中座長)

 恐らく中門さんのお話の範囲では、私は許容範囲だと思うのですが、例えばその線引きですね。ホームページにいったい写真を貼ってもいいのか、あるいはそのときに県の事業だと打ちだしたほうがいいのか。やっても大丈夫だと思いますけど、そういうことです。民間企業はそういうことを厳しく管理されていますよね。

(中門委員)

 そうですね。

(田中座長)

 ということもあって、ちょっと問題検討で情報管理課みたいなところがあるでしょうから、御検討してみてください。

 さて、ありがとうございました。またいろいろな重要な御意見をいただきました。事業モニターチームですね、きのうは残念ながらあいにくの天気で延期になりましたけれども、できれば多くの皆様に県民会議の中にも参加していただいて、現場を見ながら評価するという、この「聞いて、見たこと」は取り入れていきたいと思います。またフォーラムチーム、それからコミュニケーションですね、こういう機会も使って、ぜひ県民の皆様に聞いていただくのは大変ですが、手がすいている、あるいは日程が可能な日には御参加いただくなり、いろいろな工夫をいただければなと思います。ぜひ事業モニターそれから県民フォーラムへの御参加をお願いいたします。

 

(3)施策調査専門委員会の検討状況について

(田中座長)

 それでは次の議題に行かせていただきまして、3番目でございます。施策調査専門委員会ということになります。これを鈴木委員長からお願いいたします。

(資料5-0~5-2により鈴木委員長から報告)

(資料5-3について、自然環境保全センターから報告)

(資料5-4について、環境科学センターから報告)

 

(田中座長)

 2回分のしかも厚い資料で、資料の位置づけ、それから今後の来年度に向けての作業等、その辺も含めて御説明いただきました。少し長くなりましたけれども、方向が大分見えてきたのではないでしょうか。さて、この内容についていかがでしょうか。資料5の関係です。どうぞ御意見や御質問を出していただければと思います。どうぞ。

(中門委員)

 今御説明いただいた資料の中で、環境科学センターのほうから河川のモニタリング調査の平成25年度の調査結果があると思います。これはもう一つ、資料5-2の53ページから62ページまでが、この5-4と重複しています。できたら、5-4の資料の「平成26年度の調査計画」というところは、資料5-4の全9ページのうち約3分の2だけなので、この重複した分は非常にもったいない。非常に細かいですけれども、訂正願います。

 それともう一つ、平成25年度の調査結果で、資料5-2の63ページに、地下水モニタリングというのがあります。この地下水の汚染状況を調べるために、1キロごとにメッシュを切っていて、それを4年間で一巡して水質汚濁調査をしていると記述があります。

 今、各市町村で神奈川県のほうから年に2回、1月と4月だと思いますが、各市町村にある事業所と、それから事業所の中にある井戸の用水量を調査して報告するようになっています。

 例えば各事業所で井戸を調査していれば、井戸の用水量だけではなくて、そこから井戸の中の水質も各事業所で調べているところですけど、それとの関連性がどのようにこの調査のときに使われているか、もしわかったら教えてください。私の住んでいる寒川町は非常に小さな町ですが、寒川町では県のほうから各事業所の用水量調査をしてくださいと言われて、それを1月と4月に調査したら報告します。13事業所で37本の井戸からの用水量を湘南県政総合センターのほうに報告しております。だから、それが県のほうで、この調査と何かリンクするところがあれば、うまく活用できるという思いがありまして、ちょっと御質問させていただきました。

(田中座長)

 ほかにどうでしょうか。まとめて御確認をいただきたいと思います。ほかの御質問はいかがでしょうか。それでは坂井さん、お願いします。

(坂井委員)

 お疲れさまでございます。これは質問とかそういうことではないのですけれども、こういう生き物がいるよということは、私たちコミュニケーションチームはどちらかというと、都市住民に対しての説明という点で意義が大きいです。けれども、もう一つ、自分たちが住んでいる神奈川県とか、神奈川県が皆でやっていることの付加価値をどうしたら最大化できるかという視点が必要です。

 例えば今、水生生物のことをおっしゃっていただきましたけれども、ここにこのように生き物がふえたよという情報というのは、県民としての誇りを高めるとか、その地域の人の意欲を高めることにいろいろな方面に効果が高いと考えられます。例えば先日のその現地見学会で、大井町の方がアマガエルとサワガニとカワニナを自分の手で目の前でつかまえて、水槽に入れて見せてくださいました。今、地方でもカエルが鳴かない田んぼとか、ホタルが飛ばない田んぼはいっぱいあります。その中で足柄上郡の田んぼにはカエルもいるしホタルもいる。例えば兵庫県の豊岡市では、コウノトリが飛んでくるようにするために、ドジョウが住んでいる田んぼをつくるということをしているわけです。

 そういう、調べるだけではなくその後の情報の活用、どう知らせたらいいか。都市住民だけではなく地域の方にも情報の価値をきちんと伝えることが、「もっとこの川をきれいにしよう」、「自分のところの田んぼの肥料のやり方を変えよう」と、個々の次のアクションにつながっていくのではないかと思いますので、今後に期待しております。よろしくお願いします。

(田中座長)

 ほかにいかがでしょうか。では、佐藤さんと林さん、順番にどうぞ。

(佐藤委員)

 私から質問なのですが、経済的価値の評価という方法論について、もう少しどういうふうにやるのか教えていただきたいと思います。

(林委員)

 2期目の2年目からの取組みに対しての御質問ですが、今、2つの評価を経て、来年の秋ごろに中間取りまとめをやるということですが、今お話を伺っていますと、なかなかこれは始めたばかりで、やはりこれからだという感じがしました。第2期は28年度までで終わりなのです。最終評価を28年度中に想定されていらっしゃるのかどうかということを一点伺いたいです。あと、もし継続が可能だった場合、当然いろいろな取り組みを取捨あるいは追加することとなるので、これは第3期目にかかる事業だと私は思っていますが、その3期目以降に行う事業について難しいかもしれませんが、委員長にお伺い視します。その2点をお願いします。

(田中座長)

 それでは倉橋さんどうぞ。

(倉橋委員)

 私は資料5-4の説明をお聞きしたいです。河川モニタリング調査の25年度の調査結果の図があるのですけれども、生物指標でカワゲラとかヘビトンボなどのところです。これは見方についてですが、第1期と第2期で出現がある・なしとなっていますけれども、2期のところでは出現ありの数が少なくなっています。これは別に1期のときにあったものは、もうそれはそれでいるということが前提で、新たにここに出たということの意味なのでしょうか。見方のことです。

 それともう一つ、河川モニタリングのところで、BODの水質汚濁のところが悪くなっているという地点が、少ないですがありますよね。それのいわゆる問題点というか課題は、全くまざって汚れているのか、そこだけちょっと。

(田中座長)

 では、ほかに御質問の方がいらっしゃいませんか。では金森委員。

(金森委員)

 資料5-2で意見というか、考え方があればお聞きしたいのですが、9ページ右下で、経済的な評価、26年度とあって、これに関する資料が66ページにあります。森林の価値は代替法とあって、水源保全地域が提供する価値がCVMとあります。CVMはアンケートによって税金をいくらなら払えますよという仮想評価で確立された手法ですから、報告としては根拠のあるものでいけると思います。一方、代替法というのが前から気になっています。例えば、神奈川の森林は5000億円と出たときに、新聞などマスコミは数字だけを取り上げて大騒ぎになるわけです。お金はあっても買えるものではないので、誤解を招く恐れがあります。5年後、本当に公表できるのかということと、出したら何が起こるのか考えていますかということが気になります。

(田中座長)

 では、長縄委員。

(長縄委員)

 質問とは違いますが、本日、委員会が開かれているので、お話をお伺いしたいです。東丹沢の宮ケ瀬周辺では広葉樹林整備がなかなか効果を発揮していないというところがあります。先日、8月8日に宮ケ瀬の森林について、県の方と意見交換をさせていただきましたので、提出資料ということで最後についている資料を提出させていただきました。こちらの宮ケ瀬周辺でも、人工林については水源林の間伐の結果がとてもよく、下層植生が回復している様子を私もよく拝見させていただいています。けれども、広葉樹林の整備箇所については、宮ケ瀬周辺で広葉樹林が残っている場所は特に急傾斜地で表土が薄く、植林に不適だったために残っているのかなと思われるところが多く見受けられます。ですから、そこではなかなか植生の回復が見られていない状況を拝見させていただいています。

 初期のころに比べて、広葉樹林の整備方針も最近は動植物を残すということに転換されていると思います。けれどまだ今年の冬においても広葉樹の伐採が確認された箇所がありますので、御紹介させていただきました。県からは間伐ということではなく、維持管理の経路設置ためにやむなく伐採されたと御説明をいただいたのですけれども、土砂の流出などもその後認められていましたので、ぜひ計画のときに、こういったなかなか植生の生育環境が厳しい中におけるやり方について御検討いただければと思います。

 もう一つは、これは提案させていただくのがいいのかわかりませんが、今後に向けてというお話もありましたので、大綱などに書かれていた内容を読ませていただく中で少し今後、御検討いただければということで、御質問させていただきます。この12の事業の中で、例えば森林保全の担い手の確保について書かれていますが、そのあたりは自然等の適正利用を推進するための専門知識やいろいろな施設の整備に反映する視点ということが書いてあります。例えば、そういう森林施設がありますけれども、今現在、県有施設の見直しということが言われておりまして、札掛森の家も見直しの対象とされております。

 それから、水環境教育・学習の推進ということも資料の中に書いてあると思いますが、その中に、次世代を担う子供たちに水の大切さや水を育む水源環境について理解していただくために、そういう情報発信を進めていくということがうたわれています。例えば丹沢のビジターセンターにつきましては、丹沢湖のビジターセンターや宮ケ瀬のビジターセンターがダム湖の近くにありますので、毎年多くの小学生の子供たちがあそこで水とエネルギーのことを学んでいます。毎年ビジターセンターでは水源地としての大切さをたくさんの子供さんたちが団体で訪れますので、自然体験という観察会的なものなどで伝えているわけです。けれど今、宮ケ瀬ビジターセンターも、そして丹沢湖ビジターセンターも、廃止の方向が打ち出されています。

 今現在は、水源環境税は施設に使われていないですけれども、水源環境保全の施策の中にしっかり位置づけられてはいないのですけれども、活動自体としては先ほど事業の中に入っていなくても間に合うのでというお話がありました。ですので、既存の施設を生かすことで、今行われている事業をつぶすことなく、効果をより発揮できる部分もあると思います。ですので、ぜひ計画の中で、水源環境税の使い道や、今現在、事業の中で扱われていないけれども、同じような目的を持った既存の施設や事業についても今後御検討していただければありがたいかなと思います。

(田中座長)

 さて、ここまでになりまして、これからお答えできる範囲でお答えいただきたいと思います。

 さて、ちょっと一回、交通整理を私のほうから簡単にさせていただいて、あとは鈴木委員長からお答えしていただくもの、それから事務局からお答えするもの、あるいは科学センターからお答えするもの、いろいろあるかと思いますけれども、ちょっともう一回振り返りたいと思います。一つは中門さんからですか。資料のつくり込みの仕方で重複があるということで、これは施策調整モニタリングが1回目と2回目で、たまたま同じものが出てきて、それで、たぶん取り込み側で何か重複が入ったのだろうと思います。これはよく注意することにさせていただきます。

 それから2つ目の御質問は、各市町村で、管内の事業所に対して地下水の関係の調査をしているデータを持つ。それが今回の地下水モニタリングのようなデータに何か活用されているのかどうか、その関係性はどうなっているのか。こういう御質問がありましたので、これはどちらが答えるのか、事務局のほうで回答をお願いします。

 それから、坂井さんのほうからは、何か難しい話ですね。しかし、生き物がいるということがその地域にとっては価値があることだし、住民にとっても誇りと思えるような意識づくり、あるいは県民づくりというか、地域づくりと。そういうことは大事だし、その方向でぜひ進めていきたいなと、そういう趣旨の御発言をいただきたいと思います。確かに生き物と共生する、自然と共生する地域・暮らし・社会というのは価値があるという御意見をいただいたと思います。確かにそのとおりです。

 さて、佐藤さんからは、経済的評価のあり方について何でやるかということをもう一回触れてほしいと、こういうことかと思います。

(佐藤委員)

 ええ、そうです。

(田中座長)

 それから、そのことに関連して、やはり林さんのほうからは、直接的な骨子としては、28年度までこの第2期計画があるけれども、最終報告というのはどういうタイミングで出るのですかという御趣旨です。その御質問の意味は、少しこの評価報告書、ここで今、資料の5-2という冊子がやや前倒しの傾向でつくられてはいます。これは恐らく意図としては最終年度に引っぱって、実は次の事業に継続できないというおそれがあるので、少し早目に前倒しで評価結果を県のほうに出したらどうかという見込みがあります。これも最終年度の扱いをどうするかということについては、事務局がわかればちょっと聞かせていただきたいです。

 それから、倉橋さんからは、これは河川モニタリングの確認・質問であって、カワセミカワゲラの出現の見方とか、BODのある地点について聞かせていただきます。

それから、金森さんからは森林の代替、活用かな、代替法ではなくて何か価値の仕方を金額換算すると、かえって誤解を招くおそれがあるので慎重にしたほうがいいのではないか。もし扱うとしたら、どういう意図で扱うのか教えていただきたいということであります。

 さて最後に、長縄さんからなかなか、私もぱっと伺って、さてどうしたものかということですが、一つは、宮ケ瀬周辺の広葉樹林の整備にまだ幾つか課題があって、これをこの事業で、あるいはほかの事業も含めた県の事業にきちんと対処していく必要があるのではないかということ。それからもう一つは、県の全体的な施設の統廃合ですね。特にビジターセンターの統廃合のような問題があって、しかし、よくそれが活用される施設にまた統廃合されると。これは水源環境保全事業の中で何か位置づけられないだろうか。そのような趣旨のお話だったでしょうか。御趣旨が違えばもう一回後でお願いします。

 では、鈴木委員長からお願いします。

(鈴木委員)

 今、全部は作れませんが、私のほうからは大きな問題からいくと、森林事業にいろいろ入らないかということです。それは多分、県のお考えもあるかとは思いますが、これはこの県民会議の意見としてまとめていくという立場があります。それに限らずほかの御意見も十分伺って、点検結果報告書に入れ込むということだと思います。

 それから、森林の経済効果の仕方は、これも事務局から御説明いただければいいかと思いますが、私のほうから、本当は資料5-2を御説明するときに言えばよかったのですが、きょうは委員の方に御理解いただいているかと思いますが、CVMや代替法というようなものを使って評価を行うということで、別途、専門家の委員会をつくって、本年度4回ぐらい会議を行って調査を進めるということです。言ってみれば、かなりレベルの高い専門家が企画をして実施をされます。有識者委員は県民会議の伊集委員も入っておられますし、また京都大学の栗山教授とか5人の教授で準備をされていると伺っていて、施策委員会でも御紹介をいただきました。

 それから、お金に換算する話なのですが、これは私どもも昔から随分議論をしていて、例えば母親の母乳の価値を代替法で牛乳何本と言えるかというような提案は常にあります。多分こういう評価をされる方はそういう議論を十分御理解の上で今、賛成の立場でおられることだと思います。そういうお金にして表現する心配というのはもちろん持っていないわけではありませんが、この今の専門の委員の方を私は信頼できるのではないかという考えもあります。

 それから、井戸の話ですね。多分ほかの産業関係での調査データだと思いますが、今、私が持っていますのは先日というか、今年になって水循環基本法というものを聞きました。水に関する法律は極めて多方面の各省庁にわたっていて、従来ばらばらだったけれども、それもなるべく連携してやりなさいというのが、その水循環基本法の精神のようです。新たに内閣府にその推進の部局もできたようですので、県としてもその水循環基本法の精神で、この評価においても考えていく予定は、御質問の趣旨にはまって進捗するかなと思っています。

 私のほうからは以上です。

(田中座長)

 では、事務局から1件、補足的な話です。直接的には河川モニタリングの話になるかと思いますので、では、内山さんから。

(環境科学センター)

 環境科学センターのほうからお答えさせていただこうと思います。今、鈴木委員のほうから、地下水の件の御指摘はごもっともです。水源としての地下水に関してですけれども、先ほど御質問いただいた件に関しましては、本来であればこれは資料提供した大気水質課がお答えするものだろうと思いますが、私も環境部の人間なので、かわりにお答えさせていただきます。

 相模川水系の流域の用水量を御報告いただいているのは、地盤沈下対策で情報を収集している関係もございまして、それの水質のデータというのは県側では収集してございません。この水質の、地下水のモニタリングのマップに置かれていますのは、事業所は含まれてございませんので、現時点でのそういったリンクというのは非常に難しいかなというふうに考えております。現状がそうだということを御理解いただきたいと思います。ただ、鈴木委員がおっしゃっていたのは、今後そういう考え方が地下水に関しては必要だということは、十分に検討が今後必要だと思います。

 そして、私の先ほどの説明が言葉不足で大変申しわけございませんでした。資料のまず57ページで、先ほどの生物図のカミムラカワゲラとヘビトンボに関しましてのところは、御指摘のとおり、第1期のところで確認をされたものが今回はいなかったか、前いなかったところに出たかという対比の色分けのみになっております。これで5年間の変化を見られるのかという御指摘はあろうかと思いますけれども、そういう結果であったということを御報告させていただきたいと思います。

 それから、BODのところですけれども、こちらは相模川水系の川で鳩川というところがあります。これは都市河川になってございまして、非常に因果関係が複雑でございます。その検証については、今回のこの調査報告ではなされてございませんので、その件を答えさせていただきます。以上です。

(田中座長)

 あと、何か経済的な手法の扱いとか、最終報告の扱いです。お願いします。

(事務局)

 佐藤委員と金森委員から御指摘のありました経済評価の関係について、お手元の資料の5-2のA3判の9ページをごらんいただければと思います。A3の9ページの一番の下のところの総合的な評価の方法という中に、中ほどに、水源保全地域の経済的価値の評価を今年度実施するということになります。県民会議のほうで事業評価をどうやっていくかという話の中で、上にありますように、12のそれぞれの事業に関するモニタリングや評価はやられてきています。

 このタイミングにございますように、2次アウトカム、最終アウトカムに向かって集約されて、全体で評価するような体系にはなってはおります。ただ、その既存事業も含めた事業全体を統括して評価する方法というのは、なかなか前半10年の時間の中では難しいという現状もございます。そういった中で全体をどうやって評価するか、それからその評価結果をいかにわかりやすく見ていただくかという課題認識の中で、その経済的な評価をぜひやってみようということで、県民会議からも御意見をいただいて、実施するに至っております。

具体的な方法としましては、先ほど鈴木委員長からお話もありましたCVMコンジョイント分析というお話がありました。県民の方にアンケートをとりまして、県民の方がこの施策の前半10年に対してどう評価するのかといったことをアンケートをとって、その分析をする方法でございます。例えば生物多様性ですとか市場価値でなかなか換算ができない自然環境を金額換算して評価する方法でございまして、CVMもそうした手法です。日本語では仮想的市場評価法といっております。

 アンケートで、前半10年の施策をやってきて、これだけ水源環境がよくなっていますと、それに対してあなたは幾ら支払いますかということで支払い意志額といっていますが、そういったものをアンケートの中でお尋ねをして、それを集計して、水源環境の価値が向上した部分を金額換算する。そういった手法でございます。

 先ほど金森委員からも代替法についての御指摘がありましたけれども、今回このようにCVM等の県民の方にアンケートをとって評価をしていただく、そちらの方法をメインで考えております。代替法も実施をしますけれども、参考にそういったものも行いますけれども、基本となるのはCVM等の県民の方による評価を主体として実施する予定でございます。

 あと、平成28年度の施策評価についてのお話がありましたけれども、ワークショップ、それから総合評価ということは27年度を中心に行いますけれども、28年度の評価につきましては、第2期の5か年の点検結果報告書という形で、これはでき上がるのが29年度ということにはなりますけれども、その第1期の5年間、28年度最終的に出た5年間の評価を報告書でまた総括していただくという予定をしております。以上です。

(田中座長)

 宮ケ瀬ダムのビジターセンターの話と広葉樹整備の話をお願いします。

(自然環境保全センター)

 長縄委員の広葉樹の整備について、こちらでお答えをします。写真は宮ケ瀬周辺の広葉樹整備地です。御指摘のように、平成9年度、水源の森林づくり事業を始めた当初、受光伐等の森林整備を行った箇所です。平成9年に確保しまして、10年から整備をしました。写真の3段目でしょうか、広葉樹を大きく伐採した箇所につきましては、当時はシカの採食による影響がそれほど顕著ではなかったため、伐採により林床を明るくすることで、植生が回復すると考えておりましたが、シカの頭数密度が特に高い地域であったことから、思うように植生が回復しなかった現場です。

 しかし現在、水源の整備の手引を昨年度、改定しまして、広葉樹整備につきましては最低限の伐採と、簡易工作物による土壌保全工を中心とする方向を示したので、今後はこのような極端な現場にはならないようなものと考えております。また、ここの一段目の写真にありますけれども、管理用径路設置のため広葉樹を伐採したとあります。径路は管理上は必要だとは理解していただきたいとは思いますけれども、このような北側で条件の厳しいところ、また表土の浅いところでは、広葉樹を伐採し補修材料とするのではなくて、もう少し材料の購入も必要だったかなとは考えております。なお、今日いただいた広葉樹の課題につきましては、9月4日に水源の整備の担当者会議を開催する予定です。この件につきまして、再度しっかりと職員に周知したいと考えております。

(事務局)

 それから、ちょっと補足なのですけど、この写真の後半に載っておりますけど、ここは地域水源林といいまして、市町村が主体となって取り組んでいる森林整備の形です。ここに関しても、経過としましては今、野口部長の話されたような形でなっております。これは、水源の手引というものは同様に改定されましたことを受けて、平成25年から市町村の説明会とかの中では植生の回復のモニタリングの結果の研修とか、それから手引の説明を行って、市町村の担当にも周知・徹底を図っています。

 それから、写真の最後の土砂の流出している写真があると思います。これは平成22年と23年に大きな台風が集中的にありまして、そのときに集中豪雨で、沢にたまっていた土砂や流木が至るところで出てきました。その関係の写真、そのような状況で出た土砂の写真かなと思いまして、このいわゆる整備によって流されたものではないのではないかと感じています。以上です。

(田中座長)

 それと、県有施設の話はどうですか。

(事務局)

 ビジターセンターとか札掛の森の家についてのお話がございました。それで、先ほど鈴木委員長からお話がございましたように、第3期に向けては、今、水源税が出ている事業と、それから水源税を充てないで一般財源で対応している事業。このあたりのところを精査していくということになります。

 ただ、ビジターセンターとか札掛の森の家について、現在の状況だけちょっとお話をさせていただきます。現在の状況というか当時の状況も含めてですが、平成19年度にこの水源税を導入したときに、当初ビジターセンターそのものが入っていたかどうかは、ちょっと記憶がありませんけれども、環境学習に寄与するような事業あるいは自然公園系の事業、こういうものも税の充当事業にしてはどうかという議論がございました。ただ、それをやっていきますと、かなり幅広に事業がふくらんで、それだけに限らないのですが、かなりふくらんでいくということで、今の税額ではとても間に合わない。当時100億くらいの金額だったと思うのですが、そのくらいの金額にふくらんでしまうということになりました。そのいろいろな議論を得て、現在の水源税の充当事業は、直接効果がある事業に絞るという考え方が導かれて、現在の40億という数字に落ちついたという経緯がございます。

 したがって、先ほどの資料の9ページ、A3のあれを見ていただければわかると思うのですが、既存事業でやっているものであっても、あるいは水源税を充当している事業であっても、例えば直接、森に手を入れるとか、そういった事業にかなり限定されているということがおわかりになると思います。

 そういうことで、環境学習系とか自然公園とか、ほかにもあるのですけれども、直接とは言い切れないだろうといった事業は一般財源で、これまでの県民の皆さんから通常の税金でいただいている中でやっていこうという整理になっております。この辺のところを第3期に向けてどういうふうに考えていくのかということはあるかと思うのですが、事務局として、その辺のところはハードルがかなり高いのかなという感じは思っております。以上です。

(田中座長)

 ありがとうございました。とても熱心にご議論いただきました。今後の検証課題もありますし、それから経済的評価の話もありまして、ぜひ参考にしていただければと思います。

 それで、ひとまず今日は次の議題もありますので次に移るのですが、もし今日の全体の資料についての御質問がありましたら、遠慮なく事務局にお寄せください。それで、場合によっては両委員長、それからチームリーダー、それから場合によっては私に振り分けていただいて、お答えできることはお答えしたいと思います。本当はとことん質疑の時間をつくればいいのですが、いろいろな議題、それから先ほど言いました夜の会議ということもあって、あまり夜遅くまで使うのもいかがかなと思います。もし、追加の御質問がある方は恐縮ですが、事務局のほうにお問い合わせください。ですが、あまり時間をとるのもあれなので、1週間ぐらいのうちに送っていただければ対応するようにしましょう。

 方法はメールでも、ファクスでも、あるいは質問の意図が形のなるものがいいです。そういう形で、よろしくお願いいたします。

 

2 報告事項

(田中座長)

 それでは、報告事項がまだ残っておりまして、2点あるようでございますので、この点について報告をお願いしてよろしいでしょうか。

(資料6-1~6-2により、事務局より報告)

 

(田中座長)

 ありがとうございました。今の御説明を含めて、本日の議題全体にわたって、もし次回に向けてぜひこういうことをしたい、あるいはこんなことの要望等がございましたら、お知らせいただければと思います。

(中門委員)

 簡単に。今年度、今後非常に大事なことだと思います。これは神奈川新聞の8月5日号だと思うのですけれども、「水源保全環境保全事業が8年目になって、これから目に見える成果と課題を出していきます」というような記事が出ておりました。その中に「丹沢再生へ観測重ね」というがあったのですけれども、当然、今は「緑のダムについて模索をしておりまして」ということです。きょうは施策検討委員会でいろいろやられている緑のダムという内容と思うのですけれども、この中で最後の記事として、「森林の水源涵養機能は、洪水軽減や渇水緩和の働きをする緑のダムと呼ばれているが、一部で懐疑論もある」と書かれています。それと、このような緑のダムということで、いろいろ影響を取り込んでやっているのだという、この懐疑論というのは何だと知らないで、ただ読んでいるだけだと、いろいろな疑惑を持ちながら、これを見ていくということもあり得る可能性があります。丹沢は神奈川新聞を読んでいる方も少ないということもあるかは知りませんけれども。

 そこで、ちょっと提案ですけれども、こういう一部で懐疑論があるというところがあるのですけれども、この懐疑論というのは何かというのをきちんと見えるようにしておかないといけないのではないかと。これを私はちょっとお聞きして、先生に「ちょっと懐疑論でここに出ているのですが、どうでしょうか」と言ったら、「これは、いろいろデータをとっているときに、上がっている水源のデータがいろいろと関係ないから、そこのところが見えないのだろう」というお話をされました。

 それから、「太田猛彦先生の『森林飽和』という本を見たら載っているのではないか」という御紹介をいただいたので、そちらを読みました。そしたら数ページにわたって書いてあるのですけれども、この懐疑論というところまでは、こういうことが書いてあるのです。この緑のダムがいいよということであれば、森はいいよということでやっているのですけれども、それに対して懐疑論があるということは、これも見えるように少なくとも我々が出てやっていかないといけないかなというふうに感じました。これの議論はないようですが。

(田中座長)

 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。それではありがとうございました。遅くまで8時10分になりまして、申しわけありませんでした。しかし内容がある審議でありました。また、大変大量な資料が出るものですから、いつもまだ十分目通しができない前にまた皆さんのほうにお出しになっているかなと。先ほど申し上げましたけれども、追加の御質問や確認したいことがありましたら、遠慮なくお出しいただければと思います。

(会議終了)

このページの先頭へ戻る

会議資料

次第

資料1-1 平成26年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金交付決定事業一覧

資料1-2 第45回市民事業専門委員会の結果概要

資料1-3 「第4期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書」からの課題取組状況と今後の方針・対応案

資料1-4 平成26年度市民事業交流会企画案

資料1-5 平成26年度市民事業専門委員会活動スケジュール(案)

資料2-1 平成26年度事業モニターチーム活動検討会の結果について

資料2-2 平成26年度事業モニターチーム活動計画(案)

資料2-3~2-4 事業評価シート

資料2-5 平成26年度事業モニター実施計画(案)

資料2-6 平成26年度第1回事業モニターについて

資料3-1 平成26年度県民フォーラム・コミュニケーションチーム合同検討会(第1回・第2回)結果概要

資料3-2 第22回水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム活動結果報告

資料4 平成26年度水源環境保全・再生かながわ県民会議等イベント予定、リーフレット配布計画

資料5-0 施策調査専門委員会の検討状況について

資料5-1 水源環境保全・再生施策の総合的な評価ワークショップについて

資料5-2 水源環境保全・再生施策の総合的な評価(中間評価)に向けた報告書(案)(その1)

資料5-2 水源環境保全・再生施策の総合的な評価(中間評価)に向けた報告書(案)(その2)

資料5-3 森林のモニタリング調査(平成25年度実績・平成26年度計画)

資料5-4 河川のモニタリング調査平成25年度の調査結果平成26年度の調査計画

資料5-5 水源環境保全・再生施策特別対策事業平成25年度実績、平成26年度計画

資料6-1 県外上流域(山梨県)における水源環境保全・再生施策の普及・啓発結果概要

資料6-2 平成26年度水源環境保全・再生事業現地見学会実施結果報告

参考資料 第4期水源環境保全・再生かながわ県民会議委員名簿

このページの先頭へ戻る

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。