未病指標

掲載日:2019年12月26日

未病指標(ME-BYO Index)について

超高齢社会を乗り越えていく上で、最も重要なコンセプトは「未病」という考え方です。

未病とは、健康と病気を「二分論」の概念で捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、この全ての変化の過程を表す概念であり(図1)、2017年2月に閣議決定された国の「健康・医療戦略」においてもその重要性が盛り込まれました。

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              図1 上:健康と病気の二分論 下:未病コンセプト

個人の行動変容を促進していくためには、自分が「健康」と「病気」のグラデーションのどこにいるのか、具体的な数値などで「見える化」することが必要です。そこで、ICTやビッグデータを活用し、エビデンスに基づいて、自分の現在の未病の状態や将来の疾病リスクを数値で見える化する「未病指標」の構築について、平成29年度から研究会を設けて検討を進めてきました。
この指標により、個人の現在の未病の状態や将来の疾病リスクを数値で見える化し、自分の未来の姿を知る「自分ごと化」を図ることで行動変容を促し、加齢や生活習慣などによる機能の衰えの改善につなげることが期待できます(図2)。

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          図2  未病指標のイメージと未病指標を活用したエコシステムのイメージ

未病指標を誰もが簡単に、継続して活用してもらうため、数多くの測定項目から、WHOが提唱する「内在的能力(Intrinsic Capacity)※」と整合を図りながら、簡易に個人の能力を測定できる15項目を選定しました(図3)。これを、4つの領域ごとに重み付けし、総合的な心身の状態として未病指標の値を算出します。また、領域ごとの数値も算出することで、どの領域を改善すればいいのかを確認することができます。
未病指標は、まずは使いやすいモデルを示して実際に活用し、並行して詳細なデータの蓄積・検証を進めることで、精緻化を図っていきます。

※WHOが構築する「内在的能力(Intrinsic Capacity)」は、高齢者の機能的能力の低下を防ぎ、最大限に伸ばせるように開発している指標です。
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                   図3 指標算出のための測定項目

今年度末には、県民の皆さんがスマホを用いて簡便に未病指標を活用できるように、マイME-BYOカルテに実装することを予定しています(なお、将来予測値は、3年程度の検証を経て実装予定)(図4)。

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                   図4 マイME-BYOカルテへの実装イメージ





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