入庁10年目職員からのメッセージ

掲載日:2017年4月13日

平成29年3月10日に開催した「平成29年度神奈川県職員採用試験に向けた説明会」の概要をご紹介します。

知事室 大司 敏幸 主任主事 

 大司主任主事の写真

キャリアステップについて

 私が採用されたのは平成19年4月。入庁からほぼ丸10年が経とうとしています。
 この10年間で4箇所の所属を経験してきました。
 これまで経験してきた所属と主な業務について、順を追って簡単にご説明します。

 

(1)県央地域県政総合センター環境部環境調整課(3年間)

 最初に配属されたのは、県央地域県政総合センター環境部環境調整課でした。

 廃棄物を処理するには、許可が必要で、産業廃棄物に関しては県と政令市が許可権限を持っています。そんな処理業の許可を出したり、事業者への指導監督をしていました。

 

(2)健康危機管理課感染症対策グループ(2年間)、健康危機管理グループ(1年間)

 次に配属されたのは、健康危機管理課感染症対策グループでした。

 2009年の新型インフルエンザ(H1N1)のパンデミックが起こった翌年の4月に保健福祉局の健康危機管理課に異動しました。前年の夏過ぎ頃からはやり出して、年越し後に少しずつ落ち着いてきたところでした。

 ここの部署では新型インフルエンザ対策のための予防接種に対しての補助金の取りまとめ事務を行いました。また、新型インフルエンザが大流行してしまった場合に備えての抗インフル薬の備蓄体制を整えたり、鳥インフルエンザが県内の農場で発生してしまったときに鳥の殺処分をする人員に対して、健康診断を実施するマニュアルを作成する仕事などもしていました。

 あとはポリオワクチンというのがありますが、数年前まで、日本では飲む生ワクチンでした。生ワクチンはウィルスの毒性を弱めたものなので、ポリオという感染症になってしまう危険があるということで、接種控えが生じていました。そこで、国に先んじて、県が独自にポリオの毒性を完全に無くした不活化のワクチンの予防接種事業を始めるという経験もしました。

 災害医療救護関連業務では、DMAT(Disaster Medical Assistance Team)に携わりました。平成23年、2011年の3月には、東日本大震災が発生し、神奈川からDMATを派遣したり、県庁の執務室が医療救護本部となって県のDMAT本部が置かれ、医療救護チームを被災地に派遣するという経験をしました。24時間対応でしたので、DMATの隊員と執務室内で泊まったこともありました。

 そして最後の年はグループが変わりまして、課の予算担当をやりました。これは内部事務的な業務ではありますが、課で所管している事業や関連する新規の事業について、財政当局に対し予算要求し各種調整を実施するというもの。県の事業は予算無しでは成り立たないので、県の予算の仕組みについて勉強になった一年でした。

 

(3)長期民間企業派遣研修 京浜急行電鉄株式会社(1年間)

 次に配属されたのは、京浜急行電鉄株式会社でした。鉄道本部の計画営業部企画課というところに、長期民間派遣制度を利用して、1年間派遣に行ってきました。

 営業企画担当として沿線への旅客誘致をしました。京急線にいかに乗っていただくかということをミッションに、鉄道利用を絡めたイベントなど販促活動を実施していました。ご存知の方がいるかもしれませんが、みさきマグロきっぷなども企画している部署です。

 特に私が担当していたのは、羽田空港線です。京急は羽田の国際線に駅を持っていますので、そこを拠点に、いかに外国人を誘致できるかということをやっていました。羽田の国際線到着ロビーに多言語対応のインフォメーションセンターを持っていて、浴衣を着て外国人をお出迎えするキャンペーンの企画をやらせてもらいました。

 

(4)知事室政策推進グループ(現在)

 4か所目は、知事室政策推進グループというところで、いま3年目です。知事室というと知事の秘書業務のようなものを想像する方も多いかもしれませんが、私がいる政策推進グループでは広報的業務やそれに伴う部署との調整などを実施しています。

 月に2、3度ある知事の定例記者会見では、各所管課とコメントを調整します。具体的にいうと、知事が政策的に世間に発表したい内容や、各所管課が発表したい事業を、県庁内にある記者クラブで発表します。滞りなく実施するための事前準備というイメージです。

 また、年に4回ある神奈川県議会の定例会においては、知事が行う答弁の事前調整をします。

 その他にも、各種調整、調査、広報、イベント企画・開催とありますが、要するに何でもやるということです。今ですと、かなチャンTVという動画をyoutubeで発信しています。この立ち上げをやったり、よしもとの芸人さんと県政をPRしたり、いろいろなイベントをやっています。私はこれまで、ストリートダンスのイベントや神奈川県のマンガ、アニメなどをPRするイベントを実施しました。

 色んなことをやっているのですが、知事をいかにして支えるか、知事が推し進めている施策がどうすれば実現できるか、どうすればより一層県民の皆さんや世間にPRできるかを考えて仕事をしています。その手段として、イベント開催があったり、かなチャンTVがあったり、所管の部局との調整があったりします。選挙で選ばれた県民の代表である知事ですので、そこを支えることが、神奈川県民のためになることだと思って仕事をしています。

 

やりがいについて

 どんなことにも積極的に取り組むということが大切ですが、県の事業は多種多様です。どんな部署に行くかは分かりません。ただ、その仕事の中で自ら主体的に興味を持って臨めば、結果はそのまま県民の生活に直結してくることが多いです。例えば、私が以前いた部署だと、廃棄物処理の業務は県民の生活環境に直結しますし、保健福祉局での業務は、インフルエンザ対策、ワクチン接種、医療救護業務など、県民の健康や命に直結します。

 また、イベント開催や他の企画などでも自分が積極的にPRを実施したことなどで、新聞に掲載されたり、ネットニュースなどで話題になったりすることもあります。そういう意味では手ごたえを肌で感じられる職場が多いかもしれません。

 

神奈川県職員として働くことの魅力

 多様な働き方が出来るということ。それは業務内容だけでなく、神奈川県という山も川も海も都会もある地域環境の多様さも含めてです。

 また、チャレンジしやすい環境があります。少なくとも私が今まで経験した職場では、先輩、後輩はあまり関係なく、仕事を任せてもらえる環境だと思います。もちろん、業務経験や年次によって多少の差はありますが、誰かの手伝いだけではなく、自分が業務の主任として若いうちから任されますので、いい意味で鍛えられるかなと思います。

 

神奈川県に来てほしい人材

 どんなことにも興味を持てる人。多種多様な業務がある中で、どんなことにも興味を持てる人がいいと思いますし、業務外のことにも興味を持って、いつもアンテナを高くはっていられる人がいいかと思います。そうしていくうちに得た経験や知識がどこかで役立つかもしれません。

 次に、積極性のある人。世の中はすごいスピードで動いてますし、県民のニーズも日々変わっています。新しい課題もどんどん出てきます。そんな中、誰かに言われたからではなく、自分の頭で考え、行動に移せる積極性のある方を求めています。

 最後に、県の課題を解決するには予算を使って実施するだけではなく、民間企業、NPO等の外部の方々との協力が無くては成り立ちません。外に積極的に出て行って、課題解決に向けて協働してくれる企業等と関係を作らなければなりません。ですので、県ではいろいろな部署で、民間企業等と包括協定や個別協定などを結んで、協働しています。また、これは企業だけではなく、個人レベルでもそうですし、県の組織の中でも言える事です。一人でやれることはたかが知れています。仲間・同僚・上司などと一緒にアイディアを出しながらやるものだと思います。悩んだら相談すればいい。そういった、個人レベルでも、組織のレベルでも、周りと協働してできることが重要ではないでしょうか。

最後に

 県の取組みを毎日発信している、かなチャンTVをぜひご覧ください。県職員がほぼ全て企画・撮影・編集しています。これを見れば県の施策や方向性など色々と分かると思います。ぜひご覧いただき、政策の御理解に役立ててください。

神奈川県

このページの所管所属は 人事委員会事務局 です。