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令和7年10月14日発行

前号

神奈川県 インフルエンザ情報(3)40週

神奈川県では、第40週(2025年9月29日~10月5日)のインフルエンザの定点当たり報告数が2.47となり、前週に比べて増加しています。
インフルエンザ施設別発生状況調査では、インフルエンザウイルスAH3亜型、インフルエンザウイルスAH1亜型が検出されています。感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、咳が出るときはマスクをするなどの咳エチケットを心がけましょう。また、体調不良のときは無理せず身体を休めましょう。
予防接種は発症予防、重症化予防に有効です。効果が現れるまで約2週間かかるといわれているため本格的な流行に入る前の接種をご検討ください。

インフルエンザは、県内約250か所の定点医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

[1]年別・週別報告数の状況

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
35週 36週 37週 38週 39週 40週
8月25日
~8月31日
9月1日
~9月7日
9月8日
~9月14日
9月15日
~9月21日
9月22日
~9月28日
9月29日
~10月5日
全国 0.35 0.50 0.72 0.80 1.04 1.56
全県注1 0.50 0.39 0.66 0.71 1.24 2.47
県域注2 0.32 0.37 0.92 0.56 0.98 1.85
インフルエンザ入院患者数 基幹定点12病院合計
全県 1 - 2 1 1 5

注1:全県とは、横浜市、川崎市、相模原市を含む神奈川県全域のことを指します。
注2:県域とは、横浜市、川崎市、相模原市を除いた神奈川県の地域を指します。

[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年第38週~2025年第40週)

2025年第40週は60~69歳、80歳以上を除いた全ての年齢で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

(9歳以下 全県 再掲)

9歳以下で見ると、0~5か月を除いた全ての年齢で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年第38週~2025年第40週)

鎌倉保健福祉事務所及び鎌倉保健福祉事務所三崎センターを除いた全ての保健福祉事務所・センターで、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

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[4]インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)

インフルエンザ施設別発生状況調査では、2集団9例中9例からAH1亜型が、4集団13例中9例からAH3亜型が検出されています(10月7日時点)。

注:神奈川県各保健福祉事務所・センターと藤沢市および茅ヶ崎市保健所管内の学校等のシーズン初発事例1集団ずつを対象として神奈川県衛生研究所で実施している調査

参考ページ

<全国のインフルエンザ情報>

<インフルエンザに関すること>

<神奈川県の感染症の発生状況>