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令和5年10月10日発行

神奈川県 インフルエンザ情報(4)39週

神奈川県では、第34週(8月21日~8月27日)のインフルエンザの定点当たり患者報告数1が全県1.34、政令指定都市を除く県域1.08となり、流行開始の目安となる「1」を超えました。第39週(9月25日~10月1日)は全県15.05、県域12.78と注意報レベルの基準「10」を超えましたので神奈川県は10月5日に記者発表外部サイトを別ウィンドウで開きますしました。

新型コロナウイルス感染症の流行以前と比較して、注意報レベルに達したのが早く、新型インフルエンザが海外から入り流行した2009年の第41週全県21.63より2週早いです。現在のサーベイランスが始まってから年内に注意報レベルに達したのは他に2014年第50週全県12.52と2019年第49週全県12.86だけです。

新型コロナウイルス感染症も定点当たりの報告数が全県8.30、県域9.65と同時に流行しています。感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。

[1] 年別・週別報告数の状況(全国2023年以外は、神奈川県全県。2023年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
34週 35週 36週 37週 38週 39週
8月21日
~8月27日
8月28日
~9月3日
9月4日
~9月10日
9月11日
~9月17日
9月18日
~9月24日
9月25日
~10月1日
全国 1.40 2.56 4.48 7.03 7.09 9.57
全県 1.34 2.74 5.45 9.37 8.85 15.05
県域 1.08 2.91 5.55 8.29 7.96 12.78
1 インフルエンザは、県内約380か所のインフルエンザ/COVID-19定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。

[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県全県 2023年第37週~第39週)

11カ月以下を除く、全ての年齢・年齢群で患者数が多くなっています。特に5~9歳および10~14歳の患者が2倍弱増加しています。基幹定点12病院へのインフルエンザ入院者サーベイランスでは6例:年齢群は10歳未満3例、10歳代3例が報告されています。

(9歳以下 全県 再掲)

[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2023年第37週~第39週)

インフルエンザの定点当たり報告数が横浜市14.96、相模原市10.11、横須賀市10.64、藤沢市10.88、平塚保健福祉事務所20.18、三崎センター14.33、厚木保健福祉事務所12.00、大和センター10.25となり注意報レベルを今シーズン初めて超えました。
また、川崎市22.85、茅ケ崎市23.64、鎌倉保健福祉事務所15.60で注意報レベルを引き続き超えています。

[4] インフルエンザ様疾患発生報告(神奈川県全県 2023年第36週~第39週)

第39週に学級閉鎖等のあった保育所・学校等は207施設、患者数は3044名でした。

2 インフルエンザ様疾患発生報告は保育所や学校等の閉鎖数や欠席者数等を計上する報告です。
3 学級閉鎖等とは、休校、学年閉鎖学校数、学級閉鎖学校数の合計を示します。

[5]インフルエンザウイルス検出状況

* 2023年9月26日時点集計のため、2023年8月分は今後掲載予定
4 神奈川県各保健福祉事務所・センターと藤沢市および茅ヶ崎市保健所管内の学校等のシーズン初発事例1集団ずつを対象として神奈川県衛生研究所で実施している調査

参考ページ

<全国のインフルエンザ情報>

<インフルエンザに関すること>

<神奈川県の感染症の発生状況>