令和4年12月23日発行

神奈川県衛生研究所

【緊急速報(6)】神奈川県 インフルエンザ情報

インフルエンザの流行が始まりました!! 

神奈川県内では、第50週(12月12日から12月18日まで)のインフルエンザの定点当たり患者報告数が「1.05」となり、前週の「0.45」から増加し、流行開始の目安となる「1」を超えました。
新型コロナウイルス感染症の流行以前と比較して、流行の速度は緩やかではありますが、インフルエンザは例年1月から2月にかけて最も流行することから、感染予防と感染拡大の防止のため、外出先から帰ったらこまめに手を洗い、せきやくしゃみが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。


インフルエンザは、県内378か所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

【定点当たり報告数の週別推移(2018年~2022年神奈川県全県、2022年全国)】

【定点当たり報告数の週別推移(2022年神奈川県全県、全国)】

【定点医療機関からの報告数の推移(2022年第44週~第49週(10月31日~12月11日)神奈川県)】

警報・注意報について。警報レベルとは大きな流行が発生または継続しつつあることを示し、注意報レベルとは流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。インフルエンザの注意報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が10以上の場合です。警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が30以上で始まり、10未満で終息します。

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