令和4年12月16日発行

神奈川県衛生研究所

【緊急速報(5)】神奈川県 インフルエンザ情報

第49週の定点当たり報告数が0.45となり、第46週から4週連続で前週に比べて増加しています。
年末年始には人と人との接触の機会が増えることが考えられます。また生活リズムが乱れ、体調をくずしやすくなりますので注意が必要です。
インフルエンザの本格的な流行シーズンはこれからです。2022年から2023年にかけて、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されます。
基本的な感染対策の徹底に加え、インフルエンザ流行前のインフルエンザ予防接種をご検討ください。


インフルエンザは、県内378か所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

【定点当たり報告数の週別推移(2018年~2022年神奈川県全県、2022年全国)】

【定点当たり報告数の週別推移(2022年神奈川県全県、全国)】

【定点医療機関からの報告数の推移(2022年第44週~第49週(10月31日~12月11日)神奈川県)】

警報・注意報について。警報レベルとは大きな流行が発生または継続しつつあることを示し、注意報レベルとは流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。インフルエンザの注意報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が10以上の場合です。警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が30以上で始まり、10未満で終息します。

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