令和4年8月10日発行

神奈川県衛生研究所

【緊急速報】神奈川県 インフルエンザ情報

神奈川県では新型コロナウイルス感染症の陽性者が増加している一方で、インフルエンザの報告が4週続いてされており、県内の一部地域では集団発生も確認されています。
『コロナの検査で陰性だったから…』と安心していませんか?実際に、コロナの検査では陰性であったが、インフルエンザの検査で陽性であったという事例も発生しています。発熱や咳などの症状が生じた場合には、新型コロナウイルス感染症の感染だけではなく、インフルエンザへの感染も疑うようにしましょう。


インフルエンザは、県内378か所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

【定点当たり報告数の週別推移(2018年~2022年神奈川県、2022年全国)】

【定点当たり報告数の週別推移(2022年神奈川県、全国)】

【定点医療機関からの報告数の推移(2022年第25週~第30週(6月20日~7月31日)神奈川県)】

警報・注意報について。警報レベルとは大きな流行が発生または継続しつつあることを示し、注意報レベルとは流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。インフルエンザの注意報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が10以上の場合です。警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が30以上で始まり、10未満で終息します。

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