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令和5年6月19日発行

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神奈川県 RSウイルス感染症情報(3)23週

RSウイルス感染症は、RS(respiratory syncytial)ウイルスによる感染症です。主に乳幼児に多く、感冒様症状(発熱・咳・鼻汁等)から重症の細気管支炎・肺炎など、様々な呼吸器の症状を起こします。特に、生後6か月未満で感染すると、重症化のリスクが高いと言われています。高齢者施設で集団発生する場合もあり、二次性細菌性肺炎により重篤化する場合もあります。乳幼児が周囲にいる場合は、予防のためにマスクの着用や丁寧な手洗いを心がけましょう。2015年以前は秋に流行のピークがありましたが、近年は夏にも報告数の増加がみられます。2021年に6~7月を中心とする大きな流行があり、神奈川県でも第28週に、政令指定都市を除く県域で定点当たり報告数が8.59に上りました。今後の発生動向に注意が必要です。


RSウイルス感染症の届出数は、小児科定点として定められた医療機関(神奈川県内234ヵ所2023年3月24日時点)からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の届出数を届出医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのRSウイルス感染症の届出数をあらわしています。

  1. 年別・週別報告数の状況
    神奈川県における2023年のRSウイルス感染症の届出数は低く推移していましたが、19週頃から増加傾向が見られます。第23週(6月5日~6月11日)は全国2.64に対して、全県1.51、政令指定都市を除く県域1.70でした。国内では西日本を中心に流行しています。

    19週 20週 21週 22週 23週
    5月8日
    ~14日
    5月15日
    ~21日
    5月22日
    ~28日
    5月29日
    ~6月4日
    6月5日
    ~11日
    全国 1.04 1.56 1.95 2.12 2.64
    全県 0.25 0.49 0.70 0.91 1.51
    県域 0.27 0.36 0.52 0.69 1.70
  2. 保健所別発生状況(グラフ)
    23週(6/5~6/11)は、県域では厚木保健福祉事務所管内が6.33と多く報告されました。
  3. 全県の年齢・年齢群別の状況(グラフ)
    年齢群別では、幅広い年齢層で、報告数が増えています。

<参考ホームページ>


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