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第7号(令和4年8月1日発行)

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神奈川県 RSウイルス感染症情報(7)

RSウイルス感染症は、RS(respiratory syncytial)ウイルスによる感染症です。主に乳幼児に多く、風邪のような症状から重症の細気管支炎・肺炎など、様々な呼吸器の症状を起こします。乳幼児が周囲にいる場合は、予防のためにマスクの着用や十分な手洗いを心がけましょう。例年は秋ごろが流行のピークですが本年はすでに発生報告数の増加がみられるので、今後の発生動向に注意しましょう。


RSウイルス感染症の報告数は、小児科定点として定められた医療機関(神奈川県内234ヵ所)からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのRSウイルス感染症の報告数をあらわしています。

  1. 年別・週別報告数の状況
    2018年、2019年は全国的に7月頃から報告数の増加傾向がみられましたが、2020年は流行がみられず、2021年に6~7月を中心とする大きな流行がありました。
    神奈川県における2022年の報告数は、5月頃から増加してきましたが、第29週は前週に比べ減少しました。
    全国の報告数は増加を続けていますので、引き続き注意が必要です。
  2. 保健所別発生状況
    小田原保健福祉事務所管内で報告数が増加し続けています。
  3. 年齢群別累積報告数の状況
    年齢群別では、2歳未満で50%、3歳未満で73%、5歳未満で95%を占めています。

<参考ホームページ>