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令和6年8月14日発行

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神奈川県 手足口病情報（7）31週

警報を発令中です！

手足口病は、コクサッキーウイルスA群とエンテロウイルス71型が主な原因となる感染症です。主な症状は、手、足、口の中にできる水疱性の発疹です。主な感染経路は、咳やくしゃみ、会話などによる飛沫感染と、水疱の内容物や便に含まれるウイルスが手などを介して口や目などの粘膜に入って感染する経口感染や接触感染があります。予防接種や特別な治療法はありません。予防には、咳エチケットや手洗いが有効です。
また、治癒後もしばらく便中にウイルスが排出されるため、排便後やおむつ交換後は手洗いをしっかりと行い、タオルの共用を避けることが大切です。

[1] 年別・週別報告数の状況（2024年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ）

31週は全国、神奈川県ともに、前週に比べて定点当たり報告数が減少しています。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
26週 27週 28週 29週 30週 31週
6月24日
～6月30日		 7月1日
～7月7日		 7月8日
～7月14日		 7月15日
～7月21日		 7月22日
～7月28日		 7月29日
～8月4日
全国 8.45 11.46 13.34 11.72 11.93 9.57
全県 7.65 11.71 14.68 13.24 12.94 8.64
県域 7.97 13.63 16.34 15.08 13.66 9.62

[2]定点当たり報告数の保健所別推移（神奈川県　2024年29週～2024年31週）

29週時点では小田原保健福祉事務所足柄上センターを除く保健所等で警報レベル（5）を超えていましたが、鎌倉保健福祉事務所三崎センターでは30週に、相模原市では31週に警報レベル（5）を下回りました。

[3]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数（神奈川県　2024年29週～2024年31週）

定点当たり報告数は1歳が最も多くなっています。

[4]手足口病疑い患者からのウイルス検出状況（神奈川県衛生研究所実施分　8月5日時点速報値）

6月以降に採取された手足口病患者検体30検体の検査結果は以下のとおりです。

注：1検体からコクサッキーウイルスA6型とライノウイルスが重複検出されています。

全国でもコクサッキーウイルスA6型の検出が多くなっています。（国立感染症研究所：手足口病患者から分離・検出されたウイルス、2020～2024年（病原微生物検出情報）外部サイトのPDFが別ウインドウで開きます（2024年8月13日アクセス）

［参考リンク］