令和4年10月21日発行

神奈川県衛生研究所

神奈川県 新型コロナウイルス感染症情報(132)

2022年第41週(10月10日~10月16日)の報告数は9,852例と、前週の11,310例に比べて減少しています。(※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります)

感染症法施行規則の改正に基づき、令和4年9月26日から新型コロナウイルス感染症の発生届の対象が変更されました。届け出対象は下記の4類型となります。
①65歳以上の方
②入院を要する方(入院の必要性が生じる可能性があると医師が判断する場合も含む)
③妊娠している方
④重症化リスクがあり、かつ「新型コロナウイルス治療薬の投与」または「新たに酸素投与」が必要と医師が判断する方

発生届の対象外となった方や、抗原検査キットで陽性が判明した方は陽性者登録窓口に登録してください。詳細は神奈川県のWebページ(新型コロナ 全数届出の見直しについて)をご確認ください。
引き続き感染拡大防止のため、適切な場面でのマスク着用、手洗い、三密の回避等の基本的感染予防の徹底をお願いします。

【神奈川県の新型コロナウイルス感染症】

※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります。

(1)新型コロナウイルス感染症の週別報告数

2022年9月26日より新型コロナウイルス感染症の発生届の届出対象が変更されたことに伴い、2022年39週より、「医療機関から報告された患者数」に基づき計算しています。

(2)新型コロナウイルス感染症の保健所別報告数

(3)新型コロナウイルス感染症の年齢別報告数

☆新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスは2019年11月頃に中国湖北省武漢市で発生し、世界中に感染が拡大しました。ウイルスはSARS-CoV-2と名付けられ、このウイルスによる疾患はCOVID-19と呼ばれます。国内では2020年1月に初めて感染者が確認されています。2021年2月13日に感染症法が一部改正され、「新型コロナウイルス感染症」は指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に位置付けが変わりました。
現在日本国内で流行しているオミクロン株の主症状はのどの痛みや咳、鼻水など上気道の症状が多く、従来株や他の変異株に比べて味覚・嗅覚異常や肺炎は少なくなっています。

新型コロナウイルス感染症の予防

新型コロナウイルス感染症は、感染している人から咳やくしゃみ、会話などの際に排出される、ウイルスを含んだ飛沫やエアロゾル(飛沫より小さな、水分を含んだ状態の粒子)を吸い込むことが主な感染経路と考えられています。マスクの着用、手洗い、アルコールによる手指消毒、三密(密閉、密集、密接)を避ける、などの感染対策を徹底しましょう。
ウイルス除去には、家庭用洗剤(有効な界面活性剤を含むもの)、アルコール(70%以上)、塩素系漂白剤の希釈液(次亜塩素酸ナトリウム0.05%希釈液)、加熱(80℃で10分以上)が有効です。

新型コロナウイルス感染症を疑う症状があったら

新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル
☎0570-056774(一部IP電話などつながらない場合は045-285-0536)
注意:保健所設置市(横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)にお住まいの方は、各市のコールセンターにお電話ください。

【新型コロナウイルス関連情報】

注:リンクは掲載当時のものです。リンクが切れた場合はリンク名のみ記載しています。

神奈川県

厚生労働省

国立感染症研究所