令和4年2月25日発行
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神奈川県 新型コロナウイルス感染症情報(99)
2022年第7週(2月14日~2月20日)の報告数は51,492例と前週の55,405例に比べ減少していますが依然として高い水準を保っています。保健所別では平塚保健福祉事務所、鎌倉保健福祉事務所管内で報告数が増加しています。年齢別では80歳代と90歳以上で報告数が増加しています。また報告数は減少していますが、全体に占める割合は10歳未満、40歳代、50歳代、70歳代で増加しています。
現在、神奈川県では特措法に基づくまん延防止等重点措置が実施されています。期間は2022年1月21日から2月13日までとなっていましたが、感染拡大が続いているため3月6日まで延長されました。措置内容の詳細については県ホームページの『特措法に基づくまん延防止等重点措置に係る神奈川県実施方針』をご確認ください。
感染拡大をくい止めるために、マスク着用、手洗い、三密の回避等の基本的感染予防の徹底をお願いします。
〇 新型コロナウイルス感染症患者の日別報告数と移動平均線(7days)
(2021年12月30日~2022年2月23日 神奈川県)
* | 移動平均(7days)は、6日前から当日までの7日間の報告数の平均値を示しています。 月曜日は、全体的に患者報告数が少ない傾向にあります。 これは、週末に医療機関が休業することなどの人為的な問題により、PCR検査数が減少するためです。 移動平均では、そうした影響を除外することができるため、全体の感染動向が分かり易くなります。 |
〇 新型コロナウイルス感染症患者の日別報告数と移動平均線(1month)
(2020年4月11日~2022年2月23日 神奈川県)
〇 移動平均(7days) 東京都との比較
(2020年3月21日~2022年2月23日)
【神奈川県の新型コロナウイルス感染症】
※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります。
(1)新型コロナウイルス感染症の週別報告数
(2)新型コロナウイルス感染症の保健所別報告数
(3)新型コロナウイルス感染症の年齢別報告数
☆新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスは2019年11月頃に中国湖北省武漢市で発生し、世界中に感染が拡大しました。ウイルスはSARS-CoV-2と名付けられ、このウイルスによる疾患はCOVID-19と呼ばれます。国内では2020年1月に初めて感染者が確認されています。2021年2月13日に感染症法が一部改正され、「新型コロナウイルス感染症」は指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に位置付けが変わりました。
現在日本国内で大流行しているオミクロン株の主症状はのどの痛みや咳、鼻水など上気道の症状が多く、従来株や他の変異株に比べて味覚・嗅覚異常や肺炎は少なくなっています。
新型コロナウイルス感染症の予防
新型コロナウイルスは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり(飛沫感染)、ウイルスが付着した手で鼻、口を触れたりすることによって感染します(接触感染)。マスクの着用、石鹸を使った手洗い(できない場合にはアルコール消毒)、3密(密閉、密集、密接)を避ける、などの感染対策を徹底しましょう。 ウイルス除去には、家庭用洗剤(有効な界面活性剤を含むもの)、アルコール(70%以上)、塩素系漂白剤の希釈液(次亜塩素酸ナトリウム0.05%希釈液)、加熱(80℃で10分以上)が有効です。
新型コロナウイルス感染症を疑う症状があったら
新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル
☎0570-056774(一部IP電話などつながらない場合は045-285-0536)
注意:保健所設置市(横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)にお住まいの方は、各市のコールセンターにお電話ください。
【新型コロナウイルス関連情報】
注:リンクは掲載当時のものです。リンクが切れた場合はリンク名のみ記載しています。
神奈川県
- 新型コロナウイルス感染症対策ポータル(神奈川県)
注︓令和6年6月6日現在、「新型コロナウイルス感染症について」に名称が変更されています。 - 県内の最新感染動向
- 新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
- 新型コロナウイルス変異株への対応について
厚生労働省
国立感染症研究所