令和7年10月10日発行
令和7年10月20日更新
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神奈川県 ARI情報 2025年40週
急性呼吸器感染症（Acute Respiratory Infection: ARI）は、急性の上気道炎（鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎）又は下気道炎（気管支炎、細気管支炎、肺炎）を呈する病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれ、飛沫感染等により周囲の方にうつしやすいことが特徴です。
詳しくはARIサーベイランスが始まりました！をご覧ください。
＊15週時点の情報から掲載を開始しました。
＊集計時点が異なるため、各保健福祉事務所からの報告と一致しないことがあります。
[1] 週別・定点当たり報告数の状況（神奈川県、2025年15週～40週）
40週（9月29日～10月5日）は、全国58.86、全県70.47、県域67.71でした。
| 5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
| 35週 | 36週 | 37週 | 38週 | 39週 | 40週 | |
| 8月25日 ～8月31日 |
9月1日 ～9月7日 |
9月8日 ～9月14日 |
9月15日 ～9月21日 |
9月22日 ～9月28日 |
9月29日 ～10月5日 |
|
| 全国 | 49.75 | 53.92 | 59.83 | 53.05 | 54.70 | 58.86 |
| 全県 | 55.92 | 59.62 | 65.23 | 58.33 | 63.28 | 70.47 |
| 県域 | 49.71 | 51.99 | 61.91 | 51.35 | 59.10 | 67.71 |
＊県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です
また、県内のCOVID-19、インフルエンザ及びARIの動向は以下のとおりです。
[2] 年齢階級別・定点当たり報告数（神奈川県、2025年38週～40週）
40週（9月29日～10月5日）は、前週と同様、1-4歳が最も多く、次いで5-9歳、10-14歳の順でした。0歳を除くすべての年齢階級で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。
[3] 保健所別・定点当たり報告数（神奈川県、2025年38週～40週）
40週（9月29日～10月5日）は、小田原保健福祉事務所足柄上センター及び厚木保健福祉事務所を除くすべての保健所で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。
[4] 病原体検出状況（神奈川県衛生研究所実施分）
＊病原体検出や集計等に時間を要するため、[1]～[3]より遅れての掲載となります。
（1）年代別検出結果（2025年40週検体採取分）
40週は27検体から、A型インフルエンザウイルスが2件、SARSコロナウイルス2が2件、ヒトパラインフルエンザウイルス2が1件、ライノウイルス/エンテロウイルスが3件検出されました。
| ＊ | 1症例（15～19歳） | ： | A型インフルエンザウイルス・SARSコロナウイルス2が同時検出。 |
| ＊ | 1症例（40～49歳） | ： | RSウイルスA型・ヒトパラインフルエンザウイルス4が同時検出。 |
（2）検出結果の週別推移（2025年15週～40週検体採取分）
注：各週の病原体情報をご参照ください。
