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令和7年3月5日発行

前号

神奈川県 伝染性紅斑情報(19)8週

ヒトパルボウイルスB19による感染症で、通常4-14日(21日程度になる場合もある)の潜伏期間の後、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に網目状の紅斑が現れます。通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。また、妊婦が感染すると胎児水腫や流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少をおこすことがあります。紅斑の出現前にかぜ様の症状がみられますが、感染力は発疹出現前のこの頃に最も強く(発疹出現後には感染力は消失)、飛沫感染や接触感染により感染するため、日頃より手洗い・咳エチケットを心がけて、感染を予防しましょう。

定点当たり報告数の減少が続いていますので、毎週の情報発信は終了します。今後は必要時情報発信いたします。

[1] 年別・週別報告数の状況(2025年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)

8週の神奈川県の定点当たり報告数は0.70でした。全国は0.56で、神奈川県の定点当たり報告数が全国の定点当たり報告数を上回る状況が続いています。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
3週 4週 5週 6週 7週 8週
1月13日
~1月19日
1月20日
~1月26日
1月27日
~2月2日
2月3日
~2月9日
2月10日
~2月16日
2月17日
~2月23日
全国 0.95 0.98 0.91 0.67 0.56 0.56
全県 1.56 1.59 1.54 1.11 0.80 0.70
県域 1.43 1.65 1.83 0.95 0.67 0.76

*県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です

[2]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年6週~2025年8週)

8週の定点当たり報告数は、相模原市、横須賀市、茅ケ崎市、平塚保健福祉事務所秦野センター、小田原保健福祉事務所足柄上センター、厚木保健福祉事務所で前週に比べて増加しています。

[3]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年6週~2025年8週)

定点当たり報告数は2~7歳が多くなっています。

【参考リンク】