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令和6年12月24日発行

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神奈川県 伝染性紅斑情報(9)50週

警報を発令中です!

ヒトパルボウイルスB19による感染症で、通常4-14日(21日程度になる場合もある)の潜伏期間の後、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に網目状の紅斑が現れます。通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。また、妊婦が感染すると胎児水腫や流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少をおこすことがあります。紅斑の出現前にかぜ様の症状がみられますが、感染力は発疹出現前のこの頃に最も強く(発疹出現後には感染力は消失)、飛沫感染や接触感染により感染するため、日頃より手洗い・咳エチケットを心がけて、感染を予防しましょう。

[1] 年別・週別報告数の状況(2024年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)

50週の神奈川県の定点当たり報告数は1.91となり、警報レベル(2)を下回りました。全国は0.94で、神奈川県の定点当たり報告数が全国の定点当たり報告数を上回る状況が続いています。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
45週 46週 47週 48週 49週 50週
11月4日
~11月10日
11月11日
~11月17日
11月18日
~11月24日
11月25日
~12月1日
12月2日
~12月8日
12月9日
~12月15日
全国 0.36 0.56 0.51 0.89 0.92 0.94
全県 0.98 1.44 1.38 2.17 2.23 1.91
県域 0.57 0.69 0.73 1.09 1.36 1.31

*県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です

[2] 定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2024年48週~50週)

50週の定点当たり報告数が警報レベル(2)以上の地域は、横浜市、川崎市、茅ヶ崎市、厚木保健福祉事務所でした。また、川崎市、横須賀市、藤沢市、茅ケ崎市では前週に比べて増加しています。

[3] 年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2024年48週~50週)

定点当たり報告数は4~6歳が多くなっています。

【参考リンク】