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令和6年11月26日発行

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神奈川県 伝染性紅斑情報(5)46週

ヒトパルボウイルスB19による感染症で、通常4-14日(21日程度になる場合もある)の潜伏期間の後、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に網目状の紅斑が現れます。通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。また、妊婦が感染すると胎児水腫や流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少をおこすことがあります。紅斑の出現前にかぜ様の症状がみられますが、感染力は発疹出現前のこの頃に最も強く(発疹出現後には感染力は消失)、飛沫感染や接触感染により感染するため、日頃より手洗い・咳エチケットを心がけて、感染を予防しましょう。

[1] 年別・週別報告数の状況(2024年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)

46週の定点当たり報告数は神奈川県1.44、全国0.56となり、前週に続いて定点当たり報告数が全国を上回る状況が続いています。全国で見ると、東京都、埼玉県、神奈川県で報告が多くなっています。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
41週 42週 43週 44週 45週 46週
10月7日
~10月13日
10月14日
~10月20日
10月21日
~10月27日
10月28日
~11月3日
11月4日
~11月10日
11月11日
~11月17日
全国 0.25 0.33 0.33 0.37 0.36 0.56
全県 0.84 1.18 1.02 1.10 0.98 1.44
県域 0.57 0.61 0.64 0.49 0.57 0.69

[2] 定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2024年44週~46週)

定点当たり報告数は、横浜市、川崎市、相模原市、藤沢市、茅ヶ崎市、平塚保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所大和センターでは前週に比べて増加しており、横須賀市、平塚保健福祉事務所秦野センター、鎌倉保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所では減少しています。

[3] 年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2024年44週~46週)

定点当たり報告数は4~6歳が多くなっています。

【参考リンク】