かながわなでしこファーマーズ

女性農業体験研修レポート(10月6日、13日、20日 実施)

女性農業体験研修レポート(10月6日、13日、20日 実施)

参加者
農業は未経験で知識や技術はないが農業に関心がある、将来は神奈川県内で就農することを検討している女性 15 名

神奈川県の農業概要や就農事例の紹介、農作業実習(野菜)、農業機械実習など 15 名

3日間の日程で農業体験研修を実施

10月6日、13日、20日と3週続けて土曜日に行われた今回の企画は「女性農業体験研修」。農業に関する様々な〝手ほどき〟を行っている、神奈川県立かながわ農業アカデミーのスタッフが研修の講師を担当。神奈川県の農業について概要をレクチャーしたり、実際に農業に就いた人の事例を紹介したりと座学的な内容も盛り込まれ、参加した皆さんは真剣な表情で話に聞き入っていました。

3日間の日程で農業体験研修を実施

研修のメインは「農作業実習」

3日間の日程中、そのすべてに「農作業実習」組み込まれ、参加者は農業の〝リアル〟を肌で感じていた様子。2日目のプログラム(午前)では、プロさながらの作業着や長靴、手袋を身に付けた参加者が、県内で実際に農業を営む大先輩の指導の下で「枝豆」の収穫作業にチャレンジ。「将来的に生業にしたい」と目論む参加者の本気度は高く、いわゆる観光農園の果物狩り体験などとは全く異なる真剣な雰囲気が枝豆畑を包み込んでいました。

研修のメインは「農作業実習」

主催者側もプロ仕様で

参加者たちの意気込みに応えるべく、作業当日もし雨が降っても雨合羽を着用して収穫を実施するプログラム内容を構築するなど、より実践的な研修を実践。収穫作業を終えた後も、土壌を保護していたビニールシートの撤収方法や、次の収穫に備え種まき作業に移りやすいような地ならし作業などについてもしっかりとレクチャーしていました。

主催者側もプロ仕様で

こうした、表面的な作業体験ではなかなか知りえない様々な苦労を感じた参加者からは「(ビニールシ ートの)撤収作業が一番の重労働なのだと初めて知りました」等といった感想の声が聞かれるなど、プロ仕様の研修内容で農業の本質の一端に触れていた様子でした。

主催者側もプロ仕様で

仕分け、袋詰め作業も

また農業を「仕事」として捉えてもらうため、収穫した野菜を大きさや出来栄えごとに選定し、商品として販売するために必要となる「袋・ネット詰め作業」の指導も実施。

仕分け、袋詰め作業も

講師からは「収穫したものをそのまま食べてしまうのであれば、それは家庭菜園の延長。農業としては〝売る〟という点を意識し、商品としてどうしていくかが大切」といった主旨の説明があり、参加者たちは大きく頷いていました。

仕分け、袋詰め作業も