米国の臨界前核実験に対する議長声明
掲載日:2013年8月20日
米国の臨界前核実験に対する議長声明
米国が、本年4月から6月の間に新型臨界前核実験を行っていたことが米国政府関係機関の発表により明らかになった。
核兵器を廃絶し恒久平和を実現することは、唯一の被爆国である日本国民共通の悲願であり、また、多くの米軍基地が存在する神奈川県900万県民の強い願いでもある。
従来から、神奈川県議会では、核実験の実施について、強く反対する旨の声明を出してきたが、再びこのような形で核実験が繰り返されたことは極めて遺憾である。
今回の核実験は、オバマ大統領自身が提唱した「核のない世界」の理念に反するものであることを指摘するとともに、かかる米国の対応は、国際的な核軍縮の流れに逆行するものと言わざるを得ない。
神奈川県議会を代表し、この旨強く抗議する。
平成25年8月20日
神奈川県議会議長 古沢 時衛