会社を休むほどじゃないけど、いまいち調子がすぐれない……

それって、未病じゃない?

2017.06.07
会社を休むほどではないけれど、なんとなく体調が悪い。自覚症状はないのに、健康診断の数値が悪くなっている。それって、もしかすると「未病」かもしれません。あなたは本当に大丈夫ですか? まずは体の状態を確認してみましょう。

そもそも「未病」とは?

安静時に平熱よりも1度高い熱があれば、それはきっと病気でしょう。しかし0.8度なら? 0.5度は? 実は人間の体の状態は「ここまでが健康、ここからが病気」と明確に区別できるものではありません。そしてこの健康と病気の間の状態を「未病」と呼ぶのです。特に近年は生活習慣病や老化に伴う虚弱化が大きな問題となっています。平均寿命は全国的に高水準にある神奈川県ですが、さらに高齢になっても健康的で自立した生活ができる「健康寿命」を延ばすことがこれからの課題。そのためには病気になってから病院に行くのではなく、この「未病」を改善することで病気自体を防ぐことが大切なのです。

明確に区別できるものではない

「健康」と「病気」がはっきり区別されているイメージ画像

健康と病気の間の状態が「未病」

「健康」と「病気」があいまいで、その部分が「未病」になっているイメージ画像

神奈川県の平均寿命と
健康寿命の比較(平成22年)

神奈川県の平均寿命と健康寿命の比較画像。画像に続いてデータの詳細があります。
神奈川県の平均寿命と健康寿命の比較
性別 平均寿命 健康寿命 平均寿命と健康寿命の差
男性 80.36歳 70.09歳 9.46歳
女性 86.74歳 74.36歳 12.38歳
出典:平成24年厚生労働科学研究費補助金による「健康寿命における
将来予測と生活習慣対策の費用効果に関する研究」

こんな方は「未病」かもしれません!

  • 日常生活で
    疲れやすい

  • 夜ぐっすり
    眠れない

  • 手先、足先などが
    冷える

  • 風邪を
    ひきやすい

  • 食生活が
    とても
    乱れている

  • ときどき
    急な
    頭痛がある

あなたは大丈夫?

未病の改善に向けて

いかがでしたか? 他人事だと思っていた「未病」への考えを改め、自身の体と向き合ってみませんか?
神奈川県が取り組んでいる「未病」の改善策は「食」・「運動」・「社会参加」という3つの柱。まず「食」は、毎日の食事のこと。日々の食事に意識を向けてみましょう。神奈川県では健康にうれしい食材を使用したレシピも公開しています。
次の「運動」は、日常生活にスポーツや運動を取り入れること。歩くことが寝たきりや骨粗しょう症、また、うつ病などの予防に有効というデータもあるように、生涯にわたって健康的に生活していくためには体を動かすことが大切です。
そして3つ目の「社会参加」も忘れてはなりません。ボランティア活動、趣味、稽古ごとをしている人の方が、より自立度が高いというデータも、人との交流が健康的な暮らしをもたらすことを証明しています。未来へ向けて一歩ずつ、今から行動を起こすことが大切です。
「食」・「運動」・「社会参加」が相互につながったイメージ図

ボランティア活動の有無と自立率

ボランティア活動の有無と自立率のグラフ画像。
出典:東京都健康長寿医療センター研究所長期継続研究(TMIG‒LISA)