更新日:2023年8月1日

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おいしい水について

おいしい水の要件とその結果について掲載しています

おいしい水とは

 厚生省(現厚生労働省)が設置した「おいしい水研究会」から、昭和60年に「おいしい水」の要件7項目が報告されています。水には多くの成分が溶け込んでおり、その量やバランスによって水の味が変化します。
 水の味をよくする成分として、カルシウム、マグネシウム等や蒸発残留物がコクとまろやかさを、水に溶けた炭酸ガス(遊離炭酸)が清涼感を与えます。また、水の味を悪くする成分は有機物等や残留塩素があり、これらが多いと臭気が強くなり味を損ないます。さらに、水温が水の味に関係することもよく知られており、水質要件では20℃以下となっていますが、15℃以下がおいしさの適温といわれています。

県営水道の水道水

 県営水道の水道水は、「おいしい水」の要件をほぼ満たしています。

令和4年度平均値

項目 単位※2

おいしい水

の要件

寒川浄水場系

給水栓

(鎌倉市津)

谷ケ原浄水場系

給水栓

(相模原市緑区日連)

蒸発残留物 mg/L 30から200 119 105
カルシウム、マグネシウム等(硬度) mg/L 10から100 65 55
遊離炭酸 mg/L 3から30 3.9 1.9
有機物(全有機炭素(TOC)の量)※1 mg/L 2以下※1 0.5 0.4
臭気強度 3以下 1未満 1未満
残留塩素 mg/L 0.4以下 0.5 0.5
水温 20以下 19.0 17.6

※1 おいしい水の要件では、有機物指標には「過マンガン酸カリウム消費量」が用いられていますが、平成16年4月に水質基準が改正され、有機物指標は「過マンガン酸カリウム消費量」から「全有機炭素(TOC)の量」に変更されたため、県営水道では「全有機炭素(TOC)の量」を代用して評価しています。

 おいしい水の要件である過マンガン酸カリウム消費量3mg/L以下は、TOCの量2mg/L以下に相当し、県営水道はこれを満たしています。

※2 mg/L:水1リットルの中に含まれている物質の量(ミリグラム:1,000分の1グラム)です。

 

水道水をおいしく飲むためには

 おいしさの適温である10から15℃に冷やして飲んでください。
 においが気になる方は、5分程度沸騰させた後、冷やすとさらにおいしく飲んでいただけます。
 ただし、沸かした後の水は法令で定められた残留塩素が除かれ、消毒効果が無くなっていますので、早めにお飲みください。

 

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