更新日:2024年8月14日
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平29年度神奈川県畜産環境コンクールの結果です
最優秀賞(県知事賞) | 有限会社原牧場 | 肉牛部門 |
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優秀賞 | 株式会社柏木牧場 | 乳牛部門 |
優秀賞 | 株式会社みやじ豚 | 養豚部門 |
優秀賞 | 有限会社ホソヤファーム | 養鶏部門 |
優良賞 | かきざわ牧場 | 乳牛部門 |
優良賞 | 株式会社よこやま牧場 | 養豚部門 |
優良賞 | 丸久畜産 | 養豚部門 |
奨励賞 | 有限会社平本畜産 | 肉牛部門 |
奨励賞 | 有限会社井澤種豚研究所 | 養豚部門 |
審査員特別賞 | 有限会社石田牧場 | 乳牛部門 |
その他、県審査会(平成29年12月21日実施)に推薦された優良事例をいくつか紹介します。
→「平成29年度畜産環境コンクール:その他事例紹介」のページへ
部門 | 農場名 | 部門 | 農場名 |
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乳牛部門 | 小方 理雄 | 養鶏部門 | 森正養鶏場 |
乳牛部門 | 井上 剛 | 肉牛部門 | 笠原農園 |
養鶏部門 | 寿雀株式会社 |
藤巻局長挨拶 |
受賞農家集合写真 |
畜舎正面、入口には適切な植栽と花の植え込みがなされ、常に除草が行き届いている。通路には不要なものは一切置かれていない。 |
平成28年度に繁殖牛舎を新設し、今年度より肥育と繁殖を行う一貫経営となった。肥育舎は繁殖牛舎と同様、清潔感に溢れている。 |
肥育牛舎、繁殖牛舎ともに衛生管理区域をゲートで仕切っている(写真は繁殖牛舎)。入退場時以外は常に閉めているので、関係者以外の立ち入りはできない。 |
飼槽は汚れもなく清潔に管理されている。ハエ対策は、飼槽の裏側(牛の顔が届かない場所)に薬剤を塗布することで、駆除している。 |
敷地境界部のフェンスにはネットが張られており、野生動物の侵入を防止している。 |
稲作農家と協力し、水田約18haから収穫した60tの稲わらをロール状に調整・保管し、肥育牛の飼料として活用。協力農家には堆肥を供給し、耕畜連携の取組が実践されている。 |
肥育素牛の素質、血統選びに妥協せず、繁殖牛を導入している。また、子牛と母牛を同牛房で管理している。 |
畜産クラスター事業(機械導入事業)で導入した飼料攪拌機でチモシーと稲わらを細断、撹拌し、離乳した子牛が食べやすい大きさにして給与している。 |
畜舎は築45年と古いが、メンテナンスしながら大切に使われている。農場周辺は常に除草が行き届き、来場者への配慮を欠かさない。 |
徹底した清掃や周辺住民への配慮、環境美化に取り組んだ結果、畜舎に併設された直売所は、地域から愛され、県外からも客が訪れるほど人気がある。 |
病原体侵入防止のため、隣接する駐車場には車両消毒槽を設置し、消毒槽を通らないと駐車できないようになっている。 |
牛舎内は整理整頓が行き届き、資材や不要なものは置かれていない。また、こまめな清掃により、ハエの発生が少ない。 |
完成堆肥は袋詰めされ、隣接する園芸店舗で委託販売し、好評である。 |
畜舎から出る汚水は家畜用浄化槽で処理され、河川に放流される。40年以上使用しているが、メンテナンスを定期的に行うことにより、現在も常に良好な処理水質が保たれている。 |
浄化槽の能力に余力があるため、井戸水を一輪車に溜めて、通路とバーンクリーナーに一気に流すことで、ふん尿等のこびりつきを抑制し、綺麗で衛生的な状態が保たれている。 |
交雑種の子牛は疾病損耗防止のため、カーテンで風を遮り、豊富な敷料により保温管理している。 |
畜産、露地野菜、施設園芸農家が集中する農業振興地域に位置しており、農場全体の環境保全を図りながら、周辺地域に配慮した都市共存型養豚経営を実現している。 |
農場の敷地境は、ネットフェンスや生け垣で仕切られており、除草、清掃も徹底され、清潔感に溢れている。生け垣のヒバの手入れは自ら実施している。 |
農場入口には立ち入りを制限する看板と消毒ポイントを設置し、衛生管理区域を明確に視覚化している。 |
畜舎から出る汚水は家畜用浄化槽で処理。メンテナンスを定期的に行い、現在も処理水質は良好に保たれている。 |
家畜ふんは堆肥化装置で堆肥化処理している。発酵処理過程で発生する排気は、脱臭槽で脱臭される。 |
子豚の時期から集荷まで、同じ母豚から生まれた同腹子豚のみを同豚房で管理し、豚にストレスがかからないよう配慮している。 |
将来、雇用確保が困難になることを見据え、ロボット技術を取り入れた経営体制の実現を目指し、洗浄ロボットを導入した。 |
良質堆肥を供給するため、堆肥の一部はサツマイモ畑に自家利用し、耕種農家の目線に立った堆肥の品質管理に取り組んでいる。 |
本場。道路から見える鶏舎横にはユーモラスな形に刈り込まれた木が並び、空いた土地には四季を彩る花が植栽されている。 |
分場。あまり人目にふれない鶏舎と敷地境界の間にも、不要なものはなく、常に除草され、きれいに保たれ、清潔感がある。 |
農場入口の消毒ポイント案内板に従い、来場車は消石灰帯を通過して、駐車場付近にある車両消毒用の動力噴霧機で車両消毒を実施する。 |
農場内は整理整頓が行き届き、鶏舎入口には消石灰帯を設置して鶏舎内に病原体を持ち込まないように衛生対策を徹底している。 |
堆肥化処理時の臭気抑制効果が期待される酵素を鶏に飲水投与して、鶏ふん発酵時の臭気抑制を図るなど、農場の臭気低減に努めている。 |
堆肥舎には野鳥の侵入を防止する防鳥ネットを設置している。また、更に十分な発酵を行うために床面にエアレーション用の配管を設置した。 |
堆肥は発酵温度の確認をして、切り返し作業を実施している。 |
堆肥保管庫。完成した堆肥は成分分析により品質を管理し、市内外の耕種農家の畑までダンプで運搬し、耕畜連携の取組を実践している。 |
畜舎周辺は常に清掃と整理整頓されており、雑草等もなく、花や植栽などで美化されて清潔感と居心地の良さを併せ持つ農場である。 |
飼養衛生管理基準を守ったうえで、農場内への近隣住民の出入りを歓迎し、植栽にも気を配っている。 |
牛舎内は隅々まで清掃が行き届き、従業員が牛舎に入る度に除ふんを励行し、ふん尿をできるだけ貯めないようにしているため、ハエの発生が少ない。 |
飼料は飼槽に掃き寄せられ、飼槽表面は常に乾いており衛生的である。 |
堆肥化処理施設の搬出口が道路に面しているため、消費者が持って行けるようになっている。道路を挟んで反対側には住宅街が建ち並んでおり、施設の管理に気を配っている。 |
酪農教育ファームの認証牧場として、多くの小学生を受け入れ、酪農を通して、食や仕事、いのちの学びを提供している。 |
運動場に牛を出しているときは、近所の住民が集まって見に来る。小学校の社会科見学の受け入れや保育園等の散歩コースにもなっており、園児は牛舎の外から牛舎内の牛を見ることができる。 |
除草のために羊の飼養を始め、畜舎周囲の雑草がなくなっただけでなく、訪れる子供たちにも人気がある。乳用種であるため、今後は搾乳やチーズ作り体験も視野に入れている。 |
豚舎前や豚舎入口には鉢植えがあり、四季折々の花で豚舎に彩りを添えている。 |
道路の脇のサザンカはチャドクガ予防に努め、定期的に手入れを行っている。秋から冬にかけてピンク色の花が咲き、通る人の目を楽しませている。 |
農場前の道路は散歩する人が多く、親子連れもよく通り、立ち止まって豚を観察していることが多い。畜主は積極的に声をかけるよう心掛け、地域の人との交流を大切にしている。 |
新しい豚舎のカーテンは豚舎では珍しい断熱カーテンを使用している。田んぼの上を通ってきた風は時には寒すぎることがあるため、豚舎内の温度を保ち、肥育豚にストレスを与えず健康に保つための配慮である。 |
離乳豚舎内はアニマルウェルフェアに配慮し、子豚が自由に動き回れるよう、十分な広さを確保している。 |
大型換気扇の設置により、豚舎内の換気が改善され、空気が滞留する場所はない。また、細霧装置により粉塵の拡散を防止すると共に、こまめな徐ふんと水洗、その後の木酢液の散布の実施等により、臭気の低減を図っている。 |
豚舎の窓やモニターには格子やネットが張られ、野鳥の侵入を防止している。また、豚舎内の温湿度によりカーテンの開閉を調整し、豚にストレスを与えない快適な環境づくりを心掛けている。 |
ふんは閉鎖型発酵処理施設と堆肥舎で堆肥化処理している。この施設は脱臭槽が併設されており、臭気の拡散を低減している。 |
農場は近隣の住宅に隣接しており、場内の整理整頓・環境美化に努め、地域住民に配慮している。 |
畜舎と駐車場の境には、カイヅカイブキの生け垣やプランターを設置し、良好な景観を維持している。 |
車両用の石灰帯を設け、豚舎脇には車止めと立入禁止の看板を設置している。また、外来者用に専用の長靴を用意し、豚舎入口に踏込消毒槽を設置するなど、衛生対策にも余念がない。 |
肥育舎を改築して、繁殖・分娩豚舎にした。新しくなった分娩豚舎は良好な飼育環境が確保できている。 |
繁殖舎の床はスノコ式で、ふんはスクレーパーで掃き、水洗している。給餌時間近くになると鳴き声が響くことから、給餌時間帯に配慮している。 |
繁殖豚舎の排水溝。流量を調節しながら、一日一回公共下水道へ排水している。 |
県畜産技術センターの「粉塵低減技術開発試験」にも協力し、臭気低減に努めている。 |
道を挟んで豚舎(右側)と住宅が隣接していることから、日頃より近隣住民との付き合いを大切にし、良好な関係を構築している。 |
市街化調整区域にある肥育牛舎。牛舎周辺は清掃され、不要なものはなく、除草もこまめに実施している。 |
牛舎入口に鉄製の扉を設置したことにより、カラスの侵入がなくなり、牛舎内の通路や飼槽の汚れが解消された。 |
牛舎内は風通しがよく乾燥しているため、ハエ等の発生が少ない。飼料はビール粕やおから等を調整したエコフィードと県内産稲わらを給与している。 |
堆肥はダンプにより野菜農家等へ配達販売し、売れ行きは順調で滞ることはない。 |
グリーンカーテンやプランターに植えた花により爽やかな景観を演出している。除草も徹底し、環境美化を実践している。 |
JAかながわ畜産事業センターの指導のもと開始した「5S活動」(整理、整頓、清掃、清潔、躾)が定着し、衛生対策にも成果が見られるようになった。 |
豚舎汚水は形状の異なる2つの家畜用浄化槽で浄化処理している。 |
県の「臭気対策プロジェクト」に参加し、「においセンサ」を利用した臭気測定を実施している。より効果的な臭気対策を具現化するため、関係機関とともに検討している。 |
国の農場HACCP認証について、今年度、維持審査を完了した。PDCAサイクルに基づき、衛生レベルの更なる改善を推進し、繁殖成績や乳質の向上等、経営に直結する成果をあげている。 |
畜舎出入口にはチェーンがかかっており、遠くからでも関係者以外立ち入り禁止であることが一般の方にも十分に伝わる。 |
8haの畑でデントコーン、エン麦、イタリアンライグラスの自給飼料生産に力を入れている。高齢化や担い手不足で地域の耕作放棄地が増える中で、農地の保全維持にも大きく貢献している。
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一般社団法人中央酪農会議が支援する「酪農教育ファーム認証牧場」でもあり、学校や教育現場と連携して、小中学生を受け入れ「酪農を通して、食と仕事、いのちと学び」を実践している。 |
このページの所管所属は環境農政局 農水産部畜産課です。