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神奈川県立金沢文庫で開催する講座・講演会等についてご案内いたします。
2026年1月10日
名古屋市中区にある大須文庫は、国宝「古事記」をはじめとする国宝4件、重要文化財37件に及ぶ貴重な文化財を所蔵しています。大須文庫の母体である真福寺宝生院(大須観音)は南北朝時代の創建ですが、所蔵品の多くは漢籍や奈良時代から鎌倉時代の書物です。寺の創建以前の書物が数多く伝わっていることは、その成り立ちに複雑な背景があることを示しています。
これらの指定品は、明治以降の国史編纂の基本文献として活用されてきました。近年では、指定品以外の調査も進み、大須文庫への多様な収集経路が徐々に明らかになっています。
今回の講演会では、真福寺宝生院の歴史、大須文庫に大量の書物が集積された理由、そして大須文庫の「古事記」が国宝に指定されるまでの経緯、さらには江戸時代後期から現在まで続く文庫整理の取り組みについてお話しします。
【日時】令和8年1月10日(土曜日) 13時30分から15時30分まで
【講師】鳥居 和之氏(宝生院真福寺大須文庫 文庫長/名古屋市蓬左文庫 元文庫長)
【会場】神奈川県立金沢文庫 大会議室(地下1階)
【定員】70名
【参加費】 当日の観覧券が必要(受講料は無料)
以下の、(1)または(2)のいずれかの方法によりお申込みください。
(1)講座申込フォームからお1人ずつお申込下さい。(一度に複数名の申込みはできません。)
(2)往復はがき(1人1枚)に住所・氏名・電話番号、希望講座名(開催日)を明記して神奈川県立金沢文庫(〒236-0015神奈川県横浜市金沢区金沢町142)へご郵送ください。
【申込締切】令和7年12月18日(木曜日)必着
神奈川県立金沢文庫
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